東京・仙川にあるラーメン店「麺処かず屋」。

仙川の駅前は店舗の入れ替わりが激しいエリアだが、長く安定して客を集め続けている店が「麺処かず屋」である。
派手な宣伝もなく、SNSでバズるタイプでもない。それでも常連が途切れないのは、どんな気分の日でも入れるメニューの豊富さとそのクオリティの高さ。
同店はいまや仙川の街の定番として定着している。
「麺処 かず屋」ってどんな店?

オープンは2020年12月16日。
「麺処かず屋」の本質は、専門特化よりも総合力にある。
鶏清湯の醤油らぁ麺、クリアな塩、香りを立たせた煮干し、鶏×魚介のつけ麺、追い飯まで想定したまぜそば、しっかりコクのある味噌。
ジャンルは多いが、どれも手抜きがない。
これだけメニューを抱えながら全体の水準を落とさない店づくりは、日常使いの強さに直結する。

店内はカウンター7席+テーブル8席の計15席。
清潔感があり、一人でもサッと入りやすいうえに、家族でも使える柔軟さを持つ。
さらに11:00〜23:00の通し営業。
味の専門性ではなく、いつ行っても満足できる安定感と使いやすさ。
それこそがかず屋が仙川で定着し続ける最大の理由だ。
醤油らぁ麺 880円 2025年12月訪問
仙川といえば「ラーメン二郎 仙川店」。
何度も降り立った土地だが他のラーメン店はあまり知らない。
と言うことで今回は「麺処かず屋」へ。
場所は仙川駅の改札の真裏。ラーメン二郎のすぐ近くですね。みずほ銀行のすぐ近くです。
メニューは主に醤油、塩、煮干し、まぜそば、つけ麺など。

水のコップは紙コップ。ティッシュといい割りとちゃんとコストをカットしている印象。
食券はクレジットも可能なのが有難い。
しかもハーフにするとトッピング一つサービスしてくれる。今回は味玉をお願いした。
・醤油らぁ麺 880円

具材は穂先メンマ、チャーシュー、鶏チャーシュー、葱、そして追加の味玉。

まずなんと言っても鶏油の香りがいい。食欲をそそる香りだ。
鴨と大山鶏を使った出汁は動物系の旨味に溢れている。
そしてそこに醤油の仄かな酸味とコクがしっかり抱き合っている見事な完成度。

正直言って、想像してた以上にクオリティが高いスープで驚いた。
色んなメニューがある店はどうしても特化型に比べると劣る印象があるからだ。

麺はカネシン食品。
全粒粉入りの中細ストレート麺でパツッと歯切れが良く小麦の風味がスープと合っている。

豚肩ロースは低温調理され、フワッとした舌触りで柔らかく赤身の旨味が際立つ。

そしてしっとりとした国産胸肉の鶏肉。

そして追加でいただた味玉もコクが美味い。
どうやら「マキシマムこいたまご」だそうだ。やっぱり卵で全く変わるよねぇ。
全体的に非の打ち所がないハイスペックな醤油ラーメンという印象。
これなら是非他のメニューも食べてみたいな。良い店見つけた。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称: 麺処 かず屋
住所: 東京都調布市仙川町2-21-13 ヤマゼンビル1F
最寄駅: 京王線 仙川駅 徒歩2分
営業時間: 11:00〜23:00(通し営業)
定休日: なし
席数: 15席(カウンター7・テーブル8)
予算: ¥1,000〜¥1,999
カード利用: 不可
電子マネー: 不可
QR決済: 可(d払い)
備考: 予約不可、一人で入りやすい、全席禁煙
オープン日: 2020年12月16日







