東京・渋谷にある蕎麦屋「雷庵(RYAN)」。

渋谷駅からほど近い宮益坂エリア。
2016年にオープンした「雷庵(RYAN)」は、手打ち蕎麦を主軸にしながらも、和食・ビストロ・割烹のエッセンスをミックスした「ハイブリッド蕎麦割烹」とも呼べる存在だ。
クラフト感あふれる店内は、バーのように洗練されながらも温度がある。
カウンター席からはライブ感あるフルオープンキッチンが見え、料理への高い熱量が伝わる。
「雷庵(RYAN)」ってどんな店?

オープンは2016年3月30日。
雷庵の蕎麦は 店内で毎日挽きたて・打ちたて・茹でたての三拍子を徹底し、蕎麦本来の香りが立つ。
シンプルな蕎麦としてだけでなく、料理の締めとして組み込む構成も巧み。ワインとも日本酒とも合うよう緻密に設計されているのが特徴。
全国から厳選した日本酒に加え、センスの良いナチュラルワインも揃う。
ソムリエが常駐している蕎麦店は東京でも少なく、料理とのペアリングに強いこだわりを持つ。
オープンキッチンの前に伸びるカウンターは、2名客に特に人気。料理の音・香り・動きまでがライブとして届き、食事の没入感を高めてくれる。
一方、6名用の個室が2部屋あり、連結すれば14名まで対応。接待や会食にも強い。
2025年12月訪問
渋谷で蕎麦なら?意外と難しい地域だ。明治神宮前の「玉笑」支店である「半笑」?
さて、宮益坂エリアと言えば昨年オープンしたカオス居酒屋「渋谷舌呑」など常に活発だが、このエリアで蕎麦屋と言えばこちらも外せない。

ドアを開けると開放的で広い空間が広がる。
店内まるでおしゃれな広めのBARの様に洗練されていてとても蕎麦屋には見えない。

カウンター、テーブル、半個室など席数も多め。



価格は街の蕎麦屋に比べると若干高めだが、ワインなどもありいかにも「東京のおしゃれな蕎麦屋」といった感じで、昼からマダムたちが談笑しながら食事をしている。
・だし巻き 1,100円

ふわっとしてジュワッと程よい出汁が滲み出る。
・ずわい蟹の和風焼売 2個 1,800円

上にはイクラ、真ん中に銀杏、中に蟹の身が練り込んである創作的な焼売。
本来は二つで1,800円ということで一つ900円の計算。
900円というとラーメン一杯の金額だ。
食べてもそんなに感動がなかったのでもっとシンプルでいいから安くして欲しいというのが正直な感想。
・せいろ 1,100円

北海道の蕎麦粉を使った9割そば。
太めでだいぶ弾力は強め。
キンキンで清涼感すら感じます。
蕎麦粉の渋みがいい感じで、鰹つゆも濃度は高めで香りを引き立てる。
・ゴマダレせいろ 1,500

ちなみにこの店の推しはこちらのようで、ゴマダレは香ばしくクリーミー。
ワインと合う味覚です。

蕎麦は十分美味しい部類。この店だけの利用なら色々つまみを頼んで〆でちょうどいい量です。

蕎麦湯はかなりとろみがあって濃度が高め。蕎麦粉を足してるのでしょう。胃に膜を張ってくれそう。
価格は総じて高めだが、決してがっかりさせない印象。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称: 雷庵(RYAN)
住所: 東京都渋谷区渋谷1-4-13 董友ビル1F
最寄駅: 渋谷駅(B1出口 徒歩2分/宮益坂出口 徒歩7分)
営業時間:
11:30〜15:00(L.O.料理14:00 / ドリンク14:30)
17:30〜22:30(L.O.料理21:30 / ドリンク22:00)
定休日: 無休(※正月期間は要確認)
席数: 58席(個室2部屋あり/最大14名)
支払い: カード可(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)/電子マネー不可/QR決済不可
備考: ソムリエ在籍、強い香水NG、グルテンフリー・ヴィーガン対応不可
オープン日: 2016年3月30日







