東京・中野にあるうどん屋「うどんや大門」。

中野ブロードウェイの地下飲食街。アニメやサブカルのイメージが先行するこの場所に、驚くほど真っ当な讃岐うどんを出す店がある。
「うどんや大門」ってどんな店?

オープンは2017年11月20日。
店名はこの場所にかつてあった中華料理店「中華大門 (現在閉店)」への敬意を込めて名付けられた。
オーナーは映画『UDON』の製作スタッフで、鈴木敏夫氏直筆ののれんや、宮崎駿監督からのイラストが飾られ、「ジブリスポット」としても有名。

毎日粉からこねる細打ちのコシのある麺と、いりこの旨味が効いた出汁が特徴。
注文を受けてから揚げる天ぷらはサクサクで、うどんとの相性も抜群。鶏天、ちくわ天、半熟卵天などが人気。
カウンター6席ほどの隠れ家的なお店で、1000円以下で本格的なうどんと天ぷらが楽しめる、コストパフォーマンスの高さも魅力。
2025年12月訪問
中野ブロードウェイの地下にある「うどんや大門」へ。

西友だとか整骨院だとか買い物客がわんさかいる空間の中にある。
地図は貼ってあるものの、場所は分かりづらいですね。とりあえずブロードウェイの端っことでも言っておきます。

平日の11時過ぎに到着したら10名以上の列。時間に余裕を持ってきましょう。
店は6名席カウンターのみの小体な構え。
食後は自分で食器を返却するスタイル。
看板メニューはやはり「かけ」。
冷と温、「あつあつ」「ひやひや」「ひやあつ」などから選択。本格的な讃岐うどんの食べ方なのでしょう。
十条の「讃岐うどん いわい」と同じですね。

注文は並んでる時に聞きに来てくれます。あらかじめ頼みたいものを頭に入れておかないといけない。


これを参考にでもしてください。
しかしいかんせん回転率はよくない。結局、11時過ぎに並び始めて50分しっかり待ってから着丼。
・冷かけ 中 560円+とり 170円

かけうどんととり天。

つゆはいりこの旨味が前に出てますね。澄んでるが、割と味はガツンと強め。塩分も強い。神保町の「丸香」みたいです。

美味しい出汁だと思うけど「ひや」にしたからな?個人的には少ししょっぱく感じてしまった。

うどん自体は讃岐うどんのなかでも細めの部類。

表面はなめらかでふわっと柔らかく、噛めば押し返してくる力がある。

中は300gくらいあってわりと多めだと思う。
単調になったら胡麻とか調味料で味変も。

自分の場合は必ずとり天を頼むようにしているが、このとり天がまた素晴らしい。
サクッと食感が軽妙で鶏肉は柔らかく、じゅわっとジューシーと理想的。
冷たいうどんに熱々のとり天は名コンビ。
完全にうどんを引き立てている。
食べ終わったらお会計と食器を片付ける。
中野ブロードウェイという立地を考えれば、日常に溶け込む完成度の高さこそが、この店の最大の武器だろう。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:うどんや大門
住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ B1F
最寄駅:中野駅(北口 徒歩約6分)
営業時間:11:00〜売り切れまで
定休日:水曜日
席数:6席(カウンターのみ)
予算:〜1,000円
支払い方法:現金のみ(カード・電子マネー不可)
備考:全席禁煙/売り切れ次第終了
オープン日:2017年11月20日






