東京・根津にある天ぷら店「天ぷら 福たろう」。

本記事では、「天ぷら 福たろう」についてレポートします。
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「天ぷら 福たろう」ってどんな店?
根津駅から徒歩3分、2017年にオープンした完全予約制の天ぷら店。
店名は店主の小貫福太郎さんの名前に由来する。
店主は日本料理で培った技術を生かし、天ぷらだけでなく前菜や炭火焼きなども組み込んだコースを提供。
修業時代に「天一」の天ぷらに衝撃を受け、天ぷら職人になることにしたんだそうです。
ちなみに天ぷら専門店での修業経験はなく、独学。
油は食材に合わせて九鬼産業の「太白純正胡麻油」と「金星印純正胡麻油」の2種類を使い分けるのが特徴。
コースの冒頭ではそれぞれの油で揚げた車海老を食べ比べることができ、軽やかな口当たりと香りの違いを楽しめる。
秘伝の天つゆや沖縄産「粟国の塩」、自家ブレンドの柚子の粉末塩も素材の味を引き立てる。
店内はカウンター6席とテーブル2卓の全14席。肩肘張らずに過ごせる空間で、ライブ感を味わいながら揚げたてを堪能できる。
昼夜とも完全予約制で、夜は季節の土鍋ごはんや炭火焼き鰻丼への変更にも対応。全国から取り寄せる地酒やワインとともに、和食の技術が光るコースをじっくり味わえる一軒。
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実食レビュー【2026年8月訪問】
根津と言えば何気にいい店が集まっているグルメエリアである。
今回は天ぷら屋の「天ぷら 福たろう」へやってきた。
平日19時の訪問。

店内はL字のカウンター席のみで、今は個室は使っていないそうです。

わりとコンパクトな造りで、目の前では2つの鍋があって、揚げているのをしっかりと見えることができる。
だいたいは銅で鍋が覆われていて、見えないことが多いが、こちらでは丸見えだ。
コースは15,400円税込+サービス料10%。

右が太白胡麻油、左が金星印純正胡麻油。
太白胡麻油は香りがほぼない油で、野菜などを揚げる時に使用する油。一方、金星の方は魚などを揚げる際に使用していました。
「成生」みたいに温度の違う鍋を2つ用意する天ぷら屋はあるが、油が完全に異なるパターンはそうそうない。
さらに小貫さんの天ぷらは、師匠がいないため、アプローチが独特です。
特に鱚の閉じたまま揚げる仕事や、捌きたての穴子など、小貫さんならではのアプローチの天ぷらがいただけます。
以下、いただいた料理。
・前菜

上は自家製柚子ドレッシングのサラダ。中には鱧、鯵などが贅沢に入っている。
左は無花果の胡麻掛け、右は帆立の真薯(上に冬瓜のすり流し)と、和食出身者ならではの凝りよう。
・鰹とシブダイのお造り

シブダイは香りがあって美味しいですね。揚げ物の前に刺身でサッパリと。

天つゆは白醤油を使用したもので「夏の天つゆ」なんだそうです。冬は通常の天つゆになるんだとか。

前菜に入れるはずだった鰻の白焼き。トロットロです。
・海老の脚 太白

まずは太白胡麻油で揚げたもの。サクっと海老本来の香りを堪能。
・海老の脚 金星

金星だとさらに香ばしい胡麻油の香りが移っている。これは太白があっての、金星という胡麻油の違いを楽しめる。
・車海老 太白

一本目は太白胡麻油で仕上げたもの。海老のピュアな甘味が印象的。

・車海老 金星

明らかに香ばしさ増して風味がグッと深まった。
揚げ時間を一本目と二本目で変えるのが定番だけど、油自体を変えるパターンははじめてかも。
・海老味噌の大葉包み

大葉のいい香り。海老味噌は二匹分詰まっていて、濃厚でこれは特徴的な一品です。
・泉州水なす

火傷案件です。ジュワーっと中から灼熱ジュースが溢れてくる。この熱さも天ぷらの魅力。
・ピー太郎

ハラペーニョ(ハラペノ)を育成していた際に見つかった「辛くない突然変異の個体」を元にして誕生したもの。
当然辛くはないです。
爽やかな青い香りと、ジューシーさが印象的です。
・新子

香ばしさと旨味がしっかりと引き出されている。鮨屋の酢〆の新子よりこちらの天ぷらの新子の方が味があって旨い。
・鱧

骨が残らない程度にサイズの大きい鱧。しっかり火入れすると味が深まります。
・新銀杏

ホクホク、もちもち。
・鱚

こちらでは鱚の身を開いたまま平らに揚げるのではなく、両身をパタンと合わせるように(閉じた状態に)して揚げるという個性的な仕事。
一度背開きで掃除してから揚げる段階でくっつけて揚げているという手間のかけよう。
こうすることで中で蒸してよりフワフワになっている。基本的に鱚はどこも開いてるので新鮮でした。
・トウモロコシ

一瞬茄子かと思ったけど、上は大和ルージュという赤色のスイートコーン、下はドルチェドリームという二層構造。
甘味の質が異なるトウモロコシの新しい表現。
・穴子の骨

目の前で穴子を捌いてくれるのもこの店ならではの演出。
・穴子

通常の90g~100gサイズよりも倍近いサイズを使用。
捌きたてということで、ふわっとしてトロットロの溶け感に感動。臭みも全くありません。
・天茶

選べないので少ないサイズで天茶と天丼をお願いした。
トウモロコシや小柱など具材も豊富。さらに下にはとろろ昆布まで入っていて、一体感がある仕上がり。
元和食料理人だけあっていいお出汁です。
・天丼

甘辛のタレがたまらんです。

・デザート

熱々の芋の天ぷらとキンキンに冷えた抹茶アイス。
そして塩味が効いたあんこ。
温度感が素敵。
ワインボトル2本を3人でシェアしてお会計は約29,000円ほど。
根津に面白い天ぷら屋がありました。ごちそうさまでした。
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店舗情報
店名:天ぷら 福たろう
住所:東京都台東区谷中1-2-17
最寄駅:東京メトロ千代田線 根津駅 徒歩3分
営業時間:ランチ(土・日・祝)12:00〜 ※1回転のみ、ディナー17:30〜23:00(L.O.20:30)
定休日:月曜日(臨時休業あり)
席数:14席(カウンター6席、テーブル8席)
2022年移転(現店舗)
備考:完全予約制、貸切可、全席禁煙、個室なし、カード可、QRコード決済可(PayPay)、電子マネー不可、サービス料10%、近隣コインパーキングあり、食べログ百名店2022・2023・2025選出、ドリンク持込可、鰻は2日前まで要予約
English Name:Tempura Fukutarou
Cuisine:Tempura / Japanese Cuisine
Location:1-2-17 Yanaka, Taito-ku, Tokyo, Japan







