東京・日本橋にある鮨屋「日本橋 川口」。

本記事では、「日本橋 川口」についてレポートします。
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「日本橋 川口」ってどんな店?
2025年3月20日オープン。銀座「すきやばし次郎」で11年間研鑽を積んだ川口雄大氏が手掛ける江戸前鮨店。

表参道の「鮨 あお」の岡﨑親方に続くすきやばし次郎出身のお店。

伝統的な江戸前の仕事を軸に、淡白な白身から始まり鮪へと続く流れを踏襲しつつ、米酢主体のシャリで軽やかにまとめるのが特徴。
つまみには江戸料理の要素も織り込み、東京産の食材や調味料、日本ワインなどにもこだわる。
カウンター中心の落ち着いた空間で、おまかせコース一本で勝負する構成。

奥様がイギリス人で、英語対応も可能。江戸料理の説明はサービスの方が行う。
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実食レビュー【2026年7月訪問】
さて、本日は私のサロンで「日本橋 川口」の夜の貸切会コースを開催。


おまかせコースは33,000円税込みでサービス料はなし。
お弟子さんはおらず、

むしろ奥様が一緒に仕込まれてるそうだ。

奥様はなんでも炭の扱いに長けてるようで確かに火入れ加減も素晴らしかった。
なるべく東京の食材を使い、つまみも江戸料理を提供。
似たり寄ったりの鮨屋が多い中、このようなしっかりとしたコンセプトを持ってる職人は希少だと思います。
すきやばし次郎系にあるピリッとした雰囲気はなく、むしろ穏やかで過ごし易い。
やっぱり食べ手としてはリラックスして食べたいものね。
シャリは本店に比べると随分穏やかだが、それでも系譜を感じさせる綺麗な酸味がネタの脂の甘味や香りを引き立てる。
食後も喉が渇かないのがその証拠。
まだ二年目ということで色々課題が見えるがこれからも楽しみな鮨屋である。
以下、いただいた料理。
・つぶ貝

つぶ貝を使った「水貝」。水貝は夏の風物詩で季語である。
シャクっと食感と歯切れが良く、後半からじわっとつぶ貝特有の滋味が滲み出てくる。
清涼感ある夏の逸品。
・タコ

富津。2.4キロの大き目なサイズ。一時間揉み続けたおかげでだいぶ柔らかく、香りも豊か。仕事が味になる次郎系譜を感じる肴。
・鮑

この厚さでカットしてくれる有り難さよ。ちなみにこちらも千葉の房州の鮑。
ムチっとエロティックに歯がめり込みそのままスッと噛み切れる。
湧き上がる鮑の香りがなんともいい。
肝は味噌煮にしており江戸味噌を使用。米麹がほかの味噌より多く入ってるとのことですっきりとした中に甘味もある。
・鰹

初鰹は江戸時代大変高価なものだったそうで今で換算すると一匹15万円〜高くて40万円ほどだそうだ。
きめ細やかでしっとりと舌に馴染み、皮目の塩の当て加減や藁の香りが素晴らしい。
・アイナメ

アイナメも当時は権威のある魚で、武家クラスの人たちが食べる魚だったことから通称「殿様のお魚」と呼ばれていたそうだ。
だいぶ大きなサイズのアイナメだ。煮つけです。
脂が乗っており味付けは甘くて濃いはずなのにアイナメの味が負けてない。
・芝海老のしんじょ揚げ

しんじょ自体は安土桃山時代にはあったそうだが、江戸時代に天ぷらの文化の発展に伴い「しんじょ揚げ」ができたとのこと。
芝海老と刻んだネギ
ホクッとして、芝海老の香りが華やか。
・あん肝

余市の脂の乗った綺麗なあん肝。山葵をたくさんつけても辛さを感じないほどの脂。
・スズキの塩焼き

江戸時代、鯛の次に権威のあった魚がスズキ。
皮目の塩加減、蓼酢の酸味と辛味がホクホクのスズキの旨味に抜群に寄り添う。
蓼酢は酸味は強めで好みだ。
・つま手巻き

あまったつまと梅肉に鰹節を変えたものを手巻きにしてくれた。
海苔は香りもいいが、それよりも歯切れの良さを感じるもの。
さて、ここから握りへ。
・マコガレイ

米酢による酸味が綺麗で塩分も適度に。系譜の中でも塩味は抑え気味でやべ易い。
お米は粒立ちがよく、後半にかけて酢の酸味から徐々にお米の甘味が際立つ。
マコガレイは筋肉質で香りもいい。
・春子鯛

シャリの温度は少し下がり酸味と塩味が立った。中には柚子を忍ばせ、身質はしっとりと柔らかい。
・小柱

先ほどのつまの手巻きとは異なり江戸前の海苔を使用したからか、明らかに典雅な香り。
・赤身

夏らしい朗らかなマグロの酸味とシャリの酸味が寄り添う。
・中トロ

脂によるコクが一段増した。
・小肌

コノシロまではいかないが少しサイズの大きめなもの。身質は締まって張りがあり、香りも沸いてくる。
・車海老

茹でたてだけど味もしっかりしてます。
・鯵

島根産。よく冷やしており、舌触りと食感のよさが印象的。葱をかませて香りとコク出し。
どんちっちほど脂の含有量はないが自分としてはこのくらいが適度。
・煮帆立

青柚子を忍ばせ、煮詰めは色んな食材からとった極上エキス。
最初の印象は濃厚さだが、噛んでいくうちに酸味のシャリと帆立の味で終わる心地よさ。
・胡瓜の浅漬け

こちらも江戸東京野菜で「馬込半白胡瓜」。風味は強く、みずみずしくパリッとした食感で口直し。
・バフンウニ

雲丹が少ないとシャリが口に残ってしまうので雲丹はたくさん盛りつける。客からしたら嬉しい心意気だ。
バフンウニは澄んだ甘味。
・穴子

・玉子巻き

江戸時代の最高級の寿司の一つ。一貫120~420円でふるまわれていた時代にこちらだけで1,000円ほどする値段設定。
干瓢、酢飯、海苔、胡麻。なかなかの甘さだけど、シャリの酸味がしっかりとバランス良く引き立てている。

店内には花魁がこの玉子巻きを食べてる浮世絵が飾られている。
・シジミ汁

・スイカ

前回は握りだけのコースだったが、やはり夜のフルコースだとより作り手のコンセプトが明確に伝わってきますね。また少し間を置いて再訪したいと思います。ごちそうさまでした。
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実食レビュー【2026年4月訪問】
神田駅からは徒歩8分ほど。なかなか鮨屋が少ないエリアに昨年オープンした鮨屋「日本橋 川口」。

川口雄大氏はすきやばし次郎本店で11年研鑽を積まれた方で現在は34歳。
この日はランチの握りのみのコースにお邪魔しました。

ビルの一階に位置し、奥まった所にあるので一見気づきにくいかも。
握りコースは15貫。しっかりと2時間使ったコースです。
シャリは米酢の端正な酸味が立ったもの。
塩は本店よりかなり抑えてあり、あとで喉が劇的に乾くことはない。
もしかしたら「鮨 あお」の岡﨑さんのシャリよりもさらに控えめかもしれない。
シャリの後半は米の甘味が輪郭を表し、米酢の酸味や〆物の酸味が引き立てる。
以下、いただいた料理。
・ホタルイカ カラシ酢味噌和え

春食材のウドとホタルイカ。味噌のコクで食わせる逸品。
・鱚

昆布〆。ツンとした山葵の辛さ、肉厚な鱚は昆布による旨味と鱚の豊かな香りが見事な調和を果たしている。
鱚という比較的地味な魚だけどインパクトを持たせた握りだと思う。
・小柱

しゃっくりとした食感の小柱の甘味とシャリの酸味と海苔の香りが調和を果たす。
・サヨリ

浅葱を忍ばせて。
・春子鯛

身はしっとり柔らかく、中に芝海老の朧をかませるという個性的な仕事。
次郎系にしては珍しい足し算だけど春子鯛ってもともと味が淡白なのでこう言うのはありだと思います。
親方と同じことしても意味がないしね。

・赤身

フジタ水産のマグロ。ふわふわできめ細かい身質。
赤身本来の酸味と酢の酸味が合わされば徐々に米の甘味が輪郭を表す。
・中トロ

腹の中トロ。
・小肌

しっかり〆た小肌はジューシーで酸味が際立つ。
着地はお米の甘味。
・車海老

茹でおきで甘酢漬け。中に先ほどの朧を噛ませた次郎系スタイルとは一線を画す一貫。
・トリ貝

・蛤

ミルキーでシンプルに蛤のクオリティが高い。
・ヤリイカの印籠詰め

江戸時代からあった鮨で保存方法の一環として編み出されたもの。
もっちりとしたシャリの中に椎茸と柚。イカ自体が旨い。
・バフンウニ

バフンウニ大ボリューム。
・穴子

穴子は塩かツメか選択。
・玉子鮨

江戸時代では高級な巻物だったそうだ。

しっかり甘いが品のある甘さ。シャリとのバランスもよくメイン級の逸品。
・蛤のお吸い物

・群馬県やよいひめの苺

お会計はビールひと瓶で25,000円。
江戸時代のクラシックな鮨や料理をそのまま再現したり、単にすきやばし次郎のコピーではなく、しっかりと川口さんの個性を活かしたコースでなかなか興味深かった。
ごちそうさまでした。
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日本橋グルメ3選



店舗情報
・名称:日本橋 川口
・ジャンル:寿司
・住所:東京都中央区日本橋本町4-5-13 SG日本橋本町ビル1F
・最寄駅:新日本橋駅 徒歩約3分/神田駅 徒歩約6分
・営業時間:火・金 18:30〜21:30/水・木・土・祝日 12:30〜15:00・18:30〜21:30
・定休日:月曜、日曜
・席数:8席(カウンターのみ)
・予算:昼 ¥20,000〜¥29,999/夜 ¥30,000〜¥39,999
・支払い方法:カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、UnionPay)・電子マネー可・QRコード決済可
・サービス料:なし
・駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
・電話番号:050-5868-7941
・備考:完全予約制、英語対応可、香水など強い香りは入店制限あり
・オープン日:2025年3月20日
・English Name:Nihonbashi Kawaguchi
・Cuisine:Japanese Sushi Restaurant
・Location:SG Nihonbashihoncho Building 1F, 4-5-13 Nihonbashihoncho, Chuo-ku, Tokyo, Japan







