東京・日本橋にある鮨屋「日本橋 川口」。

本記事では、「日本橋 川口」についてレポートします。
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「日本橋 川口」ってどんな店?
2025年3月20日オープン。銀座「すきやばし次郎」で11年間研鑽を積んだ川口雄大氏が手掛ける江戸前鮨店。

表参道の「鮨 あお」の岡﨑親方に続くすきやばし次郎出身のお店。

伝統的な江戸前の仕事を軸に、淡白な白身から始まり鮪へと続く流れを踏襲しつつ、米酢主体のシャリで軽やかにまとめるのが特徴。
つまみには江戸料理の要素も織り込み、東京産の食材や調味料、日本ワインなどにもこだわる。
カウンター中心の落ち着いた空間で、おまかせコース一本で勝負する構成。
奥様がイギリス人で、英語対応も可能。江戸料理の説明はサービスの方が行う。
実食レビュー【2026年4月訪問】
神田駅からは徒歩8分ほど。なかなか鮨屋が少ないエリアに昨年オープンした鮨屋「日本橋 川口」。

川口雄大氏はすきやばし次郎本店で11年研鑽を積まれた方で現在は34歳。
この日はランチの握りのみのコースにお邪魔しました。

ビルの一階に位置し、奥まった所にあるので一見気づきにくいかも。
握りコースは15貫。しっかりと2時間使ったコースです。
シャリは米酢の端正な酸味が立ったもの。
塩は本店よりかなり抑えてあり、あとで喉が劇的に乾くことはない。
もしかしたら「鮨 あお」の岡﨑さんのシャリよりもさらに控えめかもしれない。
シャリの後半は米の甘味が輪郭を表し、米酢の酸味や〆物の酸味が引き立てる。
以下、いただいた料理。
・ホタルイカ カラシ酢味噌和え

春食材のウドとホタルイカ。味噌のコクで食わせる逸品。
・鱚

昆布〆。ツンとした山葵の辛さ、肉厚な鱚は昆布による旨味と鱚の豊かな香りが見事な調和を果たしている。
鱚という比較的地味な魚だけどインパクトを持たせた握りだと思う。
・小柱

しゃっくりとした食感の小柱の甘味とシャリの酸味と海苔の香りが調和を果たす。
・サヨリ

浅葱を忍ばせて。
・春子鯛

身はしっとり柔らかく、中に芝海老の朧をかませるという個性的な仕事。
次郎系にしては珍しい足し算だけど春子鯛ってもともと味が淡白なのでこう言うのはありだと思います。
親方と同じことしても意味がないしね。

・赤身

フジタ水産のマグロ。ふわふわできめ細かい身質。
赤身本来の酸味と酢の酸味が合わされば徐々に米の甘味が輪郭を表す。
・中トロ

腹の中トロ。
・小肌

しっかり〆た小肌はジューシーで酸味が際立つ。
着地はお米の甘味。
・車海老

茹でおきで甘酢漬け。中に先ほどの朧を噛ませた次郎系スタイルとは一線を画す一貫。
・トリ貝

・蛤

ミルキーでシンプルに蛤のクオリティが高い。
・ヤリイカの印籠詰め

江戸時代からあった鮨で保存方法の一環として編み出されたもの。
もっちりとしたシャリの中に椎茸と柚。イカ自体が旨い。
・バフンウニ

バフンウニ大ボリューム。
・穴子

穴子は塩かツメか選択。
・玉子鮨

江戸時代では高級な巻物だったそうだ。

しっかり甘いが品のある甘さ。シャリとのバランスもよくメイン級の逸品。
・蛤のお吸い物

・群馬県やよいひめの苺

お会計はビールひと瓶で25,000円。
江戸時代のクラシックな鮨や料理をそのまま再現したり、単にすきやばし次郎のコピーではなく、しっかりと川口さんの個性を活かしたコースでなかなか興味深かった。
ごちそうさまでした。
日本橋グルメ3選



店舗情報
・名称:日本橋 川口
・ジャンル:寿司
・住所:東京都中央区日本橋本町4-5-13 SG日本橋本町ビル1F
・最寄駅:新日本橋駅 徒歩約3分/神田駅 徒歩約6分
・営業時間:火・金 18:30〜21:30/水・木・土・祝日 12:30〜15:00・18:30〜21:30
・定休日:月曜、日曜
・席数:8席(カウンターのみ)
・予算:昼 ¥20,000〜¥29,999/夜 ¥30,000〜¥39,999
・支払い方法:カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、UnionPay)・電子マネー可・QRコード決済可
・サービス料:なし
・駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
・電話番号:050-5868-7941
・備考:完全予約制、英語対応可、香水など強い香りは入店制限あり
・オープン日:2025年3月20日






