東京・高円寺にある武蔵野うどん専門店「とこ井」。

高円寺駅南口から徒歩3分。
この街でうどんの話をすると、ほぼ必ず名前が挙がるのが「とこ井」。
ジャンルは「武蔵野うどん」。
冷水で締めた太いうどんを、温かいつけ汁につけて食べるつけ麺スタイルで、食感の強さと食べごたえが特徴。
本記事では高円寺という街に溶け込みながら、長く支持されてきた理由を考察していく。
「とこ井」ってどんな店?
オープンは2013年2月26日。
「とこ井」は武蔵野うどん専門店で、極太の強い歯応えの麺と食べ応えのあるつけ汁が特徴。
武蔵家うどんとは、東京都西部から埼玉県西部(武蔵野台地)の郷土料理。
太くてコシが強く、やや灰色がかった独特の麺と、豚肉や地場産の野菜(ほうれん草、ネギなど)がたっぷり入った濃厚な醤油ベースのつけ汁(肉汁うどん)で食べるのが特徴。
麺はゴツゴツとしてひたすら硬く、小麦粉の風味が豊か。
讃岐うどんとは全く食感が異なるので好き嫌いは分かれるうどんだ。どちらかと言えば、山梨の「吉田のうどん」の太さに近いかな。

そんな「とこ井」は食べログの百名店にも選ばれる人気店。
店内は横一列のカウンター席のみ。
麺は「冷たい麺」か「暖かい麺」から選択。
次に極太麺、細麺、ひもかわうどんから選択可能。
肉汁つけうどん、肉辛汁、カレーつけうどんなど多彩なメニューがあり、極太と細麺とのあいもりも可能。
特に、「とこ井スペシャル」は肉・油揚げ増しでボリューム満点、麺の風味と力強い食感が楽しめ、うどん湯でのスープ割りも可能。
肉汁つけうどん 1,000円 2025年12月訪問
都心で武蔵野うどん専門店ってなかなか少ないんですよね。
パッと思いつくのは池袋の「うちたて家」か、西荻窪の「豚や」くらいか。

土曜の12時45分着で外待ちは二名。
こちらでは先に食券を購入してから列に並ぶシステム。

食券機はタッチパネル式。クレジットカードも使用可能なのは嬉しい。
「肉辛汁つけうどん」も気になるが、初回なのでまずは「肉汁うどん」をオーダーした。

待ってる間に隣のカレー店からめちゃくくちゃカレーのいい香りがしてきて一瞬、寝返ろうかと思ったほど。

麺は3種類から選択できるようだ。
極太麺、細麺、ひもかわうどん。もはや「ひもかわうどんは」武蔵野うどんなのだろうか?
形状の問題で武蔵野の粉が使われていれば武蔵野うどんなのだろうか。
店内は二名まで待つ椅子が設けられてます。
店主は黙々とうどんを打っては茹でている。疲れてるのかな?なんか接客に元気がイマイチない。

卓上の調味料。

程なくしてうどんがやってきた。
・肉汁つけうどん 1,000円

武蔵野うどんはつけ麺スタイルなのです。

まずはつゆを一口。器は熱々。
キリッと濃い醤油が効いた甘辛系。鰹出汁がいい感じ。武蔵野うどんとしてはわりと平均的な味わいです。
具材は大きくカットされたネギ、豚肉、揚げ。

武蔵野うどんでここまで「平打ち」はなかなかお目にかかれないですね。かなり横広麺です。

武蔵野うどんはコシを楽しむものじゃない。
硬さと小麦の味である。
だいぶ密度が高い麺は強い歯応えと後半から小麦の甘味が出てくる点が他のうどんにはない魅力だ。
跳ね返りがないから「コシ」とは言わない。

この甘辛のつゆにたっぷりと浸してズズッと。
熱々のつゆにキンキンに冷えた極太麺の温度コントラスト、キリッとした醤油ベースのつゆが絶妙なバランスを保っている。

おまけに後半はうどんの甘味が余韻となる。
うどんのカットに多少バラつきがあり、かなり分厚いうどんもある。このムラ感が魅力的じゃないか。
量にしては350g。
シンプルに食べながら顎が痛くなってくる。
それでも客は美味しそうにモグモグとこの硬麺を頬張っている。
なぜこの店が繁盛してるのか?
それは唯一無二のうどん体験ができるからだ。代替えが効かない食べ物と言うのは強い。ごちそうさまでした。
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武蔵野うどんのレジェンド
店舗情報
名称:とこ井(とこい)
住所:東京都杉並区高円寺南4-7-5 久万乃ビル1F
最寄駅:JR中央線「高円寺駅」南口 徒歩3分
営業時間:
火・水・木・金・祝日
11:00〜16:00/17:00〜21:00(L.O.20:45)
土・日
11:00〜21:00(L.O.20:45)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜)
席数:8席(カウンター)
支払い方法:
カード可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)
電子マネー可(交通系IC、楽天など)
予算:〜1,000円前後
備考:全席禁煙、テイクアウト可
オープン日:2013年2月26日






