【三重・伊勢市】にかわ「旨味と脂MAXのにかわ鶏(仮)を使った焼鳥とは!?」

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焼鳥

焼鳥を食べについに三重県まで。

いま焼鳥界で密かに話題沸騰中の「にかわ」の予約をとっていただいたので有り難く伊勢市まで向かう。

伊勢市駅は名古屋駅から近鉄特急で約1時間半ほど。懐かしいなぁ。「こま田」以来だ。

駅からは徒歩10分弱。この辺りシャッターは閉まり、完全にゴーストタウンだ。

こちらは祖父の代から50年ほど続く老舗焼鳥店。

三代続いてるのかと思いきや、現店主は祖父から継いだ為、二代目。

店主: 上村 航士朗さん

貫禄あるけどなんとまだ28歳。

鮨を4年経験し、海外で洋食をやろうと世界へ羽ばたこうとしていた頃に祖父から「焼鳥屋を継いでほしい」と頼まれ、二代目となる。

扱う鶏は高知県足摺(あしずり)で飼われている「にかわ」オリジナル鶏。つまり名無し。

無理に餌をあげるなどストレスの原因になるような飼い方はせず、のびのびと健康的に育てられた地鶏。はい、人間も鶏も健康が一番です。

上記の様に3段に高さを変えて焼きあげる。

名前がないのでとりあえず「にかわ鶏」と名付けようか。他の地鶏に比べても脂の含有量は高いが長期飼育によりしっかりとした旨味も備わっている。

内臓系には鮮度の良い銘柄を使い、上村さんの串うちと焼きの技術によって抑揚があり、存在感溢れる串に仕上がっている。

焼鳥来てるのにやたらと野菜ばかり食わせる店も多い中、コースを通して焼鳥に徹しており、その点でも非常に好感が持てました。

客足らいの上手いお母様とのコンビネーションの良さも居心地のいい空間になっている。

おまかせコースは8,800円。今回は串5本を追加。

以下、いただいた料理。

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・胸肉の漬け

一度たたきにして漬けたもの。柑橘が爽やかなアクセント。

・腿の叩き

皮目は強火で一気にパリッと焼きあげ、身は低温でしっとりと仕上げた。

しかし皮は分厚い。

アスパラガスは北海道のアスパラ専門農家「ジェットファーム」から。香り豊かだ。

・肝

雌鶏である程度日数が経ってるのでしっかりとしたコクが備わっている。

クリーミー、マイルドだが、クリアで旨味の余韻だけ残し後味はスッと綺麗に。

・鶏スープ

鶏ガラと水、塩のみで作ったスープ。

・葱身

食欲沸く薫香。胸肉と葱。これが170日飼育の凝縮された旨味。

・砂肝

中心の柔らかい部分だけカットして。サクッとした歯切れの良さが特徴。上から鶏油を塗り、香りも動物系強めに。

・ササミ




・皮

腿と胸の皮。パリッと香ばしく、口中で溶ける鶏脂。

・つくね

肉肉しく、だけど味的には割とあっさりだなと思ったらこちらは銘柄とのこと。

全部旨味の塊だったら疲れるし抑揚あって良いと思います。食感変化もいい感じで。

・鴨葱

決して臭みではない血による旨味がしっかりと備わっている。

・蕪

みずみずしさと、甘さはまるで柿の様。鶏油の醤油をかけて。

・セセリ

皮付きって珍しい。

皮が口中で溶け、セセリと混じり合う。すごいな、完成された料理だ。

・レバー

・そら豆

鶏油を塗り、動物性の旨味を増幅。香りも内包する様に焼いてある。

・もも

・ふりそで

・ソリ

皮凄い分厚い。ここまで厚い皮とソリを合わせて串打つ店ははじめて笑

皮の脂とソリとの口内調理。思ったより柔らかい。

・手羽先

物凄いハリと弾力。躍動感と力強さを感じる。

・背肝

塩だけど全く臭みなく旨味の余韻長い。

・あか腿肉

柔らかく、噛めば噛むほど旨味は色濃く、味わい深い。個人的に本日の優勝。

・〆のラーメン

鶏出汁スープに博多ラーメンの麺ってなかなか珍しい。

小麦の香りが良いですねぇ。具材は細かく刻んだ葱だけだがこれがまた良い調和。

・金柑飯

箸で崩してドロっと。ちなみに追い玉子できます。

最後は先ほどのスープにご飯おかわりを入れてズズッと。

・甘味

最後はお母様とツーショット。

お会計は1人16,000円。

正直言って都内にあったらあっという間に予約困難になりそうなレベルだけど、どうしても三重という土地柄まだそうはなっていないようだ。

東京の名店と呼ばれる焼鳥職人とも合流があるらしく、逆にこの辺りではこの様な意識の高い焼鳥屋がない為、ぶっちぎっているとも言えます。ごちそうさまでした。

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