東京・飯田橋にある立ち食いうどん屋「トウキョウサンフラワーイイダバシ」。
東京・飯田橋という都心のオフィス街の片隅に、ひときわ目を引くうどん屋がある。
一見するとシンプルな立ち食いうどん屋だが、ここには“朝うどん”という新たな文化を牽引する熱が詰まっている。
2020年11月にオープンし、毎日店内で製麺されるうどんが提供されている。
店主は「おにやんま」出身。こちらは「トウキョウライトブルー ホンゴウスリー」の2号店。
平日は朝6時半から営業しており、朝活が当たり前となった現代において、朝から本格的なうどんを味わえるというのは、忙しいビジネスパーソンにとって何よりの福音。
しかもメニューの多くが500円前後という、財布にも優しい価格設定。コストパフォーマンスと満足度の両立。これぞ現代型うどんの理想形。
店舗情報
住所:東京都千代田区富士見2-2-7
アクセス:JR・東京メトロ「飯田橋駅」西口より徒歩約2分
営業時間: 平日:6:30~21:30 土曜:11:00~15:00 日曜定休
支払い方法:現金のみ(キャッシュレス決済不可)
座席:立ち食いスタイル(カウンター席)
注文方法:券売機で食券を購入し、番号が呼ばれたらカウンターで受け取る 。
2025年4月訪問
店に入ると、明るい声で迎えてくれたのは外国人スタッフたち。とにかく元気がいい。
食券を買って待つと番号で呼ばれます。
・かけうどん 冷 460円
生姜、天かすの有無を確認される。
出汁は鼻をぬけるいりこの香り。関東風とは明らかに異なる出汁。
エッヂのあるうどんは、舌に当たる感触がつるりと滑らかで、喉越しも良好。
表面と中心の水分差が極めて小さく、噛んだ瞬間から最後まで同じ弾力を保っている。だから最初から最後までグッと抵抗感がある。粘りは少ない。
コシは「麺の内部」から来る弾力と粘りのことだ。
コシがない=やわ麺とは限らない。
つるっとして喉越しのいいうどんだ。ムチっと程よい硬さ。
ただ、シンプルすぎるがゆえに、食べ進めるうちに少し単調にも感じる。だからこそ、天かすが重要な存在だ。油の旨味、サクッとした食感が、うどん全体のバランスを引き締めてくれる。
油は偉大。
「立ち食い=安かろう悪かろう」という時代は終わったのだと実感する。次は肉うどんか、天ぷら系に挑戦してみたい。ごちそうさまでした。
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