東京・人形町にある鮨屋「鮨 かみなり」。
オープンは2024年12月3日。
店名は、親方の姫路のご両親のお店「雷寿司」から名前を取って名付けられたそうです。
親の店をルーツとしながら、東京・人形町という寿司の激戦区で勝負に出たその心意気と実力に、食通たちも注目を集めています。
親方 : 荒木大貴さん
物腰柔らかなのにパンチパーマ。
兵庫県姫路市で寿司店を営む両親の元に生まれ、18歳から料理の世界へ。「The Tabelog Award」や「食べログ 寿司 TOKYO 百名店」にも選出されている銀座「鮨 さえ㐂」で10年修業後、系列店のシェラトン都ホテル東京「鮨 白金 さえ㐂」で3年間、料理長を担当。
店舗情報
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-10 日本橋芸者新道ビル 1F
電話番号:090-8449-7479
アクセス: 東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町駅」A6出口より徒歩約2分 東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」8番出口より徒歩約5分
月~土:18:00~23:00
日曜日: 12:00~14:30(12:00入店のみ)、18:00~23:00
定休日:不定休
2025年4月訪問
気をつけろ。
最寄りの人形町駅A6出口は階段もエスカレーターもなく、エレベーターしかない。
行列ができているので時間には余裕を持って。
現在、おまかせコースは25,000円 (税サ込)。
・鰹
漬けにした初鰹と鯛の酒盗、オクラ、黄ニラ、白ネギ、花穂紫蘇。
あっさりとした鰹に鯛の酒盗の旨味、オクラにニンニクっぽいニュアンスになる黄ニラが加わったバランスのいい良肴。
・鯛の子とコゴミ
生姜醤油で炊いており、ふわっと優しい味わいに、シャキッとした食感でクセのないコゴミ。
・カサゴ
三重県の鬼カサゴの薄造り。もっちりとして弾力が強い。味というよりこの歯ごたえが魅力。
昆布醤油と煎り酒と共に。
・青柳
北海道の。串に刺し軽く炙ったもの。柔らかく、香りは火入れしても変わらない。
・ハマダイ(オナガダイ)
めちゃあっさりとして淡泊な味わいだから揚げてあるのか。
・ワタリガニ
宮城。雌のワタリガニとシャリ。上から卵のソース、海苔、大葉の香りも。
・金目鯛
銚子。アラで取った出汁で炊いた金目鯛。金目鯛の脂がピュアな金目鯛のスープに溶けだしている。
・赤身
伊豆大島。仲卸「石司」。
背を軽く漬けに。やや厚めでしっかりと赤身の香りがあります。
シャリは赤酢と黒酢をブレンド。さえ喜と同じスタイルだ。
コクがあってマイルド。だけど
・中トロ
濃厚でミルキーな要素が加わった。
・小肌
江戸前。酢〆で身の旨味とのバランスがいい。
・墨烏賊
淡路島。、超やわらかい。スカッとした食感ひたすら心地いい。
・バフンウニ
北海道。一点の曇りもない直線的な旨味と甘味。クリアな味とも言う。海苔の香りも際立つ。
・鯵
徳島県。時期的にあっさりとサッパリと。
・車海老
茹でたて。味噌?コクがあって甘い。
・北寄貝
北寄貝の出汁に潜らせてから握る。半レアでザクっと包丁を入れ口の中でシャリと調和する見事な食感。
・鰯
金沢。冷やしてあり、軽く土佐酢に潜らせてある。
脂とシャリが合う。
・穴子
対馬。炊き上がり10分前に醤油を入れるので白い。
煮付けめは最小限で純粋な旨味。
・トロタク
ここまでセットなの嬉しい。トロと海苔は合うなぁ。
・玉
芝海老の香りがいい。
・せとか
ビールと焼酎ソーダ割りでお会計28,000円ほど。
姫路と東京、同じ店名でつながっている親子。いつか親父さんと共演するのかな?
「鮨 かみなり」は、人形町に新たな風を吹き込む実力派寿司店。いいお店が人形町にできました。ごちそうさまでした。
コメント