京都府京都市にある天ぷら店「天婦羅処 京林泉」。
京都駅ビル直結「ホテルグランヴィア京都」M3Fにある天ぷら専門店。
老舗料亭「京大和」直営の姉妹店として、軽やかで上品な“京風天ぷら”を供する一軒です。
JR京都駅直結。ホテルグランヴィア京都 M3F。
改札から雨に濡れずに到着できる導線が快適。巨大なので初見だとホテルグランヴィア京都に辿り着くのが少し迷う。
「天婦羅処 京林泉」はどんな店?
明治10年創業の料亭「京大和」の技を受け継ぐ直営・姉妹店。
衣は薄く、素材の香りと甘みを前に出す“京風”が芯。
観光・出張の“京都口”で本格を体験できる稀少なロケーションです。
席数は29席。駅直結ゆえ利便性が高く、天ぷらを“移動前後の限られた時間に”きちんと楽しめます。
コース
価格帯の目安:ランチ4,000円前後〜、ディナー8,000円前後〜。
コース中心で、天ぷらを軸に先付やご飯物まで流れよく構成。
季節の京野菜や海老、白身魚など、揚げたてをテンポよく。
塩と天つゆで軽重を切り替え、素材の“旬”を際立たせます。
実食レビュー 2025年8月訪問
京都で天ぷらと言うと「天ぷら 京星」以来。
天ぷらはもともと東京の郷土料理ではあるが、別に東京だけのものじゃない。
意外と京都も活発な地域です。だけど不思議と隣の大阪は全然お店がないからまた面白い。
予約の時点でコースを決めるように言われます。
今回は8,000円の花コース。
18時〜カウンターは僕含めて2組だけ。日曜日なのに寂しい。
揚げ手はだいぶ物静か。僕が東京者だからではなく皆んなに対して平等にこうです。
この日は僕一人だったので店主と無理に会話せずに済むのはありがたい。淡々と揚げている感じで干渉されたくない人にはいいかと。
スタッフの人たちはとても感じが良いです。
少しだけ電波が弱いので(僕のスマホはソフトバンク)Wi-Fiを使わせてくれました。
先付は出汁で炊いた蛸の柔らか煮や、芋、カボチャ。蛸はだいぶ甘めの味付けです。
車海老は旨味と甘味が引き出されてます。
海老頭は身を挟まないスタイルでよく揚げによる香ばしさが際立ちます。
とうもろこしは包丁でザクっと上の部分をカットしてそのまま揚げたもの。
琵琶鱒の紫蘇巻きはサクッとした衣の食感、あとに紫蘇による香りと鱒の旨味が調和します。
京都産の万願寺唐辛子は特に可もなく不可もなく特に印象なし。
ズッキーニと京都産の無花果。
ズッキーニはほぼ水分で天ぷらにする意図は衣のサクッと感とジューシーさのみ。濃縮しない限り味はないですが油切れという意味での天ダネとしては効果を発揮。
無花果もなかなかの熱を持ってます。無花果もサクサクの衣とジューシーな天然の甘味に味噌が塗られ口内調理で美味しくなります。
穴子と蓮根はどちらもカレー塩で。穴子は肉質しっかりとして筋肉質で味わいとしては淡白気味。サイズも小さめです。旨味と香りがあればカレー塩でなくてもいいかと思います。
蓮根はじっくり揚げ、シャキシャキっと噛むたびに甘味が増していきます。これも特にカレー塩で食べる必要はないかな。
車海老、海老頭、糸瓜。
デジャブかと思った。でも海老は嬉しい。
系瓜は金糸瓜(そうめんカボチャ)で加熱するとまさに系状のシャキシャキっとほぐれていく。天ダネとしては面白いですね。こちらも食感の妙で味はと言うと限りなく淡白。
大根おろしを乗せてつゆをかけて。この食べさせ方って東京にはあまりないですね。
牛蒡の香りや海老の旨味に相まってこれはこれで旨いですがつゆが少し濃いので全体的に少量でいい。もう少しつゆの味を薄くしてもいい気がします。
ビール、白ワイングラス二杯でお会計は12,400円。
衝撃が走るとかはないですがこの値段でサクッと天ぷらが食べれて、そんなに変な感じが全くない。
というより実直な天ぷらがいただけます。こういうのでいいのではないしょうか。
意外と穴場なのではないかな。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所: 〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル(ホテルグランヴィア京都 M3F)
アクセス: JR「京都」駅直結/中央改札すぐ(駅ビル内).
営業時間: 11:30〜15:00(L.O.14:00)/17:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日: 祝日以外の月曜+祝日翌日の火曜
席数: 29席
予算: 昼¥4,000〜/夜¥8,000〜(目安)
決済: クレジットカード可(VISA/Master/JCB/AMEX/Diners)、交通系IC等の電子マネー可
予約: 公式サイト・TableCheckにて可/電話 050-3628-7377