【大阪・南方】寿司割烹 ふじい「新大阪で旨い鮨を食べるならココ」

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寿司(鮨)

大阪・西中島南方にある鮨屋「寿司割烹 ふじい」。

場所は大阪市の西中島南方駅か南方駅より各3分程度。

オープンは2023年6月とまだホヤホヤの新店。




地域密着型の「すなおや」グループによるお店でこの周辺には10店舗以上の鮮魚店がある。

こちらは藤井社長自ら腕を振るう鮨屋。

大将:藤井政志さん

実は静岡県浜松出身という事実を途中で知った。

生まれた時から美味しい魚を食べて育ったことから30年前当時の大阪の魚レベルの低さに愕然とし、この地で商売をすると決めたそうだ。

以来、徐々に店を拡大していき、すっかりと大阪の人たちの胃袋とハートを掴むことに成功。

比較的リーズナブルな金額の店舗が多い中、こちらは少し値段が張るお店。とは言っても東京からすると十分安いですが。

本日は14,300円税込のコース。

以下、いただいた料理。

・岩モズクとジュンサイ

旬をさっぱりといただいた。

・オスのズワイガニの子供

子供だけど味噌もあり、味わいは濃厚だ。

ジュレの酸味との対比もいい。

・鱧

あえて皮を少し残してゼラチン質の旨味を残している。

梅、山葵がより鱧の旨味を引き立て、ペリーラという大葉の新芽も香りのアクセントに。




・赤身ともちとろろ

大間の赤身と青森県の「もちとろろ」。その名の通り餅の様にもちもちとした食感を楽しめる。

熊本の「すじ青のり」がまた香り高い。

・蛸

塩と醤油で茹でた昔ながらの大阪の仕事。

噛み応えあり、味や香りも出てくる。

・焼きマナガツオ

トロッと香ばしく。

・海老芋

・鱧の子

・平目

しっかりと昆布〆による昆布の旨味と平目の香りが調和してます。

前日まではお造りで出していたそうで、改めて鮨とは「料理」だということを認識させられる。

・車海老

前日に茹でて旨味がまわった車海老。甘味はちょい弱め。

・剣先イカと雲丹

大阪の方は剣先イカを好まれるそうで、それに合わせていたらこの形になったらしい。

・鯵

香り、あたり葱によるコク、舌触りいいっ酢。

・煮蛤

九十九里浜。あえて食感を残して噛ませる。ミルキーだ。

・はがし

カナダ産の力強そうな筋をはがしたもの。

シャリの温度は上がり、口中でトロけ、何とも言えない濃い旨味の余韻。

・白甘鯛

香りをダイレクトに感じる。

・白甘鯛 煎り酒

なんと贅沢な食べ比べ。

煎り酒も旨いけど最初の方が好きです。

・メヒカリ、松茸、柳蓮田蓮根の天ぷら

足がはやいメヒカリの天ぷらなんて普段東京じゃ食べないので嬉しいです。サクッとして、中はトロットロ。

・白甘鯛の炊き込みご飯

え、14,300円のコースでここまで出る?と思ったらこれはいつも出るものじゃないみたい。出たらラッキー。

・雲丹イクラの小丼

・小肌

硬くしたくないということから、割酢に2回漬けたみずみずしいタイプ。

・穴子

こりゃ凄い。液体です。今年食べた穴子の中で一番液体。もはや見た目はスイーツっぽいもん。

・棒寿司

・赤だし

・ノドグロの手巻き




・デザート

本日の飲み物

お会計は約18,000円

勿論、出てくる魚は最高峰のピンネタではない。だけど14,300円の価格以上の満足感がある。

高ければいい、安ければいい。そういうもんじゃない。

しっかりとした仕事、接客、酒、全てが集結してこその価格だと思います。そういう意味では物凄くいいお店だと思います。ごちそうさまでした。

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