東京・とうきょうスカイツリー駅麓にある天丼屋「花家」。

東京・墨田区向島。
下町らしい路地裏の風情を残しながら、東京スカイツリーの足元に根を張る老舗がある。
それが、天丼の名店「花家(はなや)」だ。
創業はおよそ60年前。
初代が小料理屋として店を開き、二代目がその味を引き継ぎ、現在は江戸前天ぷらを中心に据えた天丼専門店として地元の人々に愛され続けている。
「花家」ってどんな店?

「花家」は、東京スカイツリーの最寄り駅・押上駅から徒歩約7分。
浅草通りを少し外れた静かな通り沿いにあり、木の看板と暖簾が目印だ。
創業は昭和中期ごろ。
初代は料理好きが高じて小料理屋を始めたが、常連客の「天ぷらがうまい」という声をきっかけに、二代目の代から本格的に天丼一本で勝負するようになる。
揚げ油には白絞油と胡麻油を独自にブレンド。
火加減と香りのバランスを保つため、毎朝油を一度ずつ濾してから営業に入る。
この手間を惜しまない姿勢こそ、下町の老舗が愛され続ける理由だ。
2025年11月訪問
土曜日の13時前に入店。
「一人で営業してるので提供に時間がかかる場合があります」と張り紙がはってある。
店内は我々でちょうど満席。
カウンター席、奥には小上がり。だいぶこじんまりしてるお店だ。
テレビと天ぷらを揚げる音がBGM。
いかにも街の天丼屋と言った感じ。

キリンビールのグラスでお茶が出てくるのも味があっていいね。

しかし安い。相場で言えば全体的に500円位安いんじゃないかな。
850円の「まんぷくセット」なるものは天丼に温かい蕎麦までついてくる超サービスメニュー。
しかし全然出てこない。まぁそれを了承して入ったわけだがまぁまぁ待たされますので時間に余裕を持ってきましょう。
20分ほどして先に海老天丼が出てきた。
・海老天丼 1,000円

海老3本、野菜3種。
すげぇ、だいぶ標高高いです。思わず縦で写真撮りたくなる。これが天丼だよ。

野菜はピーマン、茄子、カボチャ。
ここにさらにお漬物、冷奴、味噌汁までついてくる。
これで1,000円なんて今どき安過ぎるでしょ。1,800円くらいのイメージなんですが。
・江戸前天丼 1,300円

江戸前天丼になると今度は横に広い。
穴子がウイングしている。なかなかこのサイズが天丼に入っているのはお目にかかれない。
海老、穴子、鱚、烏賊、野菜3種。

さっそくいただいてみると熱々の衣はぶ分厚いが揚げたてなのでサクッともしている。不思議な衣ですね。
タレはかなり甘味が強めだ。こいつは漬物の酸と交互にいただいていこう。

スティック状の烏賊。

ピーマン。

鱚。

茄子。これがまたデカくてジュースが熱々。

ニンジン。

そして穴子。デカ過ぎる…もっとリサーチしてくれば良かったってくらい満腹に。
野菜のカットも大ぶり食べ応えがあります。
カウンターの高級天ぷらと比べちゃいけません。
この値段でここまでやってくれることに感謝。ごちそうさまでした。
店舗情報
店名: 花家(はなや)
ジャンル: 天丼・天ぷら・和食
住所: 東京都墨田区向島3-39-8
アクセス:
・東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩約5分
・都営浅草線・京成押上線「押上駅」A3出口から徒歩約7分
・スカイツリータウン・ソラマチから徒歩圏内
電話番号: 03-3622-8471
営業時間:
昼 11:30〜14:30
夜 17:00〜20:30
定休日: 第1・第3火曜日
席数: 約10席(カウンター6席・テーブル4席)
予算:
昼 1,000円〜1,500円前後
夜 2,000円〜3,000円前後
決済方法: 現金のみ(クレジットカード・電子マネー不可)








