東京・新宿御苑前にあるうどん屋「功刀屋 新宿御苑店」。
「功刀屋(くぬぎや) 新宿御苑店」は、東京メトロ丸ノ内線・新宿御苑前駅3番出口を出てすぐの路面に位置します。
オープンは2022年2月7日。
圧力鍋で高温・短時間に茹で上げる極太うどんが名物。
新宿御苑前というと「切麦や 甚六」「うどん 萬田次郎」などうどんの良店が多く集っている場所だが、こちらもランチタイムには行列が絶えない繁盛店。
ちなみに讃岐うどんのお店ではありません。作り方も全然違います。
こだわり
3種類の小麦粉をブレンドし、圧力鍋にも耐えられるしっかりとした強さのある太麺を提供。
太さ・食感ともに唯一無二の仕上がりで、一口噛むたびに弾むような歯ごたえを楽しめます。
全16席のコンパクトな店内は、カウンター席がメイン。
「麺の中心をα化させる」について解説を加えると、でん粉の糊化(こか)のこと。
生の小麦粉中のでん粉は、結晶構造をもつβ(ベータ)結晶の状態。水と熱を加えると、でん粉粒が水を吸って膨潤し、結晶構造が壊れてアミロース・アミロペクチンが溶け出す。この状態を「α(アルファ)化」あるいは「糊化」と呼び、透明感のあるペースト状になります。
超簡単に言えばデンプンを水と熱によって柔らかくすること。わかりやすい例で言えばほぼデンプンでできているお米。お米がふっくら炊きあがるのを糊化している状態ということだ。
これにより表面だけでなく中心部までもっちりとした粘りが出て、歯切れよく仕上がります。
でん粉の「α化(糊化)」は麺の食感や消化性を左右する重要な要素とされています。
平日セット 2025年7月訪問
食券機が店前にある。みるとぶっかけ単品が見当たらない。
何かしらトッピングがつけられ強制感がある。海老天とかいらないんだけどなぁ。
と、下にすげぇちっちゃく「平日セット」なるものがある。
これがぶっかけに「ちくわ天」「鶏天」がついたミニマムメニューのようだ。
番号札を渡されできたら呼ばれて取りに行くスタイル。返却もセルフです。
・平日セット 890円
ぶっかけにちくわ天と鶏天がついたもの。むしろ結構お得な気がする。
うどんは潤いに満ちてます。極太まではいかない太麺。
出汁は北海道産の日高昆布・瀬戸内海産サバ節・うるめ節を使用。
うどんは表面はふわっとしてもっちり感がかなり強い。
跳ね返りもあって、中心までねっとりとした粘りがある。
言うなればお餅のようなかなり独特な食感です。
確かにこのようなうどんを出す店はあるようでないかもしれない。ちかくの「うどん 萬田次郎」のうどんも食感がユニークだが、そこのとも異なる。
鶏天はあっつあつの揚げたて。これは嬉しいですね。サクッとしてキリッとした味付けもいい。
プリッとして柔らかい鶏肉も口内で弾けるよう。
うどん屋で揚げたてを提供する店はいい店だと勝手に思っている。
サクッとした食感とこのうどんの粘りある食感のコントラストが口内を楽しくさせる。
店員さんの接客もよくてトータル、印象いいです。ごちそうさまでした。
店舗情報
店名:功刀屋 新宿御苑店(くぬぎや)
住所:東京都新宿区新宿1-7-2
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」3番出口 徒歩10秒
営業時間:11:00~19:00(麺売切れ次第終了)
定休日:無休
席数:16席(カウンター/テーブル)
予約:不可
支払い:現金・交通系電子マネー可