沖縄・浦添にあるチキン専門店「ブエノチキン 浦添店」。

沖縄・浦添にある「ブエノチキン浦添店」。
観光客にも地元民にも愛され続ける、にんにくの香りがたまらない「丸鶏ロースト」の専門店。
沖縄の焼き鳥文化や家庭の味とはまったく異なる方向性で、「チキンをここまで主役にできるのか」と思わず唸らされる。
創業から40年以上、そのレシピと精神は、まさに沖縄ローカルフードの象徴と言っていい。
「ブエノチキン浦添店」とは?

ブエノチキンの歴史は、1982年(昭和57年)に那覇・栄町で創業した「ブエノチキン那覇」から始まる。
創業者・仲宗根家が手がけた「にんにくとお酢で丸鶏を焼く」という独自の製法は、沖縄のローカルフードとして広まり、今や県内外にファンを持つ存在となった。
その味を受け継ぎ、浦添に開業したのが「ブエノチキン浦添店」。
正式な創業年は2000年代前半。
そして2022年9月2日、浦添市内間1丁目から現在の浦添市内間2丁目へと移転オープン。
現在の店名は「沖縄丸鶏製造所 ブエノチキン浦添店」。
店主は創業者の親族であり、那覇本店の味と精神を忠実に継承している。
つまり、那覇本店・浦添店の2店舗が、ブエノチキンの正統な系譜だ。
店の外観と雰囲気
浦添市の住宅街にある「ブエノチキン浦添店」。
昼間は穏やかな通りだが、夕方になると焼きたてチキンの香りが風に乗って広がる。
店構えはシンプル。
黄色の看板とチキンのロゴ、そして大きな窓越しに見えるロースター。
店内は清潔感があり、テーブルとカウンターを合わせて約20席。
天井が高く開放的で、昼間は地元主婦や観光客、夜は会社帰りの常連客が訪れる。
奥には厨房があり、焼き上がるチキンを一羽ずつスタッフが取り出しては袋詰めしていく。
この“香りと音”のライブ感こそ、浦添店の魅力だ。
秘伝の味付け:にんにく×お酢×ハーブ
ブエノチキン最大の特徴は、にんにくとお酢をベースにした秘伝のマリネ液。
沖縄県産の若鶏を丸ごと使い、2日間このマリネ液に漬け込む。
材料は至ってシンプル。
・にんにく
・お酢
・ハーブ(ローリエなど)
・塩
・香味野菜
これをじっくりと浸透させることで、鶏肉は骨の中までしっとりと味が染みる。
焼き上げには専用のロースターを使用。表面は香ばしく、中はふっくら。
お酢の酸味が肉の繊維をやわらげ、にんにくが香りと旨味を底上げする。
油を多く使わず、余分な脂は落ちるため、驚くほど軽やか。
香ばしいのに、しつこくない。それがブエノチキンの味だ。
メニュー構成

丸焼きチキン(1羽)
約4人前。テイクアウトの看板メニュー。
家庭の食卓やキャンプ、年末のごちそうにも人気。
半羽チキン
1〜2人前。
「焼きたてを一人でも楽しみたい」という人におすすめ。
ジューシーで香り高く、にんにくソースとの相性が抜群。
おつまみプレート(イートイン限定)
サラダや副菜を添えた盛り合わせ。
ワインや泡盛とのペアリングが絶妙。
ドリンクはオリオンビール、泡盛、さんぴん茶など。
地元の人は「チキン×オリオン」で締めるのが定番スタイルだ。
2025年10月訪問
平日の昼過ぎに訪問。

店外にはテイクアウト用に自販機もあります。
この日はテーブル席でイートイン。店内すごいニンニク臭。この後予定ある人は厳しいスメルです。

とりあえずオリオンビールで乾杯。
ブエノチキンは半羽が最小ロット。男5人ということで1羽をオーダー。
出てくるまで結構時間がかかります。
・ブエノチキン 1羽 2,600円

アルミに包まれたチキンがやってきた。
開けば粗くカットされたニンニクがワイルドに入っております。

ケンタッキー・フライド・チキンみたいに衣だけに味がついてるのではなく、肉自体にちゃんと味が染み込んでる。
結構塩味が強く、味の構成要素としてはシンプル。

確かに旨いです。ご飯もいいけどオリオンビールと食らうって感じのダイナミックな料理。ごちそうさまでした。
【ブエノチキン】の動画
店舗情報
店名:ブエノチキン 浦添店(沖縄丸鶏製造所 ブエノチキン)
住所:沖縄県浦添市内間2-11-15
電話番号:098-876-0452
アクセス:沖縄都市モノレール「古島駅」から徒歩約8〜10分
営業時間(テイクアウト):10:00〜17:30(売切れ次第終了)
定休日:日曜・月曜(正月元旦〜1〜2週間休)
駐車場:店舗前に約12台
移転:2022年9月2日新店舗に移転済(現在の所在地に)








