いま東京ラーメンシーンで話題となっているお店「Ramen Break Beats」。
最寄りは祐天寺駅とあるが徒歩15分くらい歩きます。しかも記帳制というハードルの高さ。
シェフであるYANASEさんは地元福岡や東京でフレンチ、イタリアンを学び、カナダのトロントで和食を経験された方。
しかしコロナ禍でレストランで働けなくなってしまい、帰国。
自宅でラーメンを作りInstagramにラーメン画像を投稿していたところ徐々にフォロワーも増え、話題となり、ついにラーメン屋を開業することに。まさに「コロナ」で運命が変わった方。
流れのままフリースタイルで生きていくYANASEさんの生き方を店名に込め、SNSを活用し上手くブランディング、マーケティングすれば立地が悪くても人を呼べるということで駅から少し離れたこの場所に店を出した。まさにいまのSNSの時代のラーメン屋。
しかもこの日はちょうどオープンして一周年という事でたまたまの周年祭。
本日は撮影もかねての訪問。調理風景も撮影させていただいたので良かったら下までスクロールしていただき動画をご覧ください。
麺をテボで茹で、大鍋で何度も麺線を整える姿が印象的でした。
・特上醤油らぁ麺 1,650円
まずはこの麺線の美しさに見惚れる。
「料理は見た目」というのを改めて実感させられる。
具材はチャーシュー3種類、ワンタン、海苔、味玉、九条葱、フライドエノキ。
旨味豊かな熊本の天草大王をベースにしたスープに羅臼昆布、香ばしい香りの醤油、天草大王の脂からじっくりと抽出された品のある香りの「鶏油ポルチーニ」。
フレンチ経験者だけあってコンソメスープ風の清湯となっており、非常に澄んでいます。
丸みを帯びた滋味深い旨味がじんわりと口中を満たす。
三河屋製麺のストレート麺はなめらかで口当たりよく、しっかりとスープを持ち上げる。
この日のチャーシューは神奈川県のやまゆりポーク、鳥取の大山鶏、埼玉県の合鴨の豪華3種類。
豚と鴨ロースは燻製されている。
ふわりときめ細やかな繊維質で軽い大山鶏、脂の甘み豊かなやまゆりポーク。
特に鴨肉は野生味とスモーキーさがまた合う。
干しエノキと鶏油ポルチーニとの組合せは旨味成分のグアルニン酸を感じさせ、一層味わいが広がる。
化学調味料の様な最初からガッツリキマった旨さというよりも徐々に旨味が蓄積していくような感覚だ。珍しく完飲。最後までとても美味しくいただけた。ごちそうさまでした。
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