茨城県の古河に「ケンちゃんラーメン」がこの3月15日にオープンし関東初進出を果たした。
この「Kさんとは山形県酒田市発祥の庄内地方を中心としたソウルフードである。
このケンちゃんラーメンとは山形県酒田市発祥の庄内地方を中心としたソウルフードである。
いまや青森や秋田など山形県外にも出店するようになり、今回はついに関東に進出。
小学校から夏休みになると酒田の祖父の家に遊びに行ってた頃から食べていたラーメン屋がここまで大きくなるとは感慨深い。
新宿駅から湘南新宿ラインで1時間ちょっと揺られ到着した古河駅。駅からはタクシーで5分ほど。
平日の12時で駐車場は満車、外待ちは15人ほど。
私もだが、みんな仕事しよ笑
並んでると煮干しのいい香りがしてくる。あぁ、これだよ、ケンちゃんラーメンの香りだ。
店はケンちゃんラーメンの世界観を壊さないようにちゃんと住宅街にあって、店内の作りもケンちゃんラーメンのまんまだ。だから全然違和感がなくて本当にいま茨城県?と錯覚するほど。
タッチパネルの食券制で普通盛りをポチりと。
ケンちゃんラーメンでは濃いめ、油ぽく、身入りがマイルールなのでこちらでも同じように選択。
・中華そば 普通 900円
きたー。
スープ多っ。なんてノスタルジックな見た目なんだろう。なんか感慨深い…
スープを一口。油ぽくにしたからか上は液体油の層。豚による動物系と煮干しの香りが見事なバランス感覚。あぁ、旨い。
スープは何かが突出しているわけでなく掴めそうで掴めない。だけどずっと飲めてしまう不思議な魅力があり、素材同士がしっかりとした均衡を保っている。
少し他のケンちゃんラーメンに比べるとカエシは控えめでやや薄味かもしれない。こちらの店舗では濃口を推奨します。
そして麺は平均かそれより少し細め。
うねうね感も健在で平打ちながら厚みのあるタイプでいい感じに口内で暴れてくれる。
すぐに伸びてしまう店舗もあるがこちらはそのスピードは比較的緩やかだ。
なにより麺の香りが素晴らしい。この麺の香りと煮干しの香りが見事に抱き合っている。
さらにここに海苔や葱の香りも加わりこちらのラーメンも存分に鼻で食べさせてくれる。まさに私の中の醤油ラーメンの答えがここにある。
チャーシューは本家だともう少しパサ気味だけどここではしっかり脂のあるタイプ。おそらく肩ロースとモモ。
細切りメンマは食感のアクセント。
この脂は腹の方の脂。だから背脂よりもさらに甘い。プリっとした食感を残すこの火入れ加減も絶妙で一緒に食べる事でマイルドな味わいとなる。
総じてどこのケンちゃんラーメンとも被らない古河店ならではのケンちゃんラーメンだった。
山形までいかずともこれが関東で食べられるとは本当に有難い。また関東圏にできないかなぁ。ごちそうさまでした。
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