神奈川・武蔵小杉にある「ラーメンこじろう 武蔵小杉店」。
神奈川県・武蔵小杉。
タワーマンション群の中に埋もれるようにして存在している。
もともとは「ラーメン二郎 武蔵小杉店」としてオープンしましたが、2011年に破門され、屋号を変えて再出発したという、二郎史の中でも特異な店舗。
下記、その経緯まとめました。
「ラーメンこじろう 武蔵小杉店」ってどんな店?
二郎から破門された背景
こちらの店舗は「エヌエス・プランニング」 という外部企業が運営母体でした。
この会社は、新橋店・武蔵小杉店などを手掛けており、二郎本店(山田総帥)の直接的な暖簾分けではなく、法人契約の形で出店していた店舗群です。
ちなみに以前は「ジローフードシステム」という別法人が、歌舞伎町店などを運営していました。
「エヌエス・プランニング」はその後に登場した別の法人で、武蔵小杉店や新橋店を展開。 どちらも総帥直系ではないため、ジロリアン界隈では「疑似直系」「看板貸し」と呼ばれることもありました。
武蔵小杉店の運営はあくまで「エヌエス・プランニング」主導で、店主も三田本店での修業歴がなかったため、「直系」を名乗る資格がないとして2011年1月に「二郎」を外され、「ラーメンこじろう526」へ改称することになりました。
なぜ「エヌエス・プランニング」は二郎を名乗れたのか?
当時、「ラーメン二郎」の屋号は商標登録されておらず、法的に規制しづらい状況でした。
そのため、実際には黙認状態で営業できてしまったのです。
二郎の知名度は非常に高く、「二郎」を名乗れば集客が見込める。外部法人としては、このブランド力を利用することでビジネス展開が可能でした。
いわゆる「家系ラーメン」現象ですね。
山田総帥自身は「自分が育てた弟子以外は認めない」という立場。しかし直接的に強制排除する動きも限定的で、結果として「名乗ってしまった者勝ち」の状態になったのです。
山田拓美総帥が「ラーメン二郎」を商標出願したのが2001年。2003年に商標が正式に登録された以降は「ラーメン二郎」の屋号を無断で使うことができなくなりました。
ラーメン 700円 2011年6月訪問
客は一人だけ。正直言って全然活気がない。
店も清潔感がない。愛想もない。まぁこれは二郎系に関しては特に別に思いません。
でもなんか店の活気って味に左右されるんですよね…
・ラーメン 700円
野菜は100%モヤシ。
液体油の層があり、一口目はなかなか勇気がいる。
豚出汁に醤油と油を合わせただいぶライトな非乳化スープ。
ニンニクを入れるとまた表情を変えるだろう。この日は入れなかったが少しでも確実に入れ方が良かったと感じるのはあまりにスープがペラペラだからだ。
麺はワシワシ感のある標準よりやや細めの平打ち麺。
硬過ぎずクニュっと絶妙な二郎系らしさを残す食感。
豚は味染みはイマイチ。
豚出汁に醤油の感じといいどこか仙川店と被るところもあると感じるのは自分だけかな。
色々言ったけどこれも個性。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所:神奈川県川崎市中原区上丸子山王町1‑1393
最寄駅: 小田急線・東急東横線「武蔵小杉駅」より徒歩約8〜11分(約379 m)
東急東横線「新丸子駅」より徒歩約7〜8分
営業時間:
昼の部:11:15〜14:00頃(※しばしば開店が遅れることあり)
夜の部:17:00〜21:00(※麺切れ終了の可能性もあり)
定休日:火曜日
席数:合計11席(カウンター7席+座敷4席。ただし座敷現在は使用不可との記録あり)
支払い方法:現金のみ(カード・電子マネー不可)
駐車場:なし(近隣にコインパーキングあり)
喫煙:全席禁煙