東京・新代田にある「ラーメン二郎 環七新新代田店」。
京王井の頭線の新代田駅から徒歩3分ほどにある「ラーメン二郎 環七新新代田店」。
初代店主が2014年で引退し、現在は二代目店主が営む。
店主交代により店名も「ラーメン二郎 環七新新代田店」から「ラーメン二郎 環七新新代田店」となっています。
ラーメン二郎の歴史
「ラーメン二郎 三田本店」は、1968年に創業者・山田拓美氏(通称「総帥」)が東京都目黒区の都立大学駅近くで開店した「ラーメン次郎」が始まり。
その後、1971年に三田の地に移転し、看板の誤記により「ラーメン二郎」となりました。
このとき、直さずにこのままいくところが山田さんっぽい。
1996年には道路拡張のため現在の港区三田2丁目に移転。昼の部では創業者の山田氏も厨房に立ち続けており、その姿を一目見ようと訪れる「ジロリアン」も少なくない。と言うかもはや妖精レベル。
ラーメン二郎の特徴であるボリューム満点のラーメンは、学生を中心に支持を集め、現在では全国に40店舗以上の直系店が存在する。
新代田店について
2000年1月オープン。14年間営業し、惜しくも2014年4月26日で閉店。
翌月の5月には歌舞伎町店で助手をしていた店主が現店主となり、そのタイミングで店名も「環七新代田店」から「環七新新代田店」と変更になる。
初代店主は音楽好きで店内のBGMはミッシェルガンエレファントやブランキージェットシティなど骨太なジャパニーズロックが流れていた。
麺は丸麺で当時、二郎で一番香りのある麺だった。それと同時に一番液体油が浮かぶ店舗で強烈な非乳化スープは随一の個性を放っていた。
店主が変わってから味は刷新され、麺もかなり極太の縮れ麺となった。
限定メニューも販売に販売しリピーターの胃袋も掴む。
小ラーメン 750円 2020年7月訪問
平日の7時10分到着。外待ち20人程。
やばい、めっちゃ並んでる。
ワールドカップが夜の23時からあるという事でみんなその前に精をつけにやってきたというのか?だとしたら恨むぜサッカー。
この新代田店はリニューアルしてから4年ですか。昔の新代田店の味が好きで学生時代は狂ったように毎週の様に通ってたんだけど突然の閉店でだいぶ落ち込みましたわ。
この店舗、数年前に「写真撮影が一切禁止」になってSNSを賑わせましたね。
面白半分で大盛りにして写真だけ撮って残していく奴らや、店主や他のお客さんを無断撮影したりする不届き者が多かったせいですね。
いまは「ラーメンのみは撮影可(動画は不可)」です(2018年6月現在)。
やはり幸か不幸かSNSで拡散した方が今の時代手っ取り早く宣伝になるんですよね。
しかも宣伝にお金かからないですから。
まぁ、あまりにモラルのない客が出てくればまたすぐに「全面撮影禁止」となるでしょうね。
しかし相変わらず回転率は悪い。麺の太さを考えれば納得だけど。
ようやく店に入れたのが並び始めてから40分後の19時50分。着丼は20時5分。
・小ラーメン 750円 トッピング ニンニク少し
久々の新代田店って事でニンニクを少し。
限定の「冷まし中華」か迷ったけど全店制覇3周目ということで基本の「小ラーメン」を。
ヤサイの盛りはおとなしい。シャキシャキ。キャベツ率は高め。
麺を引っ張り出すと極太の平打ちちぢれ麺。
ここの麺も二郎の中ではかなり太い部類。(一番太いのは「府中店」)
小麦が凝縮されたようなモチモチとクニュ感が織り成す極上の麺。
美味しいです。
豚は…小さい。
これは明らかにオープン当初よりも小さくなっている。確かリニューアル前の新代田店もこのくらいのサイズだったな。
肝心の味は脂身もあるがトロトロで程よい染み具合。
これ以上デカくてもどうせ食えないか。
スープは液体油多め。豚の出汁がでたもので塩分高め。しょっぱ美味い。
濃度があって思った以上にガツンとした味だ。
スープも強いが麺もそれに負けてない。だから正直テンションが凄い。
おじさんには結構しんどかったりする。
ニンニクがいいアシスト。ニンニクの重要性。
美味しいんだけどかなり満腹。糖質、万歳。
汗だくになりながら店を出る。
湿度が凄い。靴の裏がヌルヌル。
あぁ、この感覚久々だ。ごちそうさまでした。
小ラーメン 780円 2018年6月訪問
久しぶりに新代田の二郎が食べたくなり店へ向かうと13時前で外待ち13人。
そりゃ、土曜日ですもんね。
覚悟はしてたけど一度二郎欲が掻き立てられると代替えはきかないから困る。
改めて考えると代替えがきかない食べ物って最強だよね。
やれやれ、しかも並んでる最中に小雨まで降ってきたよ。
自分含め傘持ってない人はひたすら雨に耐えるのみ。
だけど脱落者は誰もいない。
すぐに雨は止んだが今度は風が出てきた。
まぁ乾燥できてちょうどいい。
これが冬だとフジロック並みの過酷な状況。だけどみんなそれだけ二郎が食べたいんだな。
途中定員さんが出てきて1人づつに麺の量を確認。
麺少なめか直前まで迷ったがついうっかり「小で」とかましてしまった。
ちくしょう!今日の飯は終わりだ!
店の外に貼られた注意事項。
「マスクをしてないお客さんはお断りします。」「両替もお断りします。」
⬆︎
かなり重要な情報です。
訪問前はしっかり財布の中を確認しましょう。
こういうのが嫌な殿様気質のお客さんは最初からお呼びでない。わかりやすい。
13時半に着席。
店内には「おしゃべり禁止」の文字。徹底してます。
座ってからは待つことなくすぐにラーメンが出てきた。
・小ラーメン 780円 ニンニク少し
久々だ。いいね、このビジュアル。
明日も休みなのでニンニクは少し。
麺は極太平打ちで微縮れ。
このタイプって二郎の中でも珍しいかもな。
麺を引っ張り上げるとスープで変色している。
一口すする。
最初やや柔らかめかなと思ったけど芯ではギュッとしっかり噛み締められる。
この加水率好きだ。
スープはいつのまにか完全なる非乳化に。
液体油の層は旧新代田を彷彿とさせ、オイリーさの中にキリッとしたFZ醤油が立つ。
豚や野菜の出汁もしっかりとしており重厚感ある仕上がり。
豚は標準二郎のサイズ的にはやや小さめだがよく煮込まれておりホロホロっと。
味付けもよくニンニクと一緒に食べるとこれまた危険な旨さ。
量は結構多かったが今日は調子が良くなんとか食べることができた。
昔より格段に味がレベルアップしてる。
というか私が好きだった旧新代田の味に近づいていってる気がするから嬉しい。これはまた来なくては。
ごちそうさまでした!
つけ麺 800円 2016年7月
こちらの店舗は限定商品を頻繁に販売しておりしかもその情報は突然Twitterで告知される。
「量産型冷まし中華」や「旧新代田パイセンラーメン」など。
ようやく「つけ麺」の告知があがったと思ったら翌日はやってなかったり、なかなかハードルが高め。
・つけ麺 800円
スープは毎回変わるようだ。前回は煮干をベースにしたもので、今回は鰹出汁。
麺の方ん位豚や野菜がのっている。
冷水で締められた麺はグッと弾力が強め。つるつるモチモチの食感がいいです。
豚は厚みがあるもの2枚。柔らかくジューシー。
スープは鰹の魚介に酢の酸味が効いてサッパリしたもの。塩分がかなり強めでパンチとキレがある。
このキレっキレのスープにはこの極太麺だろう。量はだいぶ多くて400~450gくらい?
無我夢中でバキューム。腹がはちきれそうになりながらも完食。ごちそうさまでした。
小ラーメン 2011年1月訪問
高校生の頃から通う二郎、私がはじめて2001年に二郎に出会った店舗。
そう、私にとって二郎は三田本店ではなく、この新代田店で今でも一番思い入れが強い。
回転率は悪く
このビジュアルは本当に唯一無二。
分厚い液体油の層、漆黒のカネシ醤油、背脂が浮く強烈な非乳化スープだ。
初めてのひとはもれなくこの油の量に引いてたな。
ヤサイに関しては100%モヤシ。油を吸い込んだいかにも身体に悪そうなモヤシだ。味は油の味しかしない。罪悪感MAX。でもそれがいい。
若干の丸みを帯びた微縮れ麺。
小麦の香りが抜群なんです。ムチっと食感もいい。しかしこの油のうめぇこと。
油とキレのある醤油を吸い込み後半は色が変わります。
脳天を直撃するかのようなキレと合わせていただくと独特な風味を出している。
豚は他の二郎に比べて小さい。だが旨味がギュッと詰まっており味染みも抜群だ。
間違いなく異端。それゆえに直系二郎をイメージしていくと全く裏切られることに。そのロックさが素晴らしい。ごちそうさまでした。