東京・溜池山王にある鮨屋「寿し処 寿々」。

溜池山王の「寿し処 寿々(すず)」は、赤坂・永田町の名店密集エリアで存在感を放つ江戸前寿司店。
親方の藤居陽一郎(ふじいよういちろう)は20代半ばまで和食の道を歩んだ後、対面での仕事に憧れ、寿司職人に転身。
下高井戸「旭鮨」を経て、さらなる高みを目指し「銀座 久兵衛」に入店し、腕を磨いた。
毎朝自ら市場へ赴き季節魚を厳選、繊細な所作で握った鮨が“ほろり”とほどけるのが持ち味です。
昼は1万1,000円~、夜は2万円台中心のおまかせコース(例:昼「彩花」19,800円/「祥花」24,200円)を用意。
「鮨 あらい」「佐たけ」「鮨 しょう太」など「銀座 久兵衛」からの独立した方は非常に多い。
実食レビュー 2018年6月訪問
13時半の予約になんとか間に合った。
あ、今日は有給休暇です。ちょいと家の所用を終わらせてから当日電話予約。
平日のこの時間なので先客は1組。海外からきたアジア人カップル。
ランチコースとして握りだけもいけるけど、どうせならつまみもいただきたいということで「みやび 12,000円」を。
大将はちょい強面。自分から会話はほとんどしない。「久兵衛」出身です。
まずは生ビールで一人乾杯。平日の昼に飲むビールほど美味いものはない。
蛍烏賊
時期的にまだあるんだ。卵が入っている。
ネギとポン酢でいただく。プリプリで美味しい。
真鯛とつぶ貝
真鯛は釣れたてなら食感を楽しむ。そこから2~3日経てば旨味がでてくる。
つぶ貝はコリコリの歯ごたえがいい。
のどぐろ
皮の香ばしさにホロホロの身と脂。
ここから握りへ。ガリは甘みが強いもの。
ホシガレイ
香り良く、滋味。
シャリは酸味、甘みが強過ぎずネタを適度に引き立てる。
縞鯵
脂ものりもいいです。
赤身
夏の鮪だ。鮪が若干酸味があってサッパリしている。
鯵
トゥルントゥルン。濃厚で口の中で踊る。身質のクオリティが高い。
中トロ
こちらも中トロだけどあっさり。形もこちら側が広がっていて綺麗ですね。
白えび
甘いくてねっとりで濃厚。
金目鯛
鼻の奥にほんわか金目鯛の甘みがフワッと上がってくる。これは美味い。
鰹
初鰹はさっぱりしてる。
玉子焼き
魚のすり身が入ったものみたいでフワッと魚介感。甘いんだけどデザートというわけではないようだ。
味噌汁
小肌
味噌汁で〆た後の〆た小肌。順番が謎だ・・・
〆加減は強め。好きな味です。
カマトロ
鮪一匹に数巻しか取れない希少部位。
小肌の後に来たので確信犯でしょう。
「脂を堪能してください」ってことか。
脂は確かに凄いが決してクドさはない。上質なカマトロ。
穴子 塩とタレ
どちらも柔らかくて味わい深い。これを食べると江戸前鮨を食べてる感じがする。
ほおずき
アメリカだとフルーツとして扱われているみたいで日本での立ち位置が微妙。
味は上品な甘さに若干の酸味。日本酒の邪魔にもならない。
追加で鯛
最後はさっぱり鯛でフィニッシュにした。
ビール一杯に日本酒、追加でお会計約16,000円弱とリーズナブル。
時間が遅めということもあり客は私以外1組だったので鮨が出てくるスピードが早めだった。
大将は寡黙だけどこちらから話しかければそれなりに返してくれる。
パッとランチで江戸前鮨を食べたい時にいいかも。
「久兵衛」をしっかり受け継いだ正統派。ごちそうさまでした。
店舗情報
住所:東京都港区赤坂2-9-4 1F。
アクセス:東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王駅」11番出口徒歩1分(約196m)。
営業時間:12:00~14:30(L.O.14:00)/17:00~22:00(最終入店)。
席数:12席。
予算:昼 ¥10,000~¥14,999/夜 ¥20,000~¥29,999。
決済:カード可(VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)/電子マネー不可/QRコード決済不可。
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コメント
コメント一覧 (1件)
旨い日本酒と鮨のマリアージュ(+平日の昼)を超える組み合わせがこの世にあるのか・・・
それがこの程度のお値段で楽しめるんだから