東京・武蔵境にある油そば専門店「珍々亭 (ちんちんてい)」。
東京・武蔵境。
静かな住宅街の一角に、連日行列が絶えない老舗中華がある。
その名は「珍々亭(ちんちんてい)」――。
創業は昭和29年(1954年)。
今では当たり前となった「油そば(汁なしラーメン)」を、初めてこの世に生み出した伝説の店として知られている。
この記事では、珍々亭の歴史・味の特徴・創業者の想い・そして油そばという食文化の広がりを、徹底解説する。
「珍々亭」ってどんな店?
「珍々亭」は、東京都武蔵野市・武蔵境に1954年創業した老舗中華料理店。
ラーメン・チャーハン・餃子といった町中華の定番を提供する一方で、看板メニューである「油そば」が全国的な名物となっている。
店の場所はJR中央線「武蔵境駅」南口から徒歩約5分。住宅街の中にありながら、昼時には行列が絶えない。
開店の11時を過ぎると、醤油ダレとラードの香ばしい匂いが通りにまで漂う。
今や東京中のラーメン店が提供する油そばだが、その始まりは、ここ「珍々亭」からだった。
昭和29年創業|誕生のきっかけと創業者の想い
珍々亭の創業は昭和29年(1954年)。
創業者は、町中華の料理人・渡辺孝一氏。
当時はまだ「油そば」という言葉が存在しなかった。
ある日、常連客がこう言ったという。
「スープがなくても、麺だけでおいしく食べられるものはできないか?」
この一言をきっかけに、渡辺氏は“温かいままの汁なし中華麺”を試作。
ラードと醤油をベースにしたタレを丼の底に敷き、麺と具を混ぜて食べる――
これが「油そば」の原型となった。
いわば、冷やし中華の“温かい版”として生まれたのが、珍々亭の油そばである。
現店主が語る「昔と変わらない味」
現在、珍々亭の厨房を預かるのは二代目・渡辺博文氏。
創業者である父・孝一氏の味を一切変えず、70年以上にわたって伝統を守り続けている。
博文氏はこう語る。
「うちは何も変えてないんです。
麺もタレも、ラードの香りも、すべて父が作ったそのまま。
だから“古い”と言われても、それがうちの味なんです。」
いまも厨房では、巨大な中華鍋でラードを温め、香ばしい匂いを立ち上らせながら麺を湯切りする光景が見られる。
“変えないこと”こそが、珍々亭の最大の信条だ。
油そばの特徴と食べ方
珍々亭の油そばは、見た目はシンプル。
しかし、食べ方を知らなければ真価は味わえない。
【構成】
丼の底に濃口醤油ベースのタレ その上に特注の中太縮れ麺 トッピングはチャーシュー・メンマ・ネギ・海苔
まずは卓上の酢とラー油を好みで加え、全体を力強く混ぜる。
熱々の麺がタレを吸い、ラードの香りが立ち上がった瞬間――
「これぞ珍々亭」と唸る人が後を絶たない。
食べ進めるほどに味が変化し、最後の一口まで飽きないのがこの店の魅力だ。
テイクアウト・お取り寄せ
珍々亭では、自宅でも楽しめる油そばの生麺セットを販売中。
店頭のほか、公式オンラインショップから全国発送も可能。
内容:油そば(麺・タレ入り)2食/4食/6食セット
価格:2,000円〜(税込・送料別)
油そば 大 750円 2018年7月訪問
どうしても「珍々亭」の油そばが食べたくて仕方がなかった。油そばと言えば桜上水の「あぶら〜亭」も有名だが、個人的には「珍々亭」に軍配が上がる。
それだけ前回食べた時美味しかったからだ。
1954年創業。
言わずと知れた「油そばの元祖のお店」
お昼には次から次へとお客さんがやってくる。最寄り駅は武蔵境駅から徒歩10分。
周りはのどかな住宅街。外観はいかにも昔ながらのラーメン屋といった感じ。ノスタルジーを感じる。
店内はおばちゃんが接客。
決して広い店内じゃないのにおばちゃん3人もいる。多くね?
ここに来たら「油そば」一択。チャーハンにも惹かれるが。
大盛りは2玉分だって。頑張りますか。
テンポよく着丼。
油そば 大 750円
至ってシンプル。麺、ナルト、チャーシュー、メンマ、ネギ。
ナルトってどうしても必要じゃないけどあるとあるとでなんか嬉しい。
存在が絶妙なやつだ。
チャーシューはいかにも昔ながらのチャーシュー。
うん、少し硬め。肉食ってる感じはする。
この色の濃いタレがしょっぱめだけど味付けが抜群なんです。
まぜまぜして食べる。
2玉はなかなかの量だ。
とにかく中華麺の香りが凄い。
油そばって言ってもそこまでぎっとぎとではなくむしろ食べやすい。
「麺、命」の油そばだけあってやっぱこの麺の香りがたまらないです。
麺とタレだけでも充分美味しい。
これは中毒になりますわ。
秘伝のタレなんでしょうね。
とにかく病みつきになる。
飽きてきたらラー油、お酢をかけて味変。
このラー油がまたこの麺と合う。
より一層ジャンク感が増す。
かけては混ぜて食べるの繰り返し。
味は濃いが止まらない。
やっぱり大にしてよかった。かなり食べ応えがある。
正直具材はおまけ。
麺とタレだけで最後まで食べさせるパワーがある。
美味しかったです!ごちそうさまでした!
店舗情報
店名:珍々亭(ちんちんてい)
住所:東京都武蔵野市境南町3-1-16
アクセス:JR中央線「武蔵境駅」南口より徒歩約5分
営業時間: 11:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日:日曜・祝日
席数:カウンター・テーブル合わせて約30席
ジャンル:中華料理・油そば
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コメント
コメント一覧 (1件)
自分より年上のお店は興味深々ですが、絶対に普通盛りしか無理そうっす。。。^_^ ;