東京・分倍河原にある大衆酒場「扇家」。

京王線・南武線の分倍河原駅を降りてすぐ、駅前の路地に古びた赤提灯が灯る。
その灯りの下にあるのが、創業昭和52年(1977年)の老舗居酒屋「扇家」。
時代が変わっても地元の人々に愛され続ける、まさに「分倍河原の顔」といえる一軒だ。
「扇家」ってどんな店?
分倍河原駅の南側、再開発前から続く小さな飲み屋街「味楽街」。
ネオンと木製看板が並ぶ昭和の情景がそのまま残る通りで、「扇家」はその中央付近に位置する。
創業は昭和52年(1977年)。
仕事帰りのサラリーマンや地元常連でいつも賑わい、平日でも早い時間から満席になることも多い。
店内にはカウンター10席、テーブル3卓、小上がり3卓ほど。
木の香りが残る店内は、昭和の雰囲気をそのままにした温かみのある空間だ。
以来40年以上、地域に根付く街の居場所として親しまれてきた。
大将と女将さんの笑顔が迎えてくれるアットホームな空気が心地よい。
名物「大串もつ焼き」と特製にんにく味噌

扇家といえば、まずは大串もつ焼き。
一本のサイズが他店の倍はある迫力で、脂の旨味がギュッと詰まった豚串は食べ応え抜群。
「かしら」「なんこつ」「レバー」「しろ」など定番部位もどれも旨いが、特に人気は「にんにく味噌」で食べる豚串。
香ばしい味噌が肉の甘味を引き立て、ビールやホッピーとの相性が最高だ。
焼き場では炭火の煙が立ちのぼり、店全体が香ばしい匂いに包まれる。
この香りに誘われて、ふらりと入る人も多いという。
一人飲みから常連宴会まで楽しめる空間
カウンターでしっぽりと飲む一人客、座敷で語り合う常連グループ、どの席にも笑い声が絶えない。
定番のもつ煮込みやポテトサラダ、しめの焼きおにぎりまで、どの料理も素朴でやさしい味。
喫煙も可能で、昔ながらの昭和酒場の空気を楽しめる。
駅から徒歩1分という立地も魅力で、終電前の一杯にも最適だ。
2018年8月訪問
京王線の分倍河原駅下車。
駅近にいい感じの居酒屋がある。

赤提灯がいい。
入ってみると結構賑わってます。


価格も安め。串はほぼ100円台が大半。
高級焼き鳥もいいが大衆酒場はこういうのでいいの。だって大衆酒場だもん。
客は男率100%。サラリーマンから土工の方まで。
本当街の酒場といった感じ。
サッポロ生ビール 520円

夏は無条件にビールが美味い。
お通し

あつあげ 350円

揚げたてでサクサク。
熱々です。
男山 500円

フルーティな入りだけどキリッと。
ハツとカシラ 各120円

カシラはある程度脂がのってて噛みしめる度に旨味が。
ハツはサッパリしてて臭みはない。食感がいい。
つくね 200円

これも熱々。つくねはやっぱ塩でしょ。
牛すじの串焼 350円

お店のイチオシ。
タレがかかってます。上にはネギが。
結構ボリュームがあって食べ応えあります。
お会計2,660円。ぱっと飲みたい時にでも。
ごちそうさまでした!
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店舗情報
住所:東京都府中市片町2-21-17
アクセス:京王線・南武線「分倍河原駅」から徒歩約1分(味楽街内)
創業:昭和52年(1977年)
営業時間:17:00〜(L.O.20:00前後)
※営業日は日によって変動あり
定休日:月曜日(不定休あり)
席数:約30席(カウンター10席/テーブル3卓/小上がり3卓)
予算:2,000〜3,500円前後
決済:現金のみ(カード不可の場合あり)









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