東京・国分寺にある鮨屋「治鮨」。

国分寺駅北口から少し歩いた先。
住宅街の一角にふっと現れる「治鮨(おさむずし)」。
華美な装飾はなく、職人の仕事だけが皿の中に静かに宿る——そんなタイプの江戸前鮨。
2011年創業から10年以上にわたり、地元を中心に通い続けるファンが多い。
国分寺という立地ながら、都心の鮨店と肩を並べる評価を受ける理由は、大将の丁寧な仕事にある。
「治鮨」ってどんな店?
開店は 2011年4月6日。
店を切り盛りするのは、金里治(かなざと・おさむ)大将。
修業先は公に語られていないが、「西麻布の老舗で腕を磨いていた」とされる話がいくつか見受けられる。
握りの細やかな仕事・煮切りの香り・ネタの扱いを見ると、確かな江戸前の基礎を感じる職人だ。
店内はカウンター中心。
過度な演出はなく、ただ鮨そのものと向き合うための空間。
常連が多いが、初訪問でも丁寧に迎えてくれる雰囲気がある。
2018年9月訪問
本日は国分寺の「治鮨」でランチ。大きな街ではないけど飲食店はなんだかんだちらほらある。
「オリンピック」が入ってるビルの一階に位置する。
外観は和の空間が演出されており立派です。
客は自分1人。とても静かです。

メニュー。特上握り鮨、おまかせ握り鮨、特上ちらし鮨、鉄火丼、特撰まぐろ丼、山金丼、治鮨コースが2種類。
今日は運転で酒を飲めないので軽く、「おまかせ握り(6,000円)」をお願いした。
寡黙な大将が静かに握り始める。

特にネタの説明は特にないが聞けば答えてくれる。過度な会話はせず、黙々と握る。
シャリはやや小さめ。ご飯の水分は多めでモチモしてます。
握りは柔らかめ。米酢で酢の酸味と米の甘味のバランスいい。
以下、それぞれのネタの感想。
中トロ

最初の印象はネタが少し冷たい。常温には戻さないみたいだ。
大トロ

脂がいい具合に口の中でとろけ、筋の旨味がもっちりとしたシャリと余韻が残る。
カレイ

新烏賊

塩とすだちで。
舌触り良く、スッと歯がしなやかに入っていく柔らかさ。
赤貝

プリプリ。赤貝の香りは弱いが、甘味と旨味が口一杯に広がる。
赤出汁

蜆入り。出汁と味噌の酸味が心地いい。
バフンウニ

蝦夷。バフンウニだけと甘みはそこまで強くない。
小肌

締め具合はふわっと優し目。
個人的にはもう少し酸味があった方が好きです。
車海老

プリプリです。けど海老の甘味は少し控えめ。
秋刀魚

ついにそんな季節ですか。脂はそこそこ。ネギと生姜でサッパリ。
イクラ

粒がしっかりしてて味付けも適度。
プチプチと口の中で破裂すると共にジュワっとシャリに染み込んでいく。
赤身の漬け

赤身の酸味が心地よい。お米の甘味とまぐわう感覚。
穴子

唾液と混ざった瞬間ホロホロとほどけていきます。
巻物

葱トロ。
以上12巻と巻物、味噌汁で税込6,480円。
王道の昔ながら江戸前鮨をこの値段で食べることができるならだいぶ良心的だと思います。ごちそうさまでした!
国分寺のおすすめランチ3選



「治鮨」の動画
店舗情報
• 名称:治鮨(おさむずし)
• 住所:東京都国分寺市本町4-12-1 山金国分寺ビル1F
• 最寄駅:国分寺駅(徒歩約5分)
• 営業時間:非公開(夜営業中心)※訪問前に確認推奨
• 定休日:不定休
• 席数:カウンター中心
• 予算:一人 10,000〜15,000円前後(夜)
• 支払い方法:カード可否は要確認(情報が分かれています)
• 駐車場:なし(近隣にコインパーキング)
• 備考:完全に“職人の江戸前”を楽しむ店
• オープン日:2011年4月6日









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