「鮨 とかみ」の元大将 佐藤さんの独立店。
2018年2月オープンではやくも予約が難しくなってる話題のお店です。
銀座から徒歩5分ほどでビルの三階です。
しかし店の内装がめちゃめちゃ凝っててかっこいいです。
「はっこく」とは「白黒」で相反するイメージだとか。名付け親はワンオクだったっけ?
なんと握り30貫コースのみ。
寿司屋に来てるんだから寿司食べたいでしょ?って感じか。
望むところです。今日はこのために腹空かせてきたんだから。
まずはビールで乾杯。
1.鮪の突先
「鮨とかみ」時代からの定番メニュー。
鮪の卸の「やま幸」の鮪。それに負けない赤酢。やっぱり安定して美味しい。
海苔もパリッとして香り高いです。
九条ネギのお浸し
握り30貫といっても間に箸休めがちょくちょく出てきます。
ガリは辛みが強めのキレのあるもの。
2.平目
身がしっかりしていています。
ネットリしていてほのかに甘さも感じる。
3.春日鯛
平目とは食感が全く異なって今度はとても柔らかいです。春日鯛も「鮨とかみ」からの定番メニューですね。
4.牡丹海老
超絶ねっとりして甘みも凄いです。
言うなればエロい。
5.鰹
気仙沼。ねっとりの後はサッパリな鰹で常に口の中に変化をってことか。
鰹もあっさりめです。
日本酒にシフト。
宮城の「乾坤一」。酸味もあってキレのあるお酒。
6.蒸鮑
プルプリの食感が最高。
ずっと噛み締めていたい。
7.キスの昆布締め
サッパリした魚ですが昆布締めにすると本来の甘みが引き立つ気がします。
8.えぼ鯛柚庵漬
脂の甘みがなんともいいです。
9.いくら
味付けは塩分控えめでちょうどいいです。
ピーマンとナスの素揚げ
10.鮟肝
甘いです。蒸した鮟肝に味付けをしたもの。
甘みが赤酢のシャリを引き立てます。文句なしに美味しい。
11.煮蛤
とてもみずみずしくて口の中で蛤が踊ってるかのよう。いつまででも食べていられる。
次のお酒は「山城屋 1st class」
ほのかなフルーティな甘みはやりすぎずどんな料理にも合いそうです。そういう意味で「未完成のお酒」らしいです。
12.鮎魚女(あいなめ)
あいなめを鮨として食べるのははじめてです。
淡白なであっさり気味。派手ではないけど旨みもあります。
13.秋刀魚
見た目が派手。
そして時期だけに美味いです。
旨みがすごい。
14.墨烏賊
噛むと歯がスッと入るまさに烏賊の理想形。
噛みしめる度に烏賊の甘みも感じます。
15.鮪
大間産。一週間前寝かせたもの。
16.血合いぎし
17.中トロ
中トロだけど今度は大トロに近い感じか。
一気に脂が増えてこの位が個人的には丁度いいです。
18.赤身漬け
ここで一旦赤身の漬け。さっぱりしていてリセット。
19.大トロ
まさかの鮪5貫目。そして大トロ。
この大トロにシャリも負けてないから凄い。
赤酢のシャリ恐るべし。
20.小肌
怒涛の鮪5連ちゃんの後は小肌。
締め具合丁度いいです。小肌を食べるとなぜか安心する。
21.車海老
プリプリで甘みもあっていうことありません。
22.真蛸
ほんのり甘みのある蛸。
シャリの酸味とのバランスいいです。
次の酒は滋賀県の「七本槍」。
23.鰯
甘めの蛸の後の鰯もいいですね。
口の中に旨みが広がります。
24.鰆(さわら)昆布締め
柔らかくて脂の甘さが際立ちます。
25.蝦蛄
プリプリ。蝦蛄は海老とも違う味わい。
26.平貝
今までにない食感。
なんて形容していいかわかりません。
強いて言えばサクッとした感じ。
次の酒は三重県「じこん」。
クレソンとケール
渋みのある野菜。
27.毛蟹
蟹の甘さと赤酢がいいバランスです。
28.太刀魚
脂の甘みのある太刀魚。こちらもこのシャリとよく合います。
29.バフンウニ
ネタが甘いと余計赤酢のシャリが活きますね。
30.のど黒
上質な脂と共に口の中でとろけます。
味噌汁
31.穴子
穴子さんもホロホロと口の中で溶けていきます。幸せ。
握りはこれまで。最初の鮪の突先を除いで30貫。意外と食べられるもんですね。
32.玉子焼き
上はカラメルっぽくケーキの様な玉子焼きで終了です。
最初は30貫食べることができるか不安だったけど提供する順番などもよく考えられ、常に口の中に刺激のあるように演出されている。
流石の一言。
これだけのネタを仕込むのも相当大変なんだろうなとひたすら感心するばかり。
合間にちょくちょく箸休めも提供されるのでかなりの満足度。
佐藤さんも気さくでとても過ごしやすかったです。
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