天ぷらの神様
すきやばし次郎の二郎さんも通う天ぷらの名店「みかわ 是山居」。
店主は早乙女哲哉氏。
半世紀以上も天ぷらの世界に身を投じる言わずと知れた重鎮。まぁいまさら説明不要よね?
店は門前仲町駅から徒歩10分ほど。
早乙女氏は黙々と天ぷらを揚げる。
緻密に計算された揚げ時間。
その素材によっても揚げ時間は異なり、極限まで旨味を引き出すプロの仕事。
お任せコース(19,440円)のみ。
車海老
サクッとした衣、プリッとした海老、そして甘みがフワッと。
もちろん中はレア。時間が経つとどんどん火が通っていく。
客が食べる時間を逆算して揚げる絶妙な火入れ。この海老一発でレベルの高さを思い知らされる。
ちなみにこの後もう1個海老が出てきた。
海老の頭
パリパリサクサクっと食感がいい。
香ばしさが鼻をぬけるのが心地いい。
キス
究極の脱水作業。ホクホク。
決してパサパサでもなくフワフワでもある。
ビールから日本酒に以降。
冷は「開運」のみの様だ。
「天ぷらをちゃんと味わってね」ということか。
墨烏賊
薄い衣だがサクッとした食感。
烏賊はとても柔らかく、スッと歯が入る。
この後もう1個出てきた。
お吸い物
ホッと一息。
たらの芽
香りが凄い。サクッと香ばしくたらの芽自体の味が濃い。
雲丹大葉巻
雲丹を大葉で巻いたもの。
サクサクっとしててプニュっと雲丹。
塩でいただくと余計雲丹の甘みを感じられる。
白魚
塩、天つゆと共に。
これは特に普通。
めごち
淡白ながらも旨味も感じる。
身がギュッとしまってる。
穴子
早乙女氏が目の前でザクッと二つに割る。
とても迫力があり、割れた面から湯気がフワッと。
サクサクで中はフワフワ。
穴子の旨味もマックス。
椎茸
肉厚でとても瑞々しい。
噛むとジュッと椎茸のエキスが口内に出てくる。
アスパラガス
香り、風味共に最高。
小柱のかき揚げ天丼と赤だし
かき揚げは小柱のみで旨味が強い。
タレにさっとくぐらせたかき揚げは嫌味がなく箸が止まらない。
赤だしの旨さは言うまでもない。
花豆
デザートとして花豆。
甘さが上品。
以上がお任せコース。
レベルの高さは料理を食べて納得。
だけど思ったよりも若干油を感じた。
早乙女氏は天ぷらを揚げ終わると話好きに変わった。そのギャップがまた面白い。機会があればまた伺いたい。
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