東京・分倍河原にあるラーメン店「麺屋 もろ」。

ラーメンは派手さだけで評価されるものではない。
むしろ、静かで、真面目で、理屈が通っている一杯ほど、毎日食べられるラーメンではないだろうか。
分倍河原にある「麺屋もろ」は、まさにそんな店だ。
「麺屋もろ」ってどんな店?
オープンは2017年12月1日。
京王線・JR南武線の分倍河原駅から少し歩いた住宅地の一角。
看板は塩ラーメン。ベースは鶏。そこに魚介、さらにきのこの旨味を重ねたトリプルスープ構成。
どれか一つが突出することはなく、あくまで重なりとして設計されている。
スープを口に含むと、まず鶏の丸みが広がり、遅れて魚介の輪郭、最後にきのこの奥行きが残る。
香りは穏やかで、余韻が長い。
麺は中細ストレート。スープを持ち上げすぎず、しかし置いていかない、適切な存在感。
チャーシューはしっとりとした仕上がりで、主張しすぎない設計が全体像と噛み合っている。
店内はカウンター中心。空間も接客も過剰な演出はなく、あくまでラーメンに集中させる作り。
週末限定は毎週変わり精力的にメニュー開発されている。
残念ながら「麺屋もろ」は2022年12月をもって閉店しています。
特製塩ラーメン 910円 2018年11月訪問
分倍河原と言うと駅前に、「武蔵家 稲田堤店」で修業した店主による「横浜らーめん 若武者」があるが、本日の気分は濃厚系ではないので店を過ぎる。
分倍河原駅から6、7分といったところか。静かな住宅街の中にその店はある。
店名は「麺屋もろ」。
オープンして一年のようだ。

先客1名。店主も1名。
洋楽のEDMがかかっているものの音量は小さめでなんだか穏やかだ。
都心にはないゆったりとした空間。
食券機を見ると店のオススメが「特製塩ラーメン」となっている。
塩ラーメンをオススメにするとはなかなかだ。
そのオススメ、乗らせていただきます。
特製塩ラーメン 910円

綺麗な端麗系だ。

具材はチャーシュー、半熟玉子、ネギ、カイワレ、穂先メンマ。

スープは流行りの煮干しなど強めに効かせるアプローチはとらずに鶏、魚介、キノコを使ったトリプルスープ。
どれかが強いというわけではなく均衡を保っている。

派手さはないが、ひたすら優しく身体に染み込んでいく。
これなら朝から飲んでも胃もたれしないだろうな。飲む度に様々な旨味成分を感じられます。

麺はパツンパツンという食感が気持ちいい中細ストレート。

チャーシューは3枚でほんのりピンクがかっている。いわゆる低温調理のもの。
脂身はなく赤身肉のみ。
凄い柔らかいわけではないがしっかりと肉の旨みを感じられるもの。
3枚とも特にスジばってもいない。

穂先メンマも存在感がある。
全体として大人しい印象を受けるが単に魚介系推しのラーメンに飽き飽きしてきた頃に食べるとまた味わい深く感じられるかも。
ごちそうさまでした!
分倍河原のおすすめラーメン3選



【麺屋もろ】の動画
店舗情報
名称: 麺屋もろ
住所: 東京都府中市美好町3-9-10 1F
最寄駅: 分倍河原駅(京王線・JR南武線)徒歩6分
営業時間:
11:00〜14:30
17:00〜20:30
定休日: 水曜日(臨時休業あり)
席数: 10席(カウンター4席、3名テーブル2卓)
備考: 全席禁煙/駐車場なし
オープン日: 2017年12月1日
予算: ¥1,000〜¥1,999
支払い方法: 現金、PayPay(※2018年当時)









コメント