2024年6月4日訪問
久々に新宿の「創始 麺屋武蔵」へ。
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前回から四年ぶりの訪問になってしまった。
平日13時で空席あり。とは言っても次から次へとお客さんはやってくる。
みんな今や武蔵来れば「つけ麺」を頼むが、始まりは「ラーメン」だったはず。
タッチパネルはクレジット払いも可能なのがいい。
大盛は無料。
・ら〜麺 こってり 990円
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しかしビックリするほどスープが熱い。
そして塩味が強い。これは一口目から「強い」と感じました。
鰹や煮干しなどの魚介に豚骨などの動物系が合わさったWスープ。少し動物系による獣感を感じます。
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正直言うと20年前の味とはまるで別物です。
まぁ仕方がない、作ってる人が違うのだから。
それが悪いと言うわけじゃなくてこれがいまの武蔵の味というだけのことだ。
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麺は多加水の太もち麺。チュルっと舌触り良し。
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昔は普通のチャーシューだったけど角煮。こりゃうんまいです。
けど昔のあのチャーシューも食べたいな。
よって昔の味を求めに来る店ではなくなった。
さて、この新たな武蔵の味を求めてくる日がくるか。
2020年9月訪問
高校生一年生の頃に初めて新宿の麺屋武蔵のラーメンを食べてカルチャーショックを受けた。確か今から18年位前だと思う。
出汁を意識し始めたのは紛れもなくこの店がきっかけだ。
当時は他のラーメン屋では使ってなかった「サンマ節」を使用し唯一無二の味であったが時代と共にやがて二番煎じの店が増え、オンリーワンを目指す武蔵は2011年頃からサンマ節を封印してしまう。
以来、たまに訪れる程度だったが来る度に味が変わる印象があったのは常に味の改良していたからだそうだ。
96年組として時代を引っ張ってきた武蔵も7月20日に休業。
そんなある時、8/21に武蔵が復活するという情報が入ってきた。
しかも店名を「麺屋武蔵 新宿総本店」から「創始 麺屋武蔵」に改名。
そしてなんと創業当時に使用していた「サンマ節」を復活させたという。
この決断に並々ならぬ想いを察した私はすぐに新宿西口へと向かったのであった。
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リニューアルに伴い看板が新しくなっている。
カッコイイな。
魚介系と動物系の二刀流という意味で宮本武蔵をイメージしたデザイン。
思えば全国にWスープが定着したのはこの店の功績が大きかったかな?山田さん。
今回は取材という事で特別にオープン前にお邪魔させてもらい調理工程を動画で撮影させてもらった。
よかったら私のYouTubeチャンネルをご覧ください。(相変わらず麺切りは迫力がありました)
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現在、カウンターは敷居が設けられ、消毒ジェルが置かれている。
ではラーメンが出来上がった様なので渾身の一杯をいただきます。
武蔵ら〜麺 あっさり 1,180円
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もうね、盛り付け綺麗すぎ。ついつい見とれてしまう…
武蔵ら〜麺はチャーシュー、角煮、半熟玉子、メンマ、青ネギ、海苔。
各具材がしっかりと存在感を発しブラウンのスープに浸る。
スープを一口飲んだ瞬間、口の中にサンマの風味がフワッと広がる。あぁ、懐かしい…
ベースは鶏ガラ、豚骨などの動物系に、煮干し、鰹節などの魚介系を合わせたWスープ。
サンマの要素が加わるだけでこうも味に深みが出るのか。これはサンマに造形が深い日本人ならではの感覚か。
まったりとしたオイリーさを感じながら奥に重厚な出汁を感じコクのある醤油を楽しむ。
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麺は平打ちの太麺。
ツルツルモチモチで加水率は高め。
この麺の加水率は昔から比べると高くなってる様に思う。
いまや武蔵ではお馴染みの角煮。
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味しみ、柔らかさ完璧。クオリティ高すぎる。
こちりはしっとりチャーシュー
みっちりとしたきめ細かな肉質。
具材の豊富さ、各素材のクオリティの高さ、全くダレることはない。
だが1つ思うことは、「創業当時の味に戻った」とは思わない。
そもそも創業当時のメンバーが作ってるわけでもないのであの頃の味に戻るわけがない。
それよりも創業当時に使っていたサンマ節を使い、さらに進化した全く新たな麺屋武蔵になったという印象だ。
ここから新たに再出発した武蔵が今後どのように進化していくのか非常に楽しみである。ごちそうさまでした!
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