本日は荻窪のラーメン屋「迂直」へ。
荻窪駅北口より徒歩5分。
オープンは2018年12月。
いま話題の昆布水つけ麺が食べられるということで話題のお店。
行列はない。そう思ったがマンションの出入り口には並ぶ事ができない為、店から数十メートルとまぁまぁ離れたところに8名ほど列ができていた。
こんな離れた所に列があるなんて店のことを知らない人からすれば一体何の列なのかわからないだろうな。
都度、案内担当の店員さんが店から歩いてきて数名を店へと促す。大変だな。
約1時間ほど待ってようやく店内へ。
店内はカウンター7席のみとコンパクト。
全席にパーテーションが取り付けられている。
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鰹昆布出汁 味玉醤油つけ麺 1,100円
淡麗系のつけ麺で見た目とても綺麗です。
麺の器には味玉とカボス。
陶芸工房「四季火土」の手作りの器も美しい。
麺は鰹昆布水に浸かっている。
まずは麺だけ食べてみる。
トロんとした鰹昆布水に滑らかで口当たりが良い麺は小麦の風味をダイレクトに感じられるもの。
特にブランのおかげで小麦の香ばしさが際立つ。
鰹昆布水自体は単体よりも麺と合わせた時に存分にその力を発揮してくれる。
つけ汁につけなくてもこの出汁水と麺の香りでずっといけそうなくらい強烈だ。
さて、つけ汁はどうだろう。
鶏ベースに6種類の醤油を合わせコクとキレを感じさせる。少し塩味は強め。
具材はチャーシュー3枚、メンマ、ネギ。
つけ麺のつけ汁としては至ってシンプルである。
麺をつけてすする。
トロみある鰹昆布水麺に深淵な醤油が纏う。
小麦の香りとの調和もこの上ない。
麺と共につけ汁に出汁が混ざるのを愉しむ。
チャーシューはある程度の食感を残し旨味あり。
細いメンマはコリコリっと清清しい食感が印象的。
味玉は清湯スープを邪魔することなく柔らかな味わい。
ふと気づく。
つけて食べてを繰り返して行くうちに徐々に昆布出汁の比率が増え、味が変化していくではないか。
だんだんと出汁感が強くなり、それに比例するかの如く旨味も強くなる。
これは凄いな。
淡麗系つけ麺というとどうしても途中でダレがちだがその課題を見事にクリアしているではないか。
濃厚系の力技でもなく、最後まで飽きさせることなく出汁に向き合わせる。
それどころか食べれば食べるほど美味くなるとんでもない味変だ。
当然、最初と最後とでは全く別モノになっている画期的なつけ麺である。
最後は残った出汁をつけ汁に入れスープ割り。
醤油にトロみのある出汁の掛け合わせがたまらない。
スープ割りの温度としては低いが全くこれが気にならない。
むしろ爽快感すらあるから不思議だ。
魚介豚骨だとこうはいかないだろう。
完飲してしまった。
普通のラーメンではこの出汁の増加による味変は味わえない。
まさにつけ麺だからこそこれが実現できる。
ラーメン、凄い進化だな。ごちそうさまでした!
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コメント
昆布水つけ麺、結構前(約一年前)からブームですが、初めて食べた感じですか?昆布の出汁がより麺とスープの旨さをを引き出してくれて最高に美味いですね!