群馬県館林市にある天ぷら店「天ぷら 車」。

本記事では、群馬県館林市野辺町、田んぼに囲まれた一角に店を構える完全予約制の天ぷら専門店「天ぷら 車」についてレポートします。
「天ぷら 車」ってどんな店?
2014年8月25日オープン。店主の車崎智也氏は「天一」グループで経験を積み、地元の和食店で研鑽を重ねた後、実家の敷地で独立した。
小麦粉の鮮度を保つためにマイナス60度の冷凍庫を完備しており、油は香りを抑えた太白胡麻油100%を使用。180度前後を保ちながら揚げる。
泡立てて気泡を含ませた衣は火が入りやすく、サッと歯切れながら身はふっくら。穴子では途中で油と衣を替え、活車海老は揚げ時間を変えて食感と香りを食べ比べさせるなど、素材ごとに細かく火入れを調整する。
席はカウンター8席と個室を備え、駐車場も用意。カード決済に対応し、サービス料は料理代に含まれる。ランチとディナーを営業し、木曜は夜のみ。館林の市街地から離れた立地ながら、天ぷらをコースでじっくり味わう目的地として成立している。
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実食レビュー【2026年9月訪問】
2026年8月25日にお店がリニューアルしたということで4年ぶりに訪問。
店内は新築のようにピカピカになってました。トイレは男性、女性が分かれてました。
さて、本日はサロンメンバー向けに特別コースを。


今朝、豊洲から送ってもらった鰹は腹側で脂がしっかりのってます。

太白胡麻油100%によって素揚げされた海老の頭は繊細な食感に、香ばしい香りが鼻を抜ける。
油を食べる天ぷらだが、とにかく軽い。


歯を入れれば衣が溶けると同時に、海老の甘みや味がダイレクトに感じられる。
衣は溶けるからいいのではない。しっかりと素材の旨味や香りを閉じ込めるのが衣の役割だ。
二本目はさらにじっくり揚げ、より食感や味が引き立った。

淡路の活〆の鱧の上には梅肉ソースを乗せて。サイズは800gほどで骨切りしても全く皮のストレスがない。
ふわふわとして、凝縮された旨味と儚い甘味を堪能させてもらった。

伊勢崎の農家から直送されたズッキーニ。
ズッキーニは鮮度が良いほど水分がたっぷり詰まっており、まさにこれはジュースがあふれてくる。そして殺人的な熱さ。

卵を持っている分、苦味はやや円やかな稚鮎。


椎茸にはクマエビを詰め、グアニル酸と甲殻類の香ばしい香りを演出。
鮑は贅沢にも厚みを持たせたカットで跳ねるような食感と香りが湧き出る。


出汁で炊いた里芋は後から出汁の旨味が味わえる。天ぷらは脱水して凝縮するからあえて薄味じゃないとしょっぱくなってしまうんだとか。
真薯には季節の食材を入れる。青海苔の香りや品ある栗の香りが印象的。


メヒカリには大葉を挟んで揚げることで爽やかな香りを。
ステーキナスなのに揚げたナスは激アツジュース。


新イカは食感だけではなく、しっかり味がある。


我々が到着する一時間前に割いた穴子は衣のおかげで短時間で揚げきり、臭みもない。
ふわふわとろとろで見た目以上に脂を感じない。


リニューアルしてから食事は土鍋ご飯に変わった。


こんなに食後感が軽い天ぷらは本当に久々だ。特に車崎さんの天ぷらの衣の進化が素晴らしい。
楽しすぎてムルソーまでいっちゃったよ。
また期間を置いて訪問したい。ごちそうさまでした。
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実食レビュー【2022年2月訪問】
群馬県館林市にある「天ぷら 車」へ。
場所は館林駅よりタクシーで15分。店は田んぼの真ん中にあります。
電車で来る者からするとかなり優しくない立地だが逆にこの距離感がワクワクしたりしたりもする。

この日は17時半にお邪魔した。
ちょうど日の入り時刻で田園に夕日が沈む景色がさらにこのロケーションを盛り上げる。
おまかせコースは一斉スタートではなくバラバラなのもありがたい。
大将の車﨑智也さんは天ぷらの老舗「天一」出身だが名古屋の「にい留」の天ぷらを食べてショックを受けたそうでそこから衣を見直したんだとか。
小麦粉をマイナス60度に冷やしダマの原因であるグルテンの発生を抑えて作られた衣は非常に口溶け良くタネの旨味が残る完成度の高いもの。
ダマがなければ火の通りも早い。すなわち余計な油を吸わない為、食べ疲れがないということ。
油は太白胡麻油とコーン油のブレンドで胡麻感は強すぎず嫌味なく仕上げる。
さらに穴子の前に再度油を変えてリセットするという手間も惜しまない。
正直、群馬県でこの様なハイレベルな天ぷらがいただけるとは驚きだ。
以下、いただいた料理。
毛蟹

煮詰めて味噌と和えた毛蟹。
サヨリ、アオリイカ

天ぷらの前に生魚を。
本日のタネ

春一色ですね。
海老の脚

繊細な食感の脚は下粉や味噌不使用のシンプルな素揚げで。
海老

サクッと軽い食感の衣が次第にジュワっと口内で溶けていく。あらま。この感覚はあの名古屋の…!
衣の甘さ?いや、ちゃんと海老の甘さです。
レア気味に揚げられ、口溶け感と甘みの強さに感動。
海老2本目

より長く揚げて。プリッとしてむっちりとした肉質と強い甘味を楽しむ。相変わらず衣の溶け感いいです。
白魚

サイズの大きいトロトロの保水された白魚。
味わいは淡白ながらも嫌味がない。
蕗の薹

30分、一時間前に取って皮をむいたもので小さいながらもその香りの威力に驚かされる。改めて野菜の取れたて鮮度に感動。
白子

しっかりめに揚げることで白子をコーティング。トロンとした旨味と潤いもしっかりと内包。
アスパラガス

サイズも大きく感動級のみずみずしさ。下の方まで柔らかく香りも抜群。ジュースです。
もずく・蛍烏賊

黄身酢と共に。天ぷらが続いたので酸味で口直し。
ワカサギ

香ばしさを出すためしっかりめに揚げてある。揚げの強弱もつけてます。
海老詰めの椎茸

芝海老を粗めに叩き塩胡椒したものを椎茸に詰めて。プリプリの海老の風味と椎茸のお得な一品。
蛤

衣は厚めにし、蛤エキスと旨味をしっかりと内包した。とにかく味が濃く、旨味の余韻が素晴らしい。
たらの芽

牡蠣

岩手県広田湾。かなりサイズ大きくクリーミーさはないが牡蠣らしい旨味はしっかりと。
ブロッコリー

朝摘み。
玉締め

白身の魚のしんじょ、帆立の貝柱、くわい、木耳、生の青海苔の餡、下に茶碗蒸し。
穴子の骨

前回の骨を干したもので柔らかく味もある。
穴子

直前に捌いた穴子。このタイミングで油を変えて衣も作り直しす。
新しい油、割きたて、衣は作りたて。この三つの条件を満たした状態でないとうまくいかないらしい。ツメも提供してくれた。
ホイップ状のこの衣と揚げる力の強い新しい油のおかげで劣化する前にあっという間に火が通り、ホクホクの身を楽しめるようになる。
何もつけなくとも香りはよく、身に甘味がある。もちろん臭みもなく、胃もたれもない。
間違いなくこの店のシグニチャー。
下仁田葱

ネギは香ばしく、そしてトロトロで甘みも。
もう半分はちり酢などで。

そら豆

雲丹の大葉巻き

ゆり根

ホクホクの後にくる強烈な甘み。
糖度が22度~24度とメロンより甘い「月光」。
追加 アオリイカ

先ほど生で食べたがどうせならという事で天ぷらで。この衣と柔らかい烏賊の食感の調和がなんとも言えない魅力がある。甘さは言うまでもなく。
帆立

食事は天丼、天茶、天バラから選択。
天バラってあまり聞かないので天バラを。
天バラご飯

芝海老、帆立をバラバラに揚げてご飯と混ぜたもの。大葉の刻み、煎り胡麻、味付けは 塩で。

タレでなくサッパリいただくなら天丼よりもいいかも。

この赤だしが旨い。最後まで堪能しました。
苺

お会計は17,600円。
やたらと高級食材を使うことなく実直に技でみせる姿勢に非常に好感が持てました。
ダマのない完成度の高い衣、温度と香ばしさの強弱による天ぷらはかなりの種類を食べたはずなのにコースを通して食べ疲れが全くない。
超ハイレベルな天ぷら屋が群馬県の田んぼの中にあります。これだけでも来たくなりませんか?笑 ごちそうさまでした。
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【天ぷら 車】の動画
店舗情報
店名:天ぷら 車
住所:群馬県館林市野辺町703-2
最寄駅:館林駅(車・タクシー約15分)
営業時間:月・火・金・土・日・祝 12:00〜14:00/18:00〜22:00、木 18:00〜22:00
定休日:水曜、木曜ランチ
席数:12席(カウンター8席、個室あり)
2014年8月25日オープン
備考:完全予約制、カード可、電子マネー・QRコード決済不可、貸切可、分煙、専用駐車場15台、ドリンク持込可(持込料あり)、子供可、サービス料は料理代に含む
English Name:Tempura Kuruma
Cuisine:Tempura
Location:703-2 Nobe-cho, Tatebayashi-shi, Gunma, Japan








