愛知県名古屋市にある「矢場味仙」。

名古屋の街を歩けば「味仙」という赤い看板を必ず見かける。
なかでも「矢場味仙(やばみせん)」は、今や名古屋メシの象徴的存在として知られる台湾ラーメンの名店だ。
観光客が初めて「名古屋らしい味」を求めて訪れると、必ずこの店に行き着く。地元民にとっても“飲んだあと最後に食べる一杯”として長年愛されてきた。
「矢場味仙」ってどんな店?
「味仙」は、1962年に郭明優(カク・メイユウ)氏が今池で創業した台湾料理店「味仙 今池本店」から始まる。
台湾出身の郭氏が賄い料理として作っていた激辛ミンチ入りのラーメンが評判となり、やがて看板メニューの「台湾ラーメン」として定着した。
その後、兄弟たちが名古屋各地に「味仙」を展開。現在は複数の系列店が存在し、それぞれ独自の味を守っている。
「矢場味仙」は1999年8月、名古屋・大須の矢場町にオープン。今池本店の流れを汲みつつも、よりパンチの効いた辛さとボリューム感で人気を集めている。
各店舗について
・味仙 今池本店
1962年創業。味仙の本家・総本山。約280席を有する大型店。深夜営業で名古屋の夜を支える存在。
2015年オープン。駅ナカ立地で出張・観光客に人気。カウンター中心で一人利用もしやすい。
名古屋駅前の複合商業施設3階。ランチ中心で、オフィスワーカーに人気。席数33席とコンパクト。
・矢場味仙(矢場町店)
1999年8月8日オープン。3階建て・約360席の超大型店舗。最も辛さが強く、観光客の来店率が高い。
・味仙 中部国際空港店(セントレア)
空港内「ちょうちん横丁」エリアに位置。辛さ控えめで外国人客にも人気。
・味仙 藤が丘店
地元客中心の店舗で「味仙渋滞」ができる人気店。旨味とにんにくのパンチが強い。
・味仙 名駅店(柳橋店)
3階建て・150席規模。宴会対応も可能な広めの店。
・郭 政良 味仙 日進竹の山店
2017年リニューアル。駐車場30台以上。郊外型の大型店舗で家族連れ利用が多い。
・郭 政良 味仙 焼山店
住宅街に立地。地域密着型でアットホームな雰囲気。
・郭 政良 味仙 八事店
学生街にあり、価格設定がややリーズナブル。大学生客が多い。
・郭 政良 味仙 豊田店
2020年オープン。モダンな内装の新世代店舗。辛さ控えめで女性客にも人気。
JR神田駅西口すぐ。東京で最も古い味仙系店舗。ランチ営業あり。
2019年オープン。ビジネス街ど真ん中。サラリーマン利用が多く、夜は満席必至。
・味仙 大阪駅前第2ビル店
大阪で唯一の味仙。名古屋本店に近い味わいを再現。
・味仙 刈谷店
2023年4月オープン。比較的新しい店舗。刈谷駅北口から徒歩5分。カウンター席中心で一人利用にも最適。
2025年9月訪問
矢場味仙は四年ぶり。
平日の13時過ぎに訪問。平日の時間外したこのタイミングであれば余裕で入れます。むしろ二階席は空席だらけ。
矢場味仙は特にニンニクのカットが粗い。そして容赦ない辛さ。
・小袋

相変わらずデカいニンニクがゴロゴロ入ってます。ニンニク、唐辛子に酢の酸味で味が締まります。
・ギョーザ

こちらも容赦ないニンニク。
・マーボートーフ

こちらも粗くカットされただいぶ豪快なニンニク入り。麻婆豆腐でこのサイズ感は珍しい。
・鳥唐揚げ

味付け濃いめで弁当の中に欲しい味覚。魔法の粉は旨味調味料全開。
・台湾ラーメン アメリカンとエイリアン

サイズはそれぞれハーフサイズ。

味仙の台湾ラーメンは辛さが6段階あって、一番辛くないのと一番辛いものをオーダー。
アメリカンでも心地よい辛さと鶏ガラスープ。

唐辛子の量やばいね。これがエイリアン。でもこうなると唐辛子の限界値というかそこまで辛くないです。シンプルに唐辛子臭い。
インド産とかもっと熱い地域の唐辛子使えばさらに辛くなるんだけどこれは中国のものかな?韓国産か?

美味しく食べるなら一個前のアフリカンかなぁ。ごちそうさまでした。
2021年12月訪問
名古屋の知り合いから「味仙」の矢場店は特にジャンク感が強いということでタイミングを見計らっての訪問。
場所は味噌とんかつの「矢場とん」本店のすぐ近く。

土曜21時半に到着。
店前には物凄い人の数…
酒も入ってるのかみんなテンション高く、声もデカくて一瞬怯む。

無秩序なのでこれは名前を記入するパターンか。
店内に入ると9組待ちだがかなり大箱なので回転率もいい。
15分ほど外で待って店内へ。
1人だけどテーブル席へ通され、相席となった。
店内かなり賑やか。大衆中華屋と言った感じで割と大きな声を出さないと会話通じなさそう。
大陸系の店員さんは調理場に向かって拡声器でオーダーしてるカオス空間。
これが本場の味仙か…絶対働きたくねぇ。
三階建てで300席じゃ厨房は戦争だ。

メニュー数が半端じゃない。
焼肉のあとという事で〆の台湾ラーメンを。
その前に定番のキリンクラシックラガーで水分補給。
ビール 635円
台湾ラーメン 745円
丼のサイズが思ったより小さい。
一瞬ミニラーメンかと思ったがこんなものなんだ。
だいぶ粗くカットされたニンニク、大量の唐辛子、挽肉、ニラ。液体油もわりと多く悪魔的な見た目。
こりゃ確かに酔っ払ってたら食欲刺激しまくりなビジュアルだ。
ムラついてる時にちょうど目の前にAV女優がいる様な感覚だよ。
見た目通りなかなかのオイリー感。
一口飲んだ瞬間、物凄い唐辛子とニンニクのダブル攻め。
鶏ガラだろうがスープ本来の味わいとかそんなのわかんないくらい。
上品に食うことなかれ。野蛮に食えということか。
ちなみにこちら矢場店はスープと台湾ミンチを一緒に煮込んでるため他店より濃厚らしい。
麺は加水率少なめのやや硬めタイプ。
たっぷりと唐辛子、ニンニクを絡めてリフト。
辛さが思ったより強くてとにかくエッヂが効きまくり。正直これが旨いのかどうか自分にはわからない。だって口が麻痺ってるんだもん。
けど気づけば麺完食。無心で食べてました。
残った挽肉をスープと一緒に。
あぁ、病みつきになる…
これが味仙か。今日は歯よく磨かなきゃな。
ごちそうさまでした!
店舗情報
住所:愛知県名古屋市中区大須3丁目6-3 味仙ビル
アクセス:地下鉄 名城線 矢場町駅 4番出口より徒歩約7分
電話番号:052-238-7357
営業時間:
月〜金、祝前日:11:30~14:00(料理L.O.13:40)/17:00~翌1:00(料理L.O.翌0:30) 土・日・祝:11:30~15:00(料理L.O.14:40)/17:00~翌1:00(料理L.O.翌0:30)
定休日:不定休(無休として案内しているサイト多数)
席数・規模:250席(カウンター、円卓、テーブルあり)
喫煙・禁煙:各テーブルに灰皿設置あり(喫煙可)との情報もあり
クレジットカード・決済:クレジットカード利用可
電子マネー/QR決済:PayPay 対応との記載あり
ジャンル:台湾料理・中華料理・ラーメン(台湾ラーメンなど)
創業年:1999年8月8日
予算目安:昼 ¥501〜¥1,000、夜 ¥2,001〜¥3,000
駐車場:なし(地下「若宮パーキング」利用可との案内あり)


















コメント