「麺屋武蔵」は、1996年に新宿で創業したラーメン店で、現在では都内を中心に複数の店舗を展開しています。
その中でも「創始 麺屋武蔵(旧・新宿総本店)」は、ブランドの総本店として知られています。
特徴は動物系(鶏ガラ・豚骨)と魚介系(かつお節・煮干し)を組み合わせたWスープ。
麺は中太のストレート麺で、スープとの相性が良く、食べ応えがあります。
店舗情報
住所:東京都新宿区西新宿7-2-6 K-1ビル1階
アクセス:JR新宿駅西口より徒歩約4分、都営大江戸線「新宿西口駅」D5出口から徒歩約2分
営業時間:11:00~22:30(偶数月の第1月曜日は20:00閉店)
定休日:無休
座席数:19席(カウンター席のみ)
支払い方法:クレジットカード(VISA、Mastercard、Amex、Diners、JCB)、QRコード決済(PayPay)対応
電話番号:03-3363-4634
2024年6月4日訪問
久々に新宿の「創始 麺屋武蔵」へ。
平日13時で空席あり。とは言っても次から次へとお客さんはやってくる。
みんな今や武蔵来れば「つけ麺」を頼むが、始まりは「ラーメン」だったはず。
タッチパネルはクレジット払いも可能なのがいい。
大盛は無料。
・ら〜麺 こってり 990円
しかしビックリするほどスープが熱い。
そして塩味が強い。これは一口目から「強い」と感じました。
鰹や煮干しなどの魚介に豚骨などの動物系が合わさったWスープ。少し動物系による獣感を感じます。
正直言うと20年前の味とはまるで別物です。
まぁ仕方がない、作ってる人が違うのだから。
それが悪いと言うわけじゃなくてこれがいまの武蔵の味というだけのことだ。
麺は多加水の太もち麺。チュルっと舌触り良し。
昔は普通のチャーシューだったけど角煮。こりゃうんまいです。
けど昔のあのチャーシューも食べたいな。
よって昔の味を求めに来る店ではなくなった。
さて、この新たな武蔵の味を求めてくる日がくるか。
2020年9月訪問
高校生一年生の頃に初めて新宿の麺屋武蔵のラーメンを食べてカルチャーショックを受けた。確か今から18年位前だと思う。
出汁を意識し始めたのは紛れもなくこの店がきっかけだ。
当時は他のラーメン屋では使ってなかった「サンマ節」を使用し唯一無二の味であったが時代と共にやがて二番煎じの店が増え、オンリーワンを目指す武蔵は2011年頃からサンマ節を封印してしまう。
以来、たまに訪れる程度だったが来る度に味が変わる印象があったのは常に味の改良していたからだそうだ。
96年組として時代を引っ張ってきた武蔵も7月20日に休業。
そんなある時、8/21に武蔵が復活するという情報が入ってきた。
しかも店名を「麺屋武蔵 新宿総本店」から「創始 麺屋武蔵」に改名。
そしてなんと創業当時に使用していた「サンマ節」を復活させたという。
この決断に並々ならぬ想いを察した私はすぐに新宿西口へと向かったのであった。
リニューアルに伴い看板が新しくなっている。
カッコイイな。
魚介系と動物系の二刀流という意味で宮本武蔵をイメージしたデザイン。
思えば全国にWスープが定着したのはこの店の功績が大きかったかな?山田さん。
今回は取材という事で特別にオープン前にお邪魔させてもらい調理工程を動画で撮影させてもらった。
よかったら私のYouTubeチャンネルをご覧ください。(相変わらず麺切りは迫力がありました)
現在、カウンターは敷居が設けられ、消毒ジェルが置かれている。
ではラーメンが出来上がった様なので渾身の一杯をいただきます。
武蔵ら〜麺 あっさり 1,180円
もうね、盛り付け綺麗すぎ。ついつい見とれてしまう…
武蔵ら〜麺はチャーシュー、角煮、半熟玉子、メンマ、青ネギ、海苔。
各具材がしっかりと存在感を発しブラウンのスープに浸る。
スープを一口飲んだ瞬間、口の中にサンマの風味がフワッと広がる。あぁ、懐かしい…
ベースは鶏ガラ、豚骨などの動物系に、煮干し、鰹節などの魚介系を合わせたWスープ。
サンマの要素が加わるだけでこうも味に深みが出るのか。これはサンマに造形が深い日本人ならではの感覚か。
まったりとしたオイリーさを感じながら奥に重厚な出汁を感じコクのある醤油を楽しむ。
麺は平打ちの太麺。
ツルツルモチモチで加水率は高め。
この麺の加水率は昔から比べると高くなってる様に思う。
いまや武蔵ではお馴染みの角煮。
味しみ、柔らかさ完璧。クオリティ高すぎる。
こちりはしっとりチャーシュー
みっちりとしたきめ細かな肉質。
具材の豊富さ、各素材のクオリティの高さ、全くダレることはない。
だが1つ思うことは、「創業当時の味に戻った」とは思わない。
そもそも創業当時のメンバーが作ってるわけでもないのであの頃の味に戻るわけがない。
それよりも創業当時に使っていたサンマ節を使い、さらに進化した全く新たな麺屋武蔵になったという印象だ。
ここから新たに再出発した武蔵が今後どのように進化していくのか非常に楽しみである。ごちそうさまでした!
2019年9月訪問
21時ごろ到着で外待ちはなし。
店の隣で外国人が一人で踊っていたけどなんなんだ。
客寄せパンダじゃあるまいし奥の方で踊れよ。
店内に入ると2、3の空席あり。やはりこの時間でも人気だ。外国人率は高め。
そう言えば2年前に台湾に行った時にも麺屋 武蔵の支店を発見したから海外でも有名なんだね。
おそらくガイドブックにも載っているんだろう。
食券機をみると日本語と英語表記になっている。完全に観光客を意識している。
そしてこれは武蔵全店に言えることだがメニューはほとんどが1,000円超え。
いつしか新宿店までつけ麺推しになっている。
好きでよく来ていた15年くらい前の新宿店はラーメン推しだった様な…
食券を店員に渡すと並盛りか大盛りか聞かれる。時間も時間なので並盛りにしとく。
武蔵らーめん 1,150円
1,000円超えるだけあって具沢山。
海苔、角煮、味玉、メンマ、ネギ。
角煮の主張がハンパじゃない。
そして見るからにスペック高そう。
スープは鶏ガラ、豚骨などの動物系、鰹節、煮干しなどの魚介系のWスープ。
Wスープなので二刀流の「武蔵」。
このスープは5年位前に来た時より甘みは控えめになっており初期のシャープだけど深みのあるものに戻っている。
メンマは細くコリコリ。半熟玉子も申し分なし。
麺は平打ちの太麺。並盛りだけど十分な量。
昔の麺と違うような…こんなにツルツルだったかな。少し加水率上げたかな?
気のせいか?
角煮は箸で崩れるほど柔らかくほんのり甘い味付け。
この角煮も昔はデフォのラーメンに入ってなかったのにいつしか定番となっている。
これはこれで美味しいんだけどこれでだいぶ金額高くなってるのかな。
やはり15年位前に来た時は随分と衝撃を受けたんだけど時代の変化なのか特に目新しいものではなくなった。
全体的なクオリティは高め。
だけど15年前と印象が違うのは時代に対応したマイナーチェンジか。
客層もどんどんインターナショナルになっていってこれからも寄せていくんだろうな…
ごちそうさまでした!
【創始 麺屋武蔵】の動画
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