東京・新宿にあるうどん店「うどん 慎」。

新宿の喧騒を少し離れ、代々木方面へと歩く。
その途中に現れる行列。
目的はただひとつ——うどん。
ここは「うどん 慎(しん)」。
香川県でも関西でもない、東京・新宿で本物のうどんを体験できる数少ない店だ。
「うどん 慎」ってどんな店?
2011年4月、東京都渋谷区代々木にオープン。
都営新宿線「新宿駅」6番出口から徒歩約2分。
細い路地にひっそりと佇む12席のうどん専門店だ。
白木を基調とした清潔感ある店内に、カウンターと小さなテーブル。
オープンキッチンからは小麦の香りと湯気が立ち上り、目の前で麺を打つ音が聞こえてくる。
この「うどん 慎」の最大の特徴は、“打ちたて・切りたて・茹でたて”の三拍子を徹底すること。
注文が入ってから麺を打ち、切り、茹でる。
効率を一切捨て、手間を惜しまない姿勢が唯一無二の味を生み出している。
讃岐でも関西でもない、「慎」のうどん
「うどん 慎」は讃岐うどんの強いコシを持ちながらも、
関西うどんのように出汁との一体感を大切にしている。
公式サイトで店主はこう語っている。
「うどんの“コシ”と“ノビ”は相反するもの。
どちらも兼ね備えた中間のうどんを目指しています。」
打ちたて・切りたて・茹でたてという三拍子を徹底することで、もちもちと弾力がありながら、しなやかでのど越しの良い麺を実現している。
一口すすれば、粉の香りがふわりと広がり、出汁の旨味がそれを包み込む。
出汁と天ぷらの名脇役
出汁は、昆布と鰹をベースにした関西風。
いりこは使いません。だから讃岐うどんでもない。
透明感がありながら、奥行きのある旨味。
飲み干せるほどの優しさがある。
天ぷらは、サクサクで軽やか。
人気の「かしわ天ざるうどん」は、鶏天のジューシーさと麺の清らかさが一体となる。
揚げたての鶏天を出汁につけると、衣がほろっとほどけて旨味が広がる。
天ぷらの油も軽く、胃にもたれない。
最後の一口まで心地よく食べられるのが「慎」の魅力だ。
2018年9月訪問
日曜の午後6時
「うどん 慎」ではまさかの外待ち20人ほど。
うどんでこんなに並んだのは香川県以来だ。
まさか都内でこんなに並ぶことになるとは。

新宿と言えば御苑の「うどん 萬田次郎」や「切麦や 甚六」など名店が多いがこちらも常に大行列を成すお店。
外国人も並んでる(基本アジア人)。
ガイドブックみたいなのに載ってるのかな?
並んでる時に店員さんがメニューを持ってきてくれます。
メニューは分かりやすく料理の写真が載っており、ちゃんと英語と韓国語の表記もある。
うどんだから回転率もいいだろうと思っていたが全然進まない。
むしろ回転率は悪いです。
時間に余裕を持って来ましょう。
結局40分経ってようやく店内のカウンターへ通された。なかなか活気がある。
店内はかなり狭いです。

最初から冷えたつゆが用意されている。
かしわ天ざる 1,000円


盛り付けが個性的でとても綺麗。
ネジネジでキラキラしてます。

ここのうどんは「打ち立て」「切りたて」「茹でたて」。
要は作り置きはせずに注文が入ったら調理に入る。
だから時間がかかったのか…

コシはそこそこ。もっちりとした食感でみずみずしく小麦を感じます。
一つだけ言うとうどんが長い。
つゆに付けるのも一苦労でもうちょっと短くしてくれると助かります。
まぁそうするとあの綺麗なネジネジの盛り付けができなくなるんでしょうけど。

かしわ天は揚げたてで熱々。衣はサクサク。
脂身はほぼなくさっぱりしてます。
味はもともとついてるのでつゆに付けなくても充分美味しいです。

この店の特徴としてはつゆに「いりこ」を使用してないということ。
あくまで関西のうどんを意識したみたいです。
うどんは「麺が主役」。
その想いが伝わってきます。
あくまでつゆはうどんを立てるための補佐的な感じですね。
量も適量で大盛りはしなくて正解でした。
あの行列と待ち時間がなければ通いたいお店でした。
ごちそうさまでした!
【うどん 慎】の動画
店舗情報
名称:うどん 慎
住所:東京都渋谷区代々木2-20-16 相馬ビル1F
最寄駅:都営新宿線・京王新線・大江戸線「新宿駅」6番出口徒歩約2分/JR「新宿駅」南口徒歩6分
営業時間:11:00〜22:00(L.O.22:00)
※金・土曜は状況により〜23:00または24:00の場合あり
定休日:年末年始(12/30〜1/2)を除き基本無休 席数:12席(カウンター6席+テーブル数卓)
オープン年:2011年4月
支払い方法:クレジットカード・電子マネー不可の可能性あり









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