沖縄・那覇市にある沖縄そば店「OKINAWA SOBA EIBUN」。

那覇市安里にある「OKINAWA SOBA EIBUN(おきなわそば えいぶん)」は、古典的な沖縄そばから脱却したまさに「ネオ沖縄そば」の代表格。
店主・中村栄文(なかむら えいぶん)氏は、沖縄そばの既成概念を打ち破り、だし文化を次世代へと継承する若き旗手として全国のラーメン・そばファンから注目を集めている。
「OKINAWA SOBA EIBUN」ってどんな店?

同店は2016年4月27日、那覇市壺屋の一角にオープン。
「沖縄そば=観光客向けの食べ物」という時代に、中村氏は地元の若者が日常的に食べたいそばを目指して立ち上げた。
鰹節と豚骨を丁寧に合わせたスープは、伝統的な沖縄そばの出汁をベースに、ラーメン的な旨味とキレをプラス。
さらに、県産小麦を使用した中太麺は手打ちのようなコシがあり、スープの香りと見事に調和する。
外観は白壁に木目が映えるカフェのような佇まい。
沖縄そば店とは思えない洗練された空間で、地元の若者や観光客、さらには料理人たちの聖地となっている。
店主・栄文(えいぶん)氏の軌跡

店主の栄文(えいぶん)氏は岩手県出身。
2012年、たった一つの目的——
「沖縄そば屋をやるため」に沖縄へ移住した。
それから本島・離島合わせて500軒以上の沖縄そばを食べ歩き、恩納村や那覇の有名店で約4年間、麺づくりから修業。
2016年4月、壺屋に「OKINAWA SOBA EIBUN」をオープンさせた。
いまも「もっとおいしいそば」を追求して、日々研究を重ねているという。
彼のそばづくりは単なる味覚の探求ではなく、沖縄の文化そのものを掘り下げる行為に近い。
「いまだにおいしいそばを追求して日々研磨しています」
沖縄そばマメ知識
EIBUNの店内には、訪れる人の興味をかき立てる黒板が掲げられている。
そこには沖縄そばへの深い愛と知識が詰まっていた。
沖縄そばの麺
沖縄そばという名称が商品登録された際、麺に「かんすい」を使うことが定義のひとつになった。
EIBUNではこの伝統を守りつつ、より自然な風味を活かした麺づくりを実践。
保存性と食感の両立を追求している。
じゅーしー
豚肉・にんじん・ひじき・ごぼう・しいたけを炊き込んだ沖縄風の炊き込みご飯。
三枚肉
豚のバラ肉を甘辛く煮たもの。沖縄そばの王道トッピング。
本ソーキ(スペアリブ)
骨つきの豚バラ肉で、濃厚な旨味がスープと絡み合う。
2025年10月訪問
この日は平日11時に訪問。サロンメンバーが朝から記帳してくれていたらしい。ありがたい。
おかげでオープンと同時に席に案内された。

食券機はタッチパネル。
こちらでは非常に選択肢が多いので細かく自分好みにアレンジが可能なようだ。
麺はオリジナル配合の「EIBUN麺」、よもぎを練り込んだ風味豊かな「フーチーバー麺」、「生麺」、「イカスミ麺」から選択できる。

麺は半分しても値段は変わらない。これはなかなか強気な価格設定。

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・BUBUNそば 麺半分

この「BUBUNそば」は本ソーキ、三枚肉、まかない肉などが入った肉肉しいスペシャルな沖縄そば。

そば出汁は伝統の沖縄そばから逸脱させず、豚骨をじっくり弱火で8時間煮込み、一晩寝かせて旨みを抽出させ、一番出汁と合わせてある。
「旨味」と沖縄そばならではの「あっさり」とのバランスが秀逸で、最後まで飲み干せるような優しいスープに仕上げてある。

肉の旨みがそれぞれ異なるので飽きずに満たされる。

骨付きのソーキもホロホロで文句なし。

麺は古典的な沖縄そばのそれとも若干配合が異なるのかな?スープに凄くマッチしてました。
トータルバランスに優れている、まさに「刷新された沖縄そば」と言った印象。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:OKINAWA SOBA EIBUN(オキナワ ソバ エイブン)
住所:沖縄県那覇市壺屋1-5-14 電話番号:098-914-3882
最寄駅:ゆいレール「牧志駅」徒歩約8〜10分
営業時間例:11:00〜20:00(売切れ次第終了)
定休日例:毎週水曜日(変更の場合あり)
オープン日:2016年4月27日
席数・設備:カウンター・テーブル席あり。雰囲気はカフェ調で、女性・一人客も入りやすい。








