沖縄県那覇市の中心部に位置するゆいレール県庁前駅。周辺には沖縄県庁や那覇市役所、商業施設が集まり、国際通りにも歩いてアクセスできる。沖縄そばや地元の定食、沖縄料理をはじめ、観光客だけでなく地元の人々が日常的に利用する飲食店も多いエリア。
本記事では、県庁前駅から半径800mに絞って実際に訪れたランチスポットをジャンル別に紹介。沖縄ならではの郷土料理から気軽に立ち寄れる食堂まで、料理の特徴や実際に食べた印象を交えながら、それぞれの店の魅力をまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
沖縄そば
どらえもん|1989年創業、鰹出汁の効いた濃いめの宮古そば

那覇市の国際通りから一本入った雑居ビルの2階にある宮古そば専門店。
店名は創業者の子どもが当時好きだったキャラクターに由来する。宮古島出身の店主が考案した細めの平打ち麺と、鰹出汁を効かせたスープが特徴。
名物「どらえもんそば」には、ソーキ、三枚肉、テビチの3種類の肉が豪快に盛られる。
実食したソーキそばは、鰹の風味がはっきりしており、塩味もやや強め。上品にまとまった沖縄そばとは違い、しっかりとした味付けが個人的には好印象。
甘辛く煮込まれたソーキは箸でほろりと崩れるほど柔らかく、トロトロの食感がたまらない。麺に強いコシはないものの、沖縄そばは別物と考えればこれもあり。少々塩気は強いが、印象に残る一杯だった。

ステーキ
ジャッキー ステーキハウス|1953年創業、米軍統治下から続く沖縄ステーキの老舗

1953年、沖縄県嘉手納町で「ニューヨークレストラン」として創業。1961年に那覇市辻へ移転して現在の店名に改称し、2001年から那覇市西で営業を続ける。
米軍統治下の沖縄でアメリカ兵や地元客に親しまれたステーキ店で、今も開店前から行列ができるほどの人気を誇る。
名物のテンダーローインステーキは、脂身の少ないヒレ肉を使用。ナイフがスッと入り、歯でも抵抗なく噛み切れる驚くほどの柔らかさが魅力。
塩胡椒やニンニクでシンプルに味わえば、250gでも胃もたれせずペロリと食べられる。独特な薄味のスープを自分好みに調味するのも、この店ならでは。沖縄に来たら一度は訪れたい、歴史も味わえるステーキ店。

ステーキハウス88 国際通り西口店|1955年創業の老舗が受け継ぐ沖縄ステーキ

1955年、米軍統治下の那覇市辻で誕生した「Club 88」をルーツとし、1978年にステーキハウスへ転換した老舗チェーンの国際通り西口店。
脂身の少ないテンダーロインや、ほどよい脂の甘みを楽しめるリブロースなど、部位ごとに選べるステーキが中心。特製ソースやにんにく醤油などで味を変えながら楽しめる。
赤身ステーキは表面に香ばしい焼き目がつき、中は柔らかく、噛むと肉汁がじわっと広がる。和牛のような脂の甘い香りや旨味の余韻は控えめだが、重たさがなく食べやすい。
肉そのものを塩だけで味わうより、ソースやニンニクをたっぷり使って豪快に食べる、沖縄らしいステーキの楽しみ方がよく似合う。
ラーメン
登竜門|48時間熟成の自家製麺と芝麻醤香る濃厚担々麺

ASIAN DINING株式会社が運営し、代表の中田剛氏が独学でラーメン作りを研究して開いた久茂地のラーメン店。
独自配合の小麦粉を使い、製麺後48時間熟成させた自家製麺が特徴。極太麺・平打ち麺・細麺を選べ、担々麺を中心に醤油、塩、味噌、つけ麺など幅広く揃う。
担々麺は芝麻醤のコクと動物系スープのまろやかさに、わずかな酸味が重なる。塩味や辛味で押すタイプではなく、出汁の旨味を感じる穏やかな味わい。
硬めに茹でた太麺はモチモチと食べ応えがあり、ニンニクを効かせた甘めの肉味噌を溶かすことで、徐々にスープのコクが増していく。

ハンバーガー
Zooton’s 久茂地店|自家製ベーコンと粗挽きパティが豪快な沖縄バーガー

2008年2月、那覇市久茂地にBARとして創業。兵庫県出身の岡勝氏が手掛け、当初から提供していたハンバーガーが評判となり専門店へ転換した。バンズやパティ、ベーコン、BBQソースまで手作りにこだわり、食べログのハンバーガー百名店にも選出されている。
アボカド自家製ベーコンバーガーは、こんがり焼かれたサクサクのバンズが香ばしく、噛むほどに甘みが広がる。
粗挽きパティは肉々しく、自家製ベーコンは噛み切りにくいほど硬めだが、強い塩気と脂の旨味が印象的。
アボカドのまろやかさとトマトの酸味が全体をまとめ、多少の粗さはあるものの、食べ応え十分の美味しいハンバーガー。

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