東京・渋谷にある「矢場味仙 東京」。

渋谷・道玄坂の雑居ビルの一角に名古屋のソウルフード「台湾ラーメン」が待ち構えている。
名古屋では「ベトコンラーメン」と肩を並べるうま辛ソウルフードとして親しまれてきた「味仙」。
神田、新橋と東京展開してきたが、ついに若者のの街である渋谷にも支店ができた。
辛さが走り、旨味が残り、汗をかきながら箸が止まらない。
名古屋で培われた味を、そのまま渋谷で体験できるのがこの店の最大の魅力である。
「矢場味仙 東京」ってどんな店?

「味仙」の歴史はもともと、1945年に郭 宗仁氏によって開かれた台湾料理店「万福」から始まる。
その後、1962年 郭明優(カク・メイユウ)氏によって愛知県の今池に店名を変えて「味仙 今池本店」がオープン。
台湾出身である郭氏が賄い料理として作っていた激辛ミンチ入りのラーメンが看板メニューである「台湾ラーメン」として定着したのです。
その後、郭氏の兄弟たちによって名古屋各地に店舗を展開し、それぞれ独自の味を守り続けている。
そして、1999年8月、長女 黎華氏によって名古屋・大須 矢場町に「味仙 矢場店」がオープン。

こちらの店舗は「味仙」のなかでも特に辛さが強く、味が濃いジャンクな店舗として知られている。
そんな「味仙 矢場店」の東京支店として、2025年10月3日に渋谷にオープン。
ちなみに東京で展開されている「味仙」は神田の「郭 政良 味仙 東京神田西口店」と、新橋の「郭 政良 味仙 東京ニュー新橋ビル店」。


食べ比べるとわかるけど、どちらも味が全然違います。
渋谷店を任されているスタッフは、名古屋でキッチンを経験した料理人。特注コンロの強火で一気に仕上げる炒めのキレはまさに味仙そのもの。
鶏ガラと香味野菜を合わせたスープに、粗挽きの豚ミンチ、ニラ、唐辛子がガツンと主張する「台湾ラーメン」。
辛さはしっかりだが、旨味が後を引く名古屋流のバランス。辛さ調整も可能で、初見でも挑みやすい。
「台湾ラーメン」以外にも「小袋」「青菜炒め」「ニンニクチャーハン」などの定番メニューもしっかりイン。渋谷にいながらまさに「名古屋」を体験できるお店だ。
2025年12月訪問
ついに渋谷に「矢場の味仙」がやってきた。
名古屋では何店舗も味仙のラーメンを食べてきたが、矢場店は辛さも強く、ニンニクもザク切りでまさに容赦ない中毒性。
味仙は兄弟姉妹で店を仕切っており、神田の「郭 政良 味仙 東京神田店」や新橋の「郭 政良 味仙 東京ニュー新橋ビル店」にも店舗はあるものの、今回は「矢場店」の系列ということで満を持して渋谷に上陸。
平日の昼飲み一時に到着。女性店員が外におり、2階へ誘導。人件費かかってるなぁ。
狭目のエレベーターを抜けると、狭目の2階の店内。

店内からはセルリアンタワーが見えます。ついにここにも味仙が。と感情的になってる場合ではない。
店はまぁまぁ狭く、長居する感じではない。やはり家賃的に名古屋のあの規模の店の感じは厳しいか。


メニューを見ると、あれ?矢場店の半分以下のメニュー数?
だいぶ縮小されたメニュー構成でちょいとテンションが下がる。
なんで?本場を知ってる者からするとかなり規模が小さくなってますやん。
・ニラ玉子炒め 1,200円

しっかり火が入った全く繊細じゃない玉子。
正直、これで1,200円は高い。
美味しいは美味しいんですけど、これに千円台は流石に高いなぁ。半額の600円でこれより美味しい店たくさん知ってる。
・酢豚 1,350円

甘味、酸味、辛さとまるでタイ料理の様な味覚の酢豚。旨味の輪郭はわかりやすく、酒が進みます。
しかし辛さより化学調味料の化学的な味の強さが先行します。
・台湾ラーメン エイリアン 930円

矢場店でもオーダー済みのエイリアン。
あ、味仙では辛さのレベルに応じて呼び名が変わります。
辛さの順番は下記。
アメリカン
↓
台湾ラーメン
↓
イタリアン
↓
メキシカン
↓
アフリカン
↓
エイリアン

こちらは最上級で、大量の唐辛子が乗ってます。
流石に刺すような辛さ。

美味しいかどうかと言われると疑問だが、ニンニク、唐辛子、ニラという味仙が生み出した旨味の構成要素は現在。

矢場味仙の様にニンニクのカットはだいぶ粗い。矢場味仙はこのニンニクなんだよ。

旨味調味料ならではの中毒的美味さ。

4名のシェアだったのでなんとか完食。美味しく食べるなら、メキシカンくらいまでか。
渋谷にこれができたのはなんか幅が広がりますね。
また機会があればお邪魔します。ごちそうさまでした。
渋谷周辺の旨辛グルメ3選



自宅で30分で味仙が作れる動画
店舗情報
名称: 矢場味仙 東京
住所: 東京都渋谷区道玄坂1-17-7 いちのビル 1F・2F
最寄駅: 渋谷駅徒歩7分/神泉駅徒歩7分
営業時間:
11:00〜15:00(L.O.14:30)
17:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日: なし
席数: 30席
個室: 無
貸切: 不可
禁煙・喫煙: 全席禁煙
駐車場: 無(近隣にコインパーキングあり)
支払い方法:
カード可(VISA / Master / JCB / AMEX / Diners / UnionPay)
電子マネー可(Suica、nanaco、WAON、楽天Edy ほか)
QRコード決済可(PayPay / d払い / 楽天ペイ / au PAY / Alipay / WeChat Pay)
利用シーン: 家族・子連れ(乳児可/未就学児可/小学生可、ベビーカー入店可)
ホームページ: https://yabamisen.jp/
オープン日: 2025年10月3日







