東京・銀座にある「日本焼肉はせ川 別亭 銀座店」。
日本焼肉はせ川 別亭 銀座店――和牛を極めるモダン焼肉フルコースのすべて
「はせ川」の名を冠しながら、銀座一等地で「肉割烹」を標榜する日本焼肉はせ川 別亭 銀座店。
高級感あふれる店内と和牛尽くしのコース構成は、「焼肉」の枠を超えた新境地を切り拓いている。
銀座では「江戸焼肉」などの「うしみつグループ」や、「肉割烹 上」などの「うしごろグループ」、「まとい銀座」などハイクラス焼肉・肉割烹の競合が多数。
銀座駅徒歩4分、隠れ家モダン空間
場所は銀座駅B2出口より徒歩4分ほどのビルの四階に位置する。
全国にある「はせ川」グループの一つ。
焼肉以外にも寿司部門など店舗があり、こちら銀座別館はそのなかでも一番の高価格帯。
和牛を中心とした肉割烹のようなコースだが、あくまで「焼肉」をうたっている。
ビル4階のワンフロアを貸し切った店内は、壁面から器、グラスに至るまでブラック&ゴールドで統一。
入口をくぐると、まず出迎えるのは厳選和牛を映す大理石カウンターだ。一枚板のテーブルが並ぶ完全個室も用意され、プライベートな会食や接待に最適なモダン空間。
照明は柔らかく、肉の色も美しく映える設計になっており、まさにザ・銀座的なお店。
コースは目安として1ヶ月に一回変わるが、明日来てもある程度は違うものを出してくれる融通さがある。
和牛×ワインペアリングの妙
同店では、コースごとにペアリングワインをグラス3~4杯で用意。
赤ワインはブルゴーニュ中心、白はシャルドネやソーヴィニヨン・ブランを厳選。
〆のすき焼きやデザートにはやや甘口のヴィンテージシャンパンも登場する。
料理の進行に合わせ、スタッフがタイミングよくサーブしてくれるため、肉の余韻がワインで高められる至福のマリアージュを体験できる。
実食レビュー 2025年1月訪問
・小吸物
海老芋の擦り流し。
下には角切りの海老芋も入っており、まずは優しい味わいで胃を温める。
そうそう、海老芋は食感も好きだからこうして入れてくれるのは嬉しいです。
・先付
黒鮑と神戸牛のリゾット仕立て。
変わった組合せだけど季節によってこの組合せは変えてるそう。融点の低い牛肉はタルタルにしてあり蕩けていきます。それらをオセトラキャビアの塩味、黒鮑の旨味と合わせて。
金粉はいる?チープに見えるのでない方が絶対いいと思います。
タンとハラミは神谷商店から。
・お造り
兵庫の川岸畜産の37ヶ月肥育の神戸牛サーロインの刺身。舌触り凄くよく、余韻もあります。
肉はやっぱ刺身だよねぇと思わせてくれる。
とうがらしはロースターの上に炭を置き、炭火で焼くのが面白い。
こちらは三重の松阪牛のとうがらしを叩きにして。
・冷野菜
慈姑煎餅と早採り野菜のサラダ。オリーブオイルと塩でサッパリと。
・和牛
神のタン。特製醤油を塗った。厚切りならではの食感がいい。
神のハラミ。ふくよかでジューシーな脂と生姜醤油が口内で調和する。
川岸畜産の神戸牛サーロインは片面だけパリッと焼いている。
味噌が美味く、白米と一緒に食べたかった。
・箸休め
和牛出汁の茶碗蒸し。
・逸品
薄くスライスした神のタンしゃぶしゃぶ。鰹出汁にはセルバチコ、天王寺蕪、京人参、牛蒡を入れて。
薄くしたタンの食感はサクッと良い感じです。
・揚物
三重の長太屋牧場の23ヶ月肥育の松阪牛シャトーブリアンのカツ。やっぱりサンドは欲しくなる。
・強肴
神戸牛リブロースと黒トリュフのすき焼き。
コシヒカリの土鍋ご飯とともに。ここにきてようやく炭水化物なので嬉しかった。
赤出汁、香の物。
・氷菓子
目の前で焼いてくれるどら焼きは焼きたてでふんわり。ミルクアイスにはオリーブオイルを中に入れて上からもかけてある。最後はお抹茶でコースをしめる。
お会計はワイン3杯グラスで大体約40000円ほど。
ごちそうさまでした。
店舗情報
住所: 東京都中央区銀座3-4-17 銀座オプティカ4F
アクセス: 東京メトロ銀座線「銀座駅」A9出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」5番出口より徒歩3分
電話番号: 03-3528-6722
営業時間: 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日: 不定休
座席数: 20席(カウンター席あり、8名用の完全個室1室)
喫煙: 店内に喫煙スペースあり
支払い方法: クレジットカード可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners)
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