【東京・外苑前】JULIA(ジュリア)「なぜこのレストランが外国人のハートを掴むのか?」

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イノベーティブフュージョン

東京・外苑前のレストラン「JULIA」へ2年ぶりの訪問。

確か2年前はコロナ禍真っ只中でアルコール提供ができなかった時期。だから本橋さんによるアルコールペアリングも未だに経験していない。

まぁ、そんな時代もあったねと…

これはいかんということであえて2年前の同じ時期に訪問することにした。

場所は一見わかりづらいが相変わらずスタイリッシュでカッコいい外観。

19時からの一斉スタートでこの日は半分が外国人客。いつもはなんと7割なんだとか。

おかげでレストラン中で英語が飛び交っています。まるで海外にいるかの様。

必ずペアリングがついてくるおまかせコース一本。

ペアリングはアルコールかノンアルコールかを選択でき、税込サービス料込みで込みで25,000円。

ペアリング込みの料金設定って飲む人からすると嬉しいです。なのでお会計も25,000円。明朗会計であわかりやすい。

今回、2年ぶりにnaoさんの料理をいただいたが、相変わらず何料理かわからない

もはやジャンル分け自体に何の意味も持たない時代ではあるが、フレンチをベースにしつつもnaoさんの感性を遺憾なく皿に表現した完全オリジナル料理。独学だからこその発想力とでもいおうか。

そしてnaoさんの夫であり、ソムリエの本橋健一郎さんによるペアリングは全て日本ワインで統一し、naoさんの縦横無尽なスタイルの料理を補う役割。なるほど、夫婦2人で作り上げるここにしかないレストランである。

この動画をご覧になりたい方は一番下までスクロールしてご覧ください❗️

以下、いただいた料理。




・INTRODUCTION – baby corn

卵黄と沖縄のチリソースであるコーレーグースを使用したソースの上に炭火で焼いた沖縄県産のヤングコーン。

まろやかだけど、後からピリッと。自家製のほうじ茶のパウダーが香りのアクセント。

・TOMATO – horse mackerel | shiso

鯵と味噌を大葉の葉で包み、その下にはハーブの香りをつけたクスクス(小さなパスタ)。

ここに透明なトマトのエキスを入れてくれた。

脂ののった鯵と味噌の旨味、大葉や紫蘇などの香りにトマトの清涼感が加わる。しかもこのトマトは甘味のあるタイプだ。甘味はトマトからか。

・PASSION FRUIT – oyster | yogurt

鰹出汁の中でゆっくりと火を通した牡蠣。

宮城県蔵王のヨーグルトと沖縄のパッションフルーツのソース、ディルのフレイバーオイル。

牡蠣とヨーグルトの組み合わせも意外とありだな。違和感ないです。

・SEASONAL ONION – uni | sweet shrimp

新玉ねぎ、ソースは新玉ねぎのエスプーマ。

中に自家製ドライトマト、甘エビ、雲丹。

玉ねぎの甘味をベースに様々な香りや味わいを展開する。




・UNAGI EEL – arugula | red wine

炭火で焼いた鰻。

醤油と赤ワインのソースを塗って焼き上げ、下にはグレープフルーツ、ルッコラのピューレ。

うなぎの蒲焼のJULIA版とでも言おうか。

ベースはフレンチ、インプットは和食から。これがよく出た一品。

赤ワインソースに弾ける実山椒が際立っています。

・RED BREAM – young ginger | myoga ginger

金目鯛の皮目はパリッと香ばしく、身はしっとりとふっくらと。

ソースは白ワインと新生姜とピクルスで。

サイドは新生姜と茗荷のピクルス2種類。

マイルドなソースの中で新生姜の辛みが効いていてこれが凄くいいアクセント。

・全粒粉パン

茨城県の小麦を使ったパンでこれが香りがなんともいいんです。この小麦の香りでワインが進む。

・HITACHI WAGYU BEEF – narazuke | black garlic

常陸牛のサーロイン。

黒ニンニクと奈良漬けのペーストが合う。

・TOMATO – squid | saffron

フレッシュトマトと烏賊の炊き込みリゾット。

リゾットと言っても硬めのに仕上げられている。

トマトの甘み、烏賊、サフラン。

・CHEESE CAKE – ??

スペシャリテであり、見た目はシンプルなアイスなのに食べるとチーズケーキの味わい。これがやたらと旨い。

・MELON – chamomile | milk

カモミールのブランマンジェと牛乳のコンフィチュール、フレッシュメロンとメロンのアイスクリーム。

・CURTAIN CALL – end of the dinner

お会計25,000円。

この店になぜこんなにも海外のお客さんがやってくるのか?

日本のワインや、食材、本橋さん達による茨城愛。

側はスタイリッシュだが、そこには日本人としての誇りと温かみが感じられるからかもしれない。

そうそう、僕はカッコいいだけの料理に何の興味もない。やっぱり作り手の想いや人間味が皿に乗ってないと嫌なんだと改めて思った次第であります。ごちそうさまでした。

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