広島県宮島にあるあなごめし専門店「ふじたや」。
広島県廿日市市・宮島の路地裏に佇む「あなごめし ふじたや」は、創業明治43年(1910年)以来、穴子飯一筋に110年以上の歴史を刻む老舗中の老舗。
世界文化遺産・嚴島神社から徒歩5分ほどの木造建物で、注文を受けてから焼き、蒸しあげる“焼きたて・炊きたて”のあなごめしこそが名物。
ミシュランガイド広島・愛媛2018特別版で唯一の一つ星を獲得した実力派として、国内外の食通を魅了し続けている。
創業から受け継がれる伝統技法
「ふじたや」は1910年(明治43年)に割烹料理店として創業。その後40年ほど前から穴子飯専門店に転身し、以降「あなごめし一筋」を貫いてきた。
創業当初からの継ぎ足しタレは、砂糖や醤油の割合が絶妙に調整され、甘すぎずあっさりとしたキレのある味わいが特徴。毎朝、天然国産穴子をその日の分だけ仕入れ、注文後に備長炭で香ばしく焼き上げることで、表面はパリッと香ばしく、中はふんわりと仕上がる
ミシュラン一つ星の味わい
ミシュランガイド掲載店として評価されたポイントは、「地元食材へのこだわり」と「提供タイミングの完璧さ」。器にご飯を盛り、焼きたて穴子を載せた後、そのまま蒸し工程に入るため、最後の一口まで熱々の状態で味わえる点が高く評価された。
また、ミシュラン星付き店でありながら、築地仕込みの敷居の高さを感じさせず、素朴で温かみあるおもてなしが地元客や観光客に愛される理由の一つだ。
実食レビュー 2018年5月訪問
宮島名物あなご飯を食べにフェリーに乗って再び宮島へ。
お店の名前は「ふじたや」です。
このお店、宮島で唯一のミシュラン1つ星獲得店だそうで週末なんかは物凄い待ち。
そんな店にGWに行くという勇気。
宮島に到着し15分程歩く。
途中お店が立ち並んでおり景観も美しい。
10時15分に店着。周りは民家などが立ち並ぶ割と静かめな所。
そしたら既に26番待ち…
オープンは11時だというのに。
名前を記載して外の椅子に座る。続々と人がやってくる。
11時になりオープン。
この時点で待ちは60組を超える。
みなさん、絶対にオープン前に来るようにしましょう。
シカも店を横切る。なんてのどかなんだ。
店の人から名前を次々と呼ばれる。
この時にいないと並び直しになってしまうから恐ろしい。
宮島にはたくさんあなご飯のお店があるがほとんどは海外産。だけどこの「ふじたや」では国産を使用。
12時10分にようやく入店。
なんと名前をかいてから約2時間…
相席でなく座敷でよかった。小さい子供がいると食事も一苦労。
メニューはこんな感じ。
あなごめし 2,500円を注文。
ビール飲みたかったがこの後運転なのでひかえる。
それから待つこと30分。ようやく料理が出て来た。
この蓋を空ける瞬間が好き。何事もファーストタッチは大事である。
いざ、オープン。
ほぅ、こんな感じなのか。カッティングされたあなごがびっしり敷き詰められている。
器はかなり熱々で火傷しそうだ。
お吸い物も。
あ、帆立だ。
全貌。
穴子自体が非常に身が締まっているという印象。パリッとして、味わいとしては結構淡泊です。
脂がのってるウナギとも、当然炊いてるわけじゃないからお寿司屋のフワフワのあなごとは全然違いますな。
タレ自体は薄味で穴子本来の味をたっぷり堪能できる。サッとくぐらせたくらいだろうか。
このくらいあっさりしてる方が好きだ。
ご飯の量はさほど多くないが穴子はかなり多く感じる。
脂があまりのってない分、タレで最後まで頑張る感じです。
あっという間に完食。
待ち時間2時間、食事時間15分。お疲れ!自分。
店舗情報
- 住所:広島県廿日市市宮島町125-2
- 電話:0829-44-0151
- 営業時間:11:00~17:00(L.O.16:00)※売り切れ次第閉店
- 定休日:不定休
- 席数:座敷・カウンター合わせ約25席。座敷個室(10名)あり
- 駐車場:専用2台
- 予算:あなごめし3,000円前後
アクセス・待ち時間対策
- 宮島桟橋から徒歩約5分。町屋通りから紅葉谷公園方面へ向かう路地沿い。
- 混雑日に訪れる場合は、整理券配布状況を店舗に問い合わせるか、参拝・散策で待ち時間を有効活用するのがおすすめ
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