東京・三越前のイタリアンレストラン「ムレーナ」。

オープンは2024年10月29日。
予約はtablecheckからのみ。
コースは13,200円税込で21時からはアラカルト対応で営業だが、
店内はカウンター6席でシェフのワンオペ。だからアラカルト営業はその日のシェフの気分次第。
シェフ: 溝口真哉さん

「アカーチェ」「フィオッキ」、サローネグループなどを経て、渡伊。
帰国後に滋賀の有名精肉店「サカエヤ」のレストラン「セジール」の二代目シェフを務め、2024年10月に同店をオープンさせる。

なので扱うお肉もサカエヤから。
こちらはイタリア各地の郷土料理をコース仕立てでいただけるお店。
だから出てくる料理は全部茶色とか黄色とか。シェフ曰く「インスタ映えクソ喰らえ」。最高です。大賛成。
料理はどれもドンピシャ。多分レストラン料理に慣れてる人だとあまりに地味。だけど滋味溢れる料理は現地の本場スタイル。
こちらはワンオペだからサービス料はなし。むしろ自分たちでワインセラーからワインをとって抜栓する。ワインボトルの裏には値段が記載され、ほぼ原価だという…
あまり儲ける気がないのかな?
2025年5月訪問
・ジャガイモのスープ

芋、燻製した生ハム、発酵キャベツを使ったアルト・アディジェ地方の伝統的な暖かなスープ。
穏やかな芋の味わいに発酵キャベツの酸味が気持ちいい。
味わっていくと北イタリアの牧歌的な風景がみえるようだ。
・前菜3種

右からモリーゼ州のパンパネッラ。まさかここでパンパネッラが食べられるとは。
唐辛子やニンニクを豚肉にまぶしてオーブンで焼いた肉料理。まさに旨辛です。
真ん中はリグーリア州のトリッパ。
左はトスカーナ州の家庭料理のコロッケ的なもの。この前菜でイタリアを小旅行。
・豚の牛乳煮込み

「マイアーレ・アル・ラッテ」というエミリア・ロマーニャで豚肉と牛乳を煮込んだ家庭料理。
豚肉の旨味と牛乳のまろやかなコクが融合した優しい味わい。めちゃうまです。
・十勝若牛とキタノアカウシ

サカエヤの2種の牛肉を使ったメインの一皿のテンションの高さよ。
繊細で柔らかな「十勝若牛」と、歯応えありしっかりとした赤身の旨味が色濃い「キタノあか牛」。
肉だけじゃなく複数の農園から仕入れた野菜も実にハイテンションで旨い。
・ウンブリチェッリ

ウンブリア州の「ウンブリチェッリ」。これはピチと同じものでうどんのようなもっちりとした麺。濃厚なマッシュルームのラグーソースが絡む。この不思議な食感に酔いしれる。
・セミフレッド

アーモンドキャラメリゼにグラッパをかければ芳醇な香りが絡み合う。


実に素晴らしかった。最近特に郷土料理にハマって僕にはドンピシャ過ぎる店だった。何よりシェフは金儲けの匂いがしない。純粋に料理が好きな感じがしてこちらも嬉しくなってくる。
料理に向き合う人なら必ず刺さる店だろう。
お会計はワインを3本みんなでシェアして2万アンダー。安いよ!ごちそうさまでした。
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