【東京・日向和田】Ramen FeeL「飯田商店イズムを受け継ぐ一杯」

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ラーメン

東京・青梅市にあるラーメン店「Ramen FeeL」。

オープンは2021年2月28日。

立川から青梅駅まで30分、そこから奥多摩行きに乗り換え、ようやくたどり着いた日向和田駅。

さらに駅からは徒歩15分というなかなかハードな場所にございます。

「東京には自然がない」とか言う地方民に見せてあげたいこの風景。

駅前にはコンビニすらありません。




木のぬくもり感じられる店内。

まずはビールで喉を潤す。ジョッキグラスもキンキンです。あぁ、生き返る。

店主 : 渡邊大介さん

いまや日本一と呼び声の高い神奈川・湯河原の「らぁ麺 飯田商店」で修行し、公式に独立を認められた方。

聞くと「つけ麺博」のヘルプとして飯田商店で仕事をした時に、親方の徹底した仕事ぶりに感動したことがきっかけで修行に入ったようです。

地元が埼玉の入間で、アメリカに行ってる間に家族が青梅に引越したことでこの辺りが自然もあってなんとなく落ち着くという理由で出店。

一つ言っていい?遠い…泣

食券機はなく後払い。さて、醤油か塩か。

無理無理、選べない。ならば2杯頼もうか。

・雲呑入り塩らぁ麺 1,550円

ローストした黒さつま鶏、チャーシュー、海老雲呑、三つ葉、柚子。

表層の鶏油が艶かしく輝き、名古屋コーチン、黒さつま鶏、比内地鶏などの地鶏100%を使った超贅沢スープは鶏の旨味に満ち溢れている。

このスープ、めちゃ原価がかかってるんだろうなぁ。焼き鳥屋だって3種類も地鶏使わないよ。

地鶏によるしっかりとした旨味の土台に、柚子や三つ葉などの香りによって、飲み進めていく毎に表情が変わっていく。

淡麗で繊細ではあるが、ラーメンとしての確固たる旨味があるので物足りなさは皆無。

自家製の丸っこい麺はふわりとしてまるで絹のような舌触りに驚かされる。柔らかいがコシはちゃんとある。

この黒さつま鶏、皮はパリッと、肉は地鶏なのに柔らかく、旨味に富んでいる。もはや焼き鳥屋の仕事じゃん。

もう一枚の低温調理チャーシューは埼玉県の香り豚。ふわっふわで柔らかく味が抜けてない。

一つも気になる点はなく、全てにおいて非の打ち所がない一杯だ。

・醤油らぁ麺 1,200円

チャーシュー薄切りと厚切りの二種類、三つ葉、葱、メンマ。

鶏油の妖艶さがのったスープは醤油による酸味とコクが地鶏の分厚い旨みとしっかり抱き合っている。

ふくよかなんだけどスッとキレがある。このバランスが実に素晴らしい。

こちらも舌が悦ぶ滑らなのか。

醤油の方が小麦の風味を強く感じる。聞くと塩と醤油で若干麺を変えてるようです。細かい仕事がこんなに明確に活きてくるとは。

このチャーシューには特に感動した。シキンボと呼ばれるぶいはこんなに分厚いのにとても柔らかく、旨みが濃厚。

醤油も間違いなく強烈に味蕾に残る一杯だった。




食べ終わったあとにそれぞれの麺を見せてもらった。

塩ラーメンの麺(左)は丸っこく、醤油ラーメンの麺(右)は四角くなっている。醤油は味が強いので少しでも小麦の香りを残しているそうだ。

通りで醤油の方が麺の香りを感じられたわけだ。

香り、食感、味わい、見た目。

一つ一つの仕事がめちゃ丁寧で、ポイントが随所に設けられており、全く食べ飽きることがない。

もはや一杯にドラマがあると言っても過言ではない。久々にシビれるラーメンを食べた。

ほたて日和然り、最近ラーメンで感動させられることが多い。ごちそうさまでした。

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