東京・長原にあるイタリアンレストラン「matilda」。

旬の食材を使った本格イタリアンを、カジュアルに楽しめるレストラン。
長原駅で降り、徒歩3分ほどで到着。
店名の由来は町田シェフが修行先で「マチルダ」と呼ばれてたため、そのまま屋号にしたとのこと。
店内はカウンター6席+小さなテーブルだけのコンパクト仕様。木の温もりと優しい照明が居心地抜群。
2025年7月訪問
長原というと焼肉屋の「炭火焼肉 本牧亭」で最近来たな。
都内イタリアンで10年修業したシェフによるおまかせコース8,500円。アラカルトも対応。
今日は六本木の「白土」シェフも一緒。
続いてはグラスワインおまかせ5杯セット(6,000円)。
ナチュールの37ワインズがどれも雑味なくめちゃ飲みやすかった。
以外、いただいた料理。
イカのポルペッティ ロメスコソース
ミンチ状のイカをつないだものに、スペインのロメスコソース。
ニンニクは不使用。イカの旨味にアーモンドのまろかさとローストした香ばしさやトマトペーストとパプリカの旨味が重なる。まさに泡が欲しくなる味覚です。
カルパッチョ盛り合わせ
今日は徳島の白甘鯛と千葉の太刀魚。
シラカワは一週間熟成で旨味が最大限にまわっています。スダチとオリーブオイルでさっぱりと。
太刀魚は皮目を香ばしく炙り、シブレットとミョウガがいいアクセントになる。
ここでフォカッチャ投入。加水率85%の分厚いやつがフワフワで軽いから、ペロッといける。マルドンの塩がまたいい。
佐渡キジハタ・天使エビのヴィポーレ
浅利と海老出汁の蒸し煮。1週間寝かせたキジハタにニューカレドニアの天使の海老の濃厚さと甘味。
この海老はニューカレドニアの名物で生で食べれる海老として有名。
浜名湖ウナギ炭火焼き グリーンソース
炭火の地焼きによるウナギは香ばしく、皮はパリパリ、中はトロトロ。
ソースは鎌倉のトランペットズッキーニ&オクラで粘りでうなぎに絡める仕掛け。
愛知イチジク・ストラッチャテッラチーズ・自家製サラミ
イチジクはホワイトバルサミコの香りで甘味がさらに引き立ってます。自家製サラミの塩味、イチジクの甘味、そしてチーズのまろやかさの三位一体。
スペイン産ガリシア栗豚ロース・自家製ハンバーグ炭火焼き
炭火の香りがふわっと肉肉しい歯応えしっかりとした自家製ハンバーグ。添えられたアスパラソヴァージュがシャキシャキで爽やかだ。
融点の低いガリシア栗豚と胡椒ペーストとの相性もいい。
パスタ三種
カチャペペ
チーズにギャバンとカンボジアの黒胡椒の香りがガツンとしてバランスがいい。
厚岸カキのサフラン魚介トマトソース
タリアテッレも手打ち。
小粒だけどカキは旨みが凝縮され、ソースは魚介の旨みたっぷりなのに味付け軽やか。
和歌山釜揚げシラスのオクラカラスミ
オクラのとろみでシラスとカラスミが絡みつき、あっさりとしながら旨味もストレートに。
ペアリング&追加ワイン
お会計はなんと19,000円。これだけ飲んでるのに。
料理は「素材を活かす」という定番フレーズだが、どれもシンプルに旨くて丁寧に素材の良さを引き出されている。
このコース値段なのにフォッカチャは手作り、タリアテッレも手打ち、何から何まで手がかけられていてそれがコース値段に直結している。
つまり町田シェフの汗と努力がこのコース値段を実現し、満足度も上げているのがよく伝わる。
コスパという言葉は食べ手の一方通行な言葉だから好きじゃわないが、あえていうならば間違いなくコスパ最強。
また来ます。ごちそうさまでした。
店舗情報
所在地:東京都大田区上池台1-17-2 ハイツ上池103 電話番号:03-6425-6280
アクセス:東急池上線・長原駅出口より徒歩約3分(約82 m)
席数:カウンター6席+テーブル席(合計12席程度)※貸切可(12名まで)
定休日:日曜日
営業時間:
火~金 18:00~23:00(L.O. 料理21:30/ドリンク22:30)
土 12:00~14:30(L.O. 13:00)/18:00~23:00(L.O. 21:30) ※18:00~20:00はコース利用のみ、20:00以降は空席状況によりアラカルト可