【沖縄・本部町】きしもと食堂「100年以上続く木灰そばをいただけるお店」

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ラーメン

沖縄本島の北部・本部町にある沖縄そば屋「きしもと食堂」。

常に行列のできる人気店。

創業はなんと明治38年(1905年)ということで100年以上続く老舗店。

そもそも「沖縄そば」は「そば」と言いながら蕎麦粉は使わず、小麦粉、塩、かんすいで作られている。

昔、かんすいは高価で入手しづらかったため、昭和30年頃までは代わりに木灰を使用していた。この木灰はガジュマルなどの木を燃やしてできた灰を水に浸し、そこから出た上澄み液のこと。

これをかん水の代わりにそば粉のつなぎとして使用するのが、木灰そばである。

麺は一般に太めで和風出汁を用いることもあり、その味や食感は一般的ラーメンよりはむしろうどんに近くなる。

近年まで戦後の日本本土のラーメン文化の影響を受けることのなかった沖縄県では、復帰前の1970年頃にはすでに大衆食としての沖縄そばが定着し、後に誕生する大ぶりのソーキを具にしたソーキそばは沖縄料理の定番となる。

こちらでは伝統的な木灰そばを堪能できる。




店内は一面に貼られた有名人のサイン。

メニューはシンプルに「そば大」「そば少」「じゅーしー」の3種類のみ。さて、じゅーしーとは?

・そば 小 700円+じゅーしー 300円

すごいスピードで出てきた。

じゅーしーとは三枚肉を煮込んだ時のスープで炊いた沖縄の炊き込みご飯。

肉はたくさん入っているがご飯は水分多めだ。

具材は三枚肉、蒲鉾、葱のみ。

にしても三枚肉の迫力よ。

澄んだスープは鰹と豚出汁。鰹の風味はあるがかなりあっさりで淡い印象。




平打ち麺はツルッとした舌触りで弾力はあるが、どこかぼそっと粉感を感じるもの。

本来の沖縄そばはこういうものと思えば違和感はないがはじめて沖縄そばを食べた時は???だったのが懐かしい。

問題はスープとの絡みなんだけど、合ってるのか合ってないのか自分に判断つきません。こういうもの、と思おう。

甘辛く煮た三枚肉はパサ気味のもあれば、ホロリと柔らかく食べ応えあるものも。その代わり肉の味付けに対してスープが弱い印象だ。

いずれにせよ100年以上もこの作り方でこれだけの人たちに愛されてる一杯をいただけていい経験になりました。ごちそうさまでした。

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