神奈川・向ヶ丘遊園にあるラーメン店「雪濃湯 (スールータン)」。

向ヶ丘遊園駅から徒歩数分。
ひっそりと佇みながらも、強烈な個性を放っている 「雪濃湯(スールータン)」 。
雪濃湯が他店と決定的に違うのは、濃厚なのに重くない、甘みすら感じる牛骨白湯スープ。
豚骨でも鶏白湯でもない。
牛骨をじっくり煮込んだ、ミルキーで深い味わい。
スープを口に入れた瞬間のねっとり感と香りの厚みは、ここでしか体験できない。
「雪濃湯」ってどんな店?

店のルーツは、1992年に誕生した牛骨ラーメンの名店 「醍醐麺」。
「牛骨白湯」という当時としては珍しいジャンルを武器に人気を博したが、BSE問題などの影響もあり、その後に屋号とスタイルを再構築。
その「味の系譜」を受け継ぎ、向ヶ丘遊園にて新しくスタートしたのがこの「雪濃湯」である。
醍醐麺の精神・味の方向性を継承しつつも、屋号・店舗構造・メニューすべてを刷新してオープンした形だ。
※2020年5月30日をもって閉店しています。
雪濃湯という店名の由来とは?
「雪濃湯(スールータン)」という名前は、店の象徴だった牛骨白湯スープそのものを表現した造語だ。
「雪」は白さ、「濃」はコクと厚み、「湯(タン)」は中国語でスープ。
つまり「雪のように白く、濃厚でまろやかなスープ」という意味が、そのまま屋号になっている。
牛骨白湯は日本のラーメン文化の中では珍しく、中華圏の技法に近いスタイル。
その独創性を店名で示すために、あえて中国語読みの「スールータン(Xue Nong Tang)」と名乗ったと考えられる。
この名前自体が、「雪濃湯」の唯一無二の個性を象徴している。
醍醐 650円 2018年10月訪問
向ヶ丘遊園、登戸っていうと二郎インスパイアの「蓮爾」のイメージが強いけど実は他にもラーメン屋はあるわけです。
学生時代は「蓮爾」、家系ラーメンの「大桜」、そしてこの「雪農湯」をループしてまして勝手にこの辺りの「濃厚御三家」と呼んでたり呼んでなかったり。
簡単に言うと「牛骨ラーメン」のお店です。「豚骨」でなく「牛骨」。
豚骨ラーメンの店は腐るほどあるけど牛骨ラーメンの店は結構珍しい。
本日は数年ぶりの訪問。
店名は「雪農湯」と書いて「スールータン」って読む。
平日の19時半。
客は3名。空席が目立つけど店主は明るく元気のいい接客。
割と待たずに出てきた。
醍醐 650円

パッと見、見た目は家系ラーメンだ。
ネギ、ほうれん草、チャーシュー、海苔。家系ラーメンの具材である。

スープを飲むとこれが豚骨にはない「甘み」を感じる。当然臭みもないしかなり飲みやすい。
ミルキーで優しくてほんのり甘い。
スープ一口で虜に。作るのに時間かかるんだろうな。

麺は平打ち中太麺。
硬めです。スープとの絡みもいい。
というよりスープにトロみもあるので当たり前か。

チャーシューは脂身多めだけど肉の旨味も感じられる美味しいやつ。
ちょっとおっさんには脂が多いかな。

ここはスープの旨味が一人勝ちか。
なんで家系ラーメンと同じ具材なんだろう?
あえて家系ラーメンと同じスタイルにすることで牛骨との違いを表したかったのかも。
成功ですね。ごちそうさまでした!
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