シーズン1を観て残った最大の疑問は「結局前回の1,000万円はどうなった?」である。
だけどその疑問には今回答えてくれなかった。
そのまま没収なのかな?凄いモヤモヤ。
没収だとしたら番組はノーリスクハイリターンだな…
では本題の「ドキュメンタル シーズン2」の感想を。
松本人志プレゼンツ、密室笑わせ合いサバイバル。10人の芸人たちが自腹の参加費100万円を握りしめ、芸人のプライドと優勝賞金1000万円をかけて笑わせ合う。最後まで笑わなかった者が勝ち。密室に閉じ込められた芸人が極限まで追いつめられることで生まれる本能むき出しの笑いを見逃すな!
ルール変更
シーズン1は企画が未完成すぎて尻つぼみになってしまったが今回は前回を踏まえて「ポイント制」というルールが加わった。
最後に数人残ってしまった場合、今まで笑わせた数が多い人が優勝。
正直このルールはでかい。
前回の記事で書いたが「一番面白い人を決める」という企画で「面白いのにゲラで退場」というのは成立していないと思っていた。
だから「今まで笑わせてきた人が優勝」というのは非常にシンプルだし理に適っている。
そりゃ笑わないから最後まで残って優勝されたら笑わせてきた芸人は怒ってくるよな。
前回は実はあのラストで正解だったわけだ。
あそこで全員が学んだ感はある。
このルール変更によって芸人たちは積極的に笑わせにいくようになり企画としてはかなり前向きなものになった。
ゴールデン向きなメンバー
前回と違ってゴールデンに出るような人気お笑い芸人が増えたということもあって単純に観ていて安心できる。
やはりゴールデンに出るだけあって実力があるんだなと再確認した(必ずしも全員ではないが)。
そして彼らもシーズン1を観たうえで参加しているので前回の手探り感は多少軽減されている。
ポイント制のルール変更によって最初から攻める芸人も多くかなりテンポ感はいい。
宮川大輔とフジモンは今回も出ており松本人志にハマってるんだろうなと思った。
けどさすがにフジモンの終始ニヤケ顔はいかがなものかと思う。
明らかに笑っているにも関わらずスルーされる不公平性に疑問が生じる。
フジモンは好き嫌い分かれるよな。
自分の芸は特にない。
笑わせようとしたら大して面白くない。
だけど何気ないツッコミは的確で笑ってしまう時がある。
そしてシーズン1、シーズン2通して彼を好きになれるか嫌いなままによって観ている方のストレス具合が変わってくるだろう。
宮川大輔は今回なんの爪痕も残さないまま退場。ガチ感は出ているが正直もったいないなと思う。
決着
ラスト2人の戦いは本当に凄まじかった。
着実に笑わせてきた小峠に挑むジャングルポケットの斎藤。
彼は正直これまでポイント0。
全然面白くなかったし終始手探り状態で何やっていいかわかってなかったようだ。
オッパイネタもスベリ散らしたのにも関わらず同じ事を繰り返す始末。
空気も読めておらず芸人としては致命的。
だけどタイムリミットが迫ってきてだんだんとヤケクソ気味になってきたところで本領発揮。
実際は小峠にだいぶ助けられた感があったけど。
小峠の優勝には異論はない。
一番身体を張ってきたし最後のボロボロになった姿なんてダイハードのブルースウィリスに見えしまったくらいだ。
明らかにシーズン1よりも面白くなっておりシーズン3も期待できる。
シーズン1とシーズン2通してフジモンを許せるかどうかでだいぶ面白さやストレスが変わってくると思う。そういう意味ではフジモンは存在感はある。よく悪くも。
次回はフジモンが出ないみたいだからまた雰囲気がガラッと変わる事だろう。
観たらまたレビューします。
コメント
長い道のりですが、何とかシーズン5まで見て下さい!