【映画】キャスト・アウェイ 「神経やられてるなら歯を折っただけじゃ痛みは消えないと思う」

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2000年/アメリカ映画/144分

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世界宅配便“フェデックス”の敏腕システム・エンジニアであるチャックは世界中を駆け回り、システム上の問題解決に明け暮れていた。
ある日、彼の乗った飛行機が事故を起こし無人島に漂流してしまう…


 

めちゃくちゃ今更の映画です。

最近トム・ハンクス主演の映画ばかりのレビューだけどたまたまです。

トム・ハンクスって昔からちょっと頭皮上がってるけど変わらないよね。

ずっとちょっとハゲ。

まぁどうでもいいか。好きな役者さんです。

この映画、確か公開当時に新宿の劇場へ観に行ったのを覚えてる。

2000年。さて、誰と観に行ったっけな…

監督はロバート・ゼメキスでトム・ハンクスとは「フォレスト・ガンプ」以来。

内容もいまさらで特に説明するまでもないんだけどいわゆる漂流物語です。

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時間に追われてばっかのトム・ハンクスが乗った飛行機が墜落して無人島へ不時着する。

そこでの4年間のサバイバルが主なんだけど劇中ではほぼトム・ハンクス1人で演じてる。

特に印象的なのが虫歯になり激痛に耐えられなくなったトム・ハンクスが自分で抜歯するシーン。

痛々しすぎて目を逸らしてしまいそうなほど恐ろしいシーンです…

だけどあそこまで痛がってるのならかなり深くまで神経やられてるわけで歯を折ったくらいじゃおさまらないと思うんだけど。

きっとあれからさらに虫歯とのバトルがあったのかな…

あとは話し相手がいないからといってバレーボールに話しかけてたのはなんかわかる気がしないでもない。

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やっぱり人間、「孤独」ってのが一番こたえるよね。

島を脱出する時にあのバレーボールがイカダから流れていっちゃうんだけどトム・ハンクスが泣き叫ぶシーンは思わずウルっときてしまったよ。

多分2000年当時の私は泣いてないと思う。

歳とったのかな。


 

気になった点としては四年後のシーンで大してトム・ハンクスは痩せ細っていないということ。

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あの島でまともな栄養なんて取れないはずでもっとガリガリになってないとおかしくないかな?

衛生状態だって良くないし怪我したって消毒もできやしない。

傷口からバイ菌入って壊死したりしてアウトの可能性大。

長いこといれば何かしらの病気にもなりかねないし五体満足でよくいれたな。

見たところ歯だってちゃんと綺麗に生え揃ったままだし。

ってすんません、元も子もない意見でした。

島から脱出してからも話は少し続くんだけど劇場で鑑賞した当時は「長いな」という印象だった。

「サバイバルモノなら脱出してパッと終わってくれよ」なんて単純だった私は思ったものだけど20年たって流石に成長したのかわからないがどちらかと言うとその後の人生をもっと観たくなった。

なんなら前編後編に分けて後編をガッツリその後の人生を描いてほしいくらい。

なんでかっていうと

あんな体験した後にすぐに社会に馴染めるのか?とか、

婚約までした彼女が別の男のものになってたりとか、

話を掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられそうだから。

むしろそっちメインで観たいくらい。

おそらく一生食っていけるだけの莫大な慰謝料をもらっただろうから働かなくてもいいんだろうけど果たしてトム・ハンクスはこの後の人生幸せなんだろうか?

彼女を二度と失った彼は今後何を糧に生きていくのか?

考えれば考えるほど深いです。

最後の十字の道のシーンはちょっと説教臭いかな。

荷物を渡した所でサクッと終わってるとよかった。

20年の時を経て鑑賞したらこんなにも感じるものが違うのかと思ったら色んな作品をまた観直してみようかなと思った次第であります。

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