本日はミシュラン一つ星の天ぷら屋「天婦羅 みやしろ」の2階にある「鮨 おにかい」へ。
中目黒駅より徒歩5分。
初見の人はこの外観に驚かされるだろう。
築100年の古民家を改装した隠れ家的なお店でよーく見ると小さく「おにかい」の文字が。
2019年11月のオープン以来、いまや予約が難しくなってきたようだ。
本日はこちらで貸切会。
こちらのお店、固定の大将はつけていない様でこの日は池尻大橋の「鮨 つきうだ」で月曜日に握られている坂本さんによる握り。
他にも握り手は3名いる様だ。
おまかせコース1万円のみで絶妙に手が届きやすい価格設定と一階のみやしろから揚げたての海老天を海苔巻きで頂けるとあってあっという間に人気店に。
いまでは同じ中目黒に「鮨 おにかい+1」、八丁堀に今年(2021年)5月に「鮨 うらおにかい」がオープンと絶好調。
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以下、いただいた料理。
先付
生ハムと茄子のおひたしにトマトの寄せもの。
なんか中目黒っぽいというか、いきなり鮨屋らしくない小料理。
ガリ
甘さ強め。
シャリと海苔
まずはシャリと海苔だけで。
赤酢は長期熟成の赤酢に他2種類の3種類ブレンド。色は濃いが思ったよりも幾分マイルドです。
中トロ
卸は石司。身質きめ細やかでしっとりと、ちゃんと香りがあって美味い鮪。
一万って聞いてたけど鮪のクオリティ高いです。
シャリは鮪に合わせてるという事でバッチリ決まってます。
甘鯛
塩〆。もっちりと程よい脱水。煮切りは使わずスダチと。
鰯
酢〆。だけど脂ガッツリのってます。寝かせることで旨味もしっかりとまわっている。
牡丹海老
塩麴に漬け込んで寝かせてある。
全体的に塩味は強めだが海老の甘さも強い。
北寄貝
鮟肝
中に奈良漬を忍ばせ食感と味わいのアクセント。シャリ馴染みもいい。
夏野菜の土佐酢のジュレ掛け
海老天
一階の「天婦羅 みやしろ」から揚げたての海老を使った海老天巻き。
海老の甘みと甘辛のタレ、シャリの酸、海苔の香りに尻尾の香ばしさ。かなり遊んだこの店だからできるスペシャリテ。
白烏賊
包丁による甘みの主張、寝かせる事でねっとりと。
つぶ貝
鱧
湯霜して、皮目を炙り香ばしさを。
このシャリと合わせるとは勇気がいるネタかも。
鯵
脂のってて美味いと思ったらどんちっちだった。こういうガッツリ系のネタだとこのシャリと合います。上には定番の薬味でコクを。
鯖を瞬間燻製
「スローモーションで撮っていただくと映えます」と。カップルでキャッキャ言いながらね。
はい、この日は全員オッサンですけど?
鯖
スモーキーさの余韻に浸る。
醤油漬けと燻製が合うが私には少ーし味が濃いかも。
平目
昆布〆の旨味しっかりと。
鮪巻き
赤身・中トロ・大トロの醬油漬けと炙り。
シャリより鮪の方が多いから凄く喜ばれると思う。シャリもやっぱり鮪だと尚活きる。
鰻
白煮。かなり熱々です。中の柚子が爽やか。
玉子焼き
蜆のお椀
お会計は約14,000円。破格である。
全体的には少し味が濃いものもあったがそこは若い人が多いからなのかな?
勿論全てが最高級のネタではないが、基本的にはバラエティに富んでいて江戸前+遊び心を取り入れたカジュアルな鮨屋と言った印象。
これで一万ならリピーターは必ずつくだろうな。
三万で一年に一回か、一万で年に何回か訪問するか。後者をとったこちらはいまや予約困難店。ごちそうさまでした!
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