特に好きでも嫌いでもどちらでもないカレーハウスCoCo壱番屋。
でも酒をだいぶ飲んだ次の日に何故かCoCo壱のカレーを食べたくなる自分がいる。あの辛さを求めてる自分がいる。
何が魅力なのか自分でもわからないまま通い続けているのも事実。
さて、本記事ではCoCo壱について真面目に向き合ってみる。CoCo壱の魅力に少しでも気づけるように。
創業のはじまり(1970年代)
実はこのお店、最初から大企業だったわけではなく、たった1軒の喫茶店から始まりました。
創業者:宗次德二(むねつぐ とくじ)
創業年:1978年(昭和53年)
1号店:愛知県名古屋市郊外・西枇杷島
もともと宗次さんは喫茶店「バッカス」を経営していました。
その頃、奥さんがよく作っていたカレーライスが大人気になり、
「じゃあカレー専門店をやってみよう」と始めたのが CoCo壱番屋の1号店。
店名の由来
「CoCo壱番屋」=「ここが一番や!」から。
なんと「CoCo」はその語感をローマ字にしたものです。なんでローマ字にしたんだろう…
急成長とFC展開(1980〜90年代)
1980年代から本格的にフランチャイズ展開を開始。オーナー教育・品質管理を徹底し、「トッピングで自由にカスタマイズできるカレー」が大ヒットし、短期間で全国に店舗網を拡大することになります。
当時としては珍しい「オーダーメイド型ファストフード」で、他のカレー屋とは一線を画していました。
特徴的なシステム
・辛さを0〜10段階で選べる
・ごはんの量も調整できる(200g〜最大1300g)
・トッピングが豊富(チーズ、カツ、ほうれん草など)
全国チェーンから世界進出へ(2000年代)
1998年に東証一部上場(現在はプライム市場相当)し、国内店舗数を増やすだけでなく、 2004年にはハワイに進出。
ここからココイチは世界へ飛び立ちます。
海外展開の例
アメリカ(ハワイ・ロサンゼルスなど)、タイ、中国、台湾、シンガポール、イギリスなどにも出店。
海外では「Japanese Curry(ジャパニーズカレー)」として人気があり、ラーメンや寿司と並ぶ日本の外食ブランドになっています。
ハウス食品グループ入り(2015年)
2015年、CoCo壱番屋は日本の大手食品メーカーであるハウス食品グループ本社の傘下に入ったことで安定した調達網、海外展開の強化、商品開発のスピードアップが可能に。
これにより、単なるチェーン店から「グローバル外食ブランド」へと進化。
現在のCoCo壱
・日本国内:約1,200
・海外:約200店舗
・世界最大のカレーチェーンとして ギネス世界記録にも認定(2013年)
ということでココイチの基本情報はここまで。ここからは実際にココイチへ行く度に思ったことを綴っていこうと思う。
チキンカツカレー 4辛 250g+旨辛にんにく 1,238円 2025年10月訪問
気づいたら各席にタッチパネルが備わっていた。


正直言って食べたいものが明確な自分には煩わしいだけなのだがご飯の量を細かく調整できたり、わりと便利なのかも。オーダーミスもないだろうし。
デフォの300gじゃ多いし、かと言って200gだともう少し食べたい。ってことで250gと刻んでオーダーしてみた。
しかしCoCo壱って相変わらず金額いくよね。

カレーは特に中毒的になるわけでもないが万人が好む最適解。ここに旨辛にんにくをぶち込むと一気に化ける。
味の濃い福神漬けもいいアクセントになる。
これはジャパニーズカレーの一つの答えと言ってもイイのだろう。ご飯の量も250gだとちょうどいい。
そしてなんだろう、二日酔いの日に来るからなのか水が美味く感じる。

味もわりと濃いから水が進む。しかもいつもキンキンだ。
CoCo壱の魅力って水にある気がするのは気のせいかしら。
CoCo壱+旨辛にんにくは暴力的な旨さ。2024年3月訪問
CoCo壱って個性がない。
まぁ幅広い年齢層が来るチェーン店だから平均点的な味になるのは仕方がない。

メニューを見ていたら「旨辛にんにく」なるトッピングが目に入った。
あれ?フライドガーリックがメニューから消えてる。気のせいか?
と言うことで旨辛にんにくをトッピング。

いかにも辛そうな旨辛ソースにニンニクが塊で入ってる。

あ、旨い。
一気にコク深くなった。ラー油による刺激と柔らかいニンニクが深みを与え、暴力的な旨さとなる。
個性がないから如何様にもトッピングで化けるCoCo壱のカレー。トッピングや辛さを増すと一気に1,000円超えとなるCoCo壱。
戦略がうま過ぎるだろ。
大人のスパイスカレー THE ローストチキン 税込952円+5辛 1,057円 2019年5月訪問
CoCo壱は5月末迄の期間限定として「大人のスパイスカレー THE ローストチキン」を販売。
スパイスが効いたカレーはスリランカに旅行に行った際に散々食べた。
その後日本でもスパイスカレーは着々と浸透しつつあるようでついにはCoCo壱までも販売とは。
「ザ・日本のカレー」もいいけど色んなスパイスが入ったカレーはまた一味違って好きだ。
大人のスパイスカレー THE ローストチキン 882円(税込952円) + 5辛= 1,057円

スパイスはパセリ、クミン、カルダモン、唐辛子、胡椒、花椒、オレガノの7種類。
なんだか見た目も華やか。
福神漬けは春を意識してなのかはわからないがいつものものとは違いピンクで甘い味付け。
野菜の甘みが出ておりルー自体は甘めでマイルド。
だけどその後にグワッと一気に辛さがやってくる。
ただの唐辛子ではなく複数のスパイスが複雑に絡み合う。
5辛ともなるとなかなかだ。
ライス量は250g。正直この位で丁度いい。
じんわりと汗ばんでくるこの感覚、たまらない。
ニンジンや玉ねぎなどカレーの基本的な食材が入っているのはありがたい。
というかデフォのCoCo壱のカレーには基本的な食材が入ってない。
そう考えるとCoCo壱ってめちゃめちゃ原価率よくね?

野菜の甘みが出たルーとスパイスの調和がいい。
さらに特製スパイスなんかぶっかける。
口内辛さでヤられているので特製スパイスの効果はあまり感じられない。
全体を通してやはりベースはCoCo壱。
日本のカレー屋がスパイスカレーを作りました感が出てしまいいききってない感じは仕方ないか。
しかし5辛で千円超えという価格は相変わらず強気だよな。
CoCo壱シュールな検証企画⬇️















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