東京・高円寺にあるカレー店「かりい食堂」。
高円寺駅から少し歩いた住宅寄りのエリアにある「かりい食堂」。
コンセプトは「ここではないどこカレ～」を掲げ、カレーを食べて旅気分になれるような体験を提供。
店の空気感はどこか肩肘張らない雰囲気がある。
本記事はそんな「かりい食堂」に行ったありのままの感想を存分にお届けする記事となります。
「かりい食堂」ってどんな店？
高円寺の「かりい食堂」は、スパイスが効いた本格的なカレーが楽しめるお店。
店主の増川氏はスパイスカレー研究家・渡辺玲氏のカレーの学校で学び、独学も重ねた。
間借り営業を経て、2019年12月8日に同店をオープン。
店名は、間借り時代の「仮居食堂」という店名から、平仮名の「かりい食堂」という表記に変更。
90年代のカルチャー＆音楽が好きで、歌手のカヒミ・カリィさんの名前にもかけてダブルミーニングを込めている。
そんなかりい食堂の合言葉は「さあ、ここではないどこカレ～」。
カレーを食べて諸国を旅をしたようなワクワクした気持ちになれるというのがコンセプト。
カレーは定番のチキンカレーと月替わりのカレーの2種類に副菜。
あいがけ かりいセット 2,200円 2025年12月訪問
場所は高円寺駅より徒歩5分ほど。
臭旨の長浜ラーメン店「中洲屋台長浜ラーメン初代 健太 東京高円寺本店」のすぐ近くです。今日も大行列ですな。
さて、こちらはこじんまりとした可愛らしいカレー店。スパイスカレーのお店のようです。
土曜日の13時半で空席あり。
店員さんはお二人。いかにも高円寺っぽいというか、むしろ下北沢のような雰囲気がある。
はじめて来た人にはメニューはなかなか複雑。というか写真を見てもらえればわかるが、説明文が説明文になってない気がする。
要は基本のカレーが二つあって、副菜をつけるかどうかで値段が変わるようだ。
一つは定番のチキンカレーともう一つは月替わりのカレー。
全部が入った2,700円の「スペシャル かりいセット」が醍醐味なんだろうけど、カレーに2,700円は正直高いなぁ。
すでにこの日は2軒目という事もあり、選んだのは「あいがけ かりいセット 2,200円」。説明文には、
右記①と②のカリー＆ライスのセット。カリー界隈のFlippers Guitar.もしくはレノンand マッカートニー、サイモンandガーファンクル、Niceハーモニー
わかんねぇ。けど店主が音楽好きなのはわかる。
出てくるまでやや時間がかかるので時間に余裕をもって来ることを勧めます。
・あいがけ かりいセット 2,200円
右が「カーリーチキンカーリー」（Deep Spice：スパイスフル）。
左が「今月のカリー」6周年・おかげさまで羊（magical・Spiceちょいマイルド)。
真ん中にはパクチーの緑が映える。
パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、インド、日本、様々なスパイス要素をごちゃ混ぜにしたスパイス三昧のカレー。
ザラつきすらあるスパイス感、大好物です。香りは多重層で何とも言えない深みがあり、やや苦さも感じるほど。
骨付きチキンはホロホロでスプーンで崩れる煮込み感。
味付けはやや強めなので硬めに炊かれたご飯が進みます。
辛さはそこまで強くないが、ちゃんと複数のスパイスで満足させてくれます。
羊はこれまた独特の香りがあります。
多分苦手な人は苦手だろうけどこれが羊の酸化した香りと言われればスパイスたちと違和感はないように思えてきます。
具材も個性的で羊の他にハンペン・白菜・大根・人参など。
ご飯の量は多めで1,000円カレーが一度に2種類食べられると思うとそこまで高くはないんじゃないかなと思えてきた。
パクチーと一緒にいただくとまた一段香りのギアが上がります。
かなりボリューミーなのと味が強いので最後の方は濃く感じてしまったが美味しいスパイスカレーなのは間違いない。
ハシゴで来る店じゃないかもと食べながら思った次第です。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称： かりい食堂
住所： 東京都杉並区高円寺北2-39-15
最寄駅： JR中央線・総武線「高円寺駅」北口 徒歩5分
営業時間：
水 11:30〜15:00／18:00〜21:00
木 18:00〜21:00
金・土・日 11:30〜15:00
定休日： 月曜・火曜
席数： 12席（カウンター4席、テーブルあり）
支払い方法：
現金 QRコード決済可（PayPay）
※ クレジットカード不可／電子マネー不可
予算： ¥1,000〜¥1,999
備考： 全席禁煙、予約不可
オープン日： 2019年12月8日
