東京・下高井戸にあるラーメン店「中華そば ばんや」。

下高井戸駅北口を出てすぐの場所に店を構える「中華そば ばんや」。
化学調味料を使わず、昆布と魚介の旨味を静かに積み上げたスープと、国産小麦の手もみ麺で、長年地元に支持され続けてきた一軒だ。
入れ替わりが激しいラーメン業界で20年以上愛されつづけるこの店を考察していく。
「中華そば ばんや」ってどんな店?

オープンは2002年。
昆布・かつお節などの魚介の風味のあっさり醤油スープが特徴。
化学調味料や添加物を使った食材は不使用。
スープはもちろん、麺を茹でる湯、食材の下処理すべてに自然回帰水を使用。
油や麺の硬さなど好みに合わせられるのもポイント。
麺は北海道産の小麦を使った特注手もみ麺。
家族連れや地元の人に愛される、こじんまりとしたカウンター席のお店
中華そば 850円 2025年12月訪問
下高井戸といえば甲州街道沿いに関西からやってきた「煮干そば HIMAWARI」や、創作うどんで有名な「JAZZ KEIRIN(ジャズ・ケイリン)」などがある街。

こちらは下高井戸駅北口より徒歩1分の場所にある。
平日の12時半到着。満席で中で2名待ち。
店内、熱い。湿気がすごい。
これ、換気した方がいいのでは?窓も結露してるよ。

いまどき無化調で中華そば850円は安いな。
店内はU字カウンターのみで、席数は12席ほどのノリスタルジックな感じ。
店主と助手の2名。

こだわりが色々記載されている。なんだか好感持てます。
接客も丁寧です。

卓上は爪楊枝、胡椒、紙ナプキン。
ほどなくしてやってきた。
・中華そば 850円

具材はチャーシュー、穂先メンマ、挽肉、葱、海苔。

スープは物足りなさは全くない。貝による旨味も感じる。
よく無化調自慢だけして味が物足りない店があるが、「それなら化調使ってくれよ」と思う。
ここは物足りなさは全く感じません。熱々スープで食材からとった自然な旨味が舌に馴染みます。

流行りの煮干し全開や濃厚系とは、明確に距離を取っている昔ながらの醤油スープ。
沁みる。やっぱり醤油ラーメンはコレだよね。

麺は中細の縮れで手揉みらしい。
プリッとして中華麺の香りがなんともいい感じ。

豚バラチャーシューは厚く、旨味に満ちている。こういう昔ながらのラーメン屋にありがちな酸化臭もない。
これなら「ちゃーしゅーそば」もありだ。

穂先メンマも食感良く、やや酸味を感じるもの。
後半は麺を持ち上げると挽肉が絡んでくる。

なるほど、老若男女問わず人を選ばない普遍的な美味さの一杯だ。だから地元の人たちに長く愛されるのか。
化調使ってて1,000円超える店なんて数多あるなか、無化調850円でこの味が出せるって本当に企業努力だと思います。もちろん場所代もあるんだろうけど。
明大前に住んでたこともあって、「なんでもっと早く来なかったんだろう」と少し後悔。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称:中華そば ばんや
住所:東京都世田谷区松原3-29-22
最寄駅:下高井戸駅(北口 徒歩1分)
営業時間:
11:30〜16:00
18:00〜21:00
定休日:水曜日(不定休あり)
席数:11席(カウンターのみ)
支払い方法:現金のみ(カード不可/電子マネー不可/QR決済不可)
予算:〜¥999
禁煙:全席禁煙
備考:化学調味料不使用、油量・麺の硬さ調整可
オープン日:2002年








