東京・田町にあるラーメン店「豚骨醤油らーめん學虎」。

三田という街は、昼と夜でまるで表情が違う。
オフィスから学生街へ、そして飲み屋の灯りへ──風景が何層にも重なり合うように夜が深まっていく。
そんな時間帯になると、不思議と恋しくなる味がある。
しっかり濃くて、でも重すぎない一杯。
ふっと路地の奥を見ると、ぽつんと白い暖簾が揺れていた。
三田で夜を過ごした人なら、一度は吸い寄せられるように入った記憶があるはずだ。
「豚骨醤油らーめん 學虎」。
「豚骨醤油らーめん學虎」ってどんな店?
三田の夜は遅い。学生もサラリーマンも、終電近くまで人が途切れない街。
そんな路地の一角で、ふっと明かりが漏れる小さな店「豚骨醤油らーめん 學虎(がくとら)」。
暖簾をくぐると、厨房の熱気と濃厚な豚骨の香り。
カウンターだけの細長い空間に、黙々と麺をすする人たちの姿がある。
深夜でも自然と足が向いてしまう、そんな雰囲気をまとった一軒だ。
ラーメンはデフォの「学虎」の他に、角煮が入った「黒虎」、同じく角煮が入った塩味の「白虎 」、「虎つけ麺」などがある。
現在、お店は閉店し、2018年1月16日に「豚骨醤油ラーメン二代目學虎」として、田町(三田)にOPEN。
閉店は2018年4月30日。
學虎らーめん 680円 2010年12月訪問
三田といえば「ラーメン二郎」。だけどこの辺は二郎だけじゃない。

駅前にこの店がある。
・学虎らーめん 680円

具材は青ネギ、海苔、チャーシュー、メンマ。

スープは最初の一口から豚骨の厚い旨味がドンと来る。
乳化しすぎないややクリーミー系の豚骨。
醤油ダレは輪郭がはっきりしていて、キレ強め。
塩気より旨味の厚みで食わせるタイプ 。
後半は豚脂のコクが広がり、舌にまったりと残る。

麺は中細ストレートでプリッとした弾力で、噛むと小麦の甘みがじわっと出る。
スープとの絡みは強く、持ち上げが良い。
油分多めのスープでも負けない芯のある麺だ。
チャーシューはバラロールで脂身多め。
ホロッと崩れ、甘じょっぱい味付けでスープに合う。厚さがあり、食べ応えが強い。
濃厚すぎず食べ疲れはなく、しっかりと胃に寄り添う一杯で酒の後の〆にもいい。ごちそうさまでした。
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店舗情報
名称: 豚骨醤油らーめん 學虎
住所: 東京都港区芝5丁目(三田・田町エリア)
最寄駅: JR田町駅/都営三田駅
営業時間(当時): 深夜帯まで営業
定休日: 不定休
席数: カウンターのみ
予算: 700〜900円
備考: 角煮らーめんが人気






