渋谷は飲食店が密集する一方、うどんも昔ながらの店から個性を打ち出した専門店まで選択肢が広いエリアである。買い物や仕事の合間に立ち寄れる手頃な店はもちろん、料理や空間にもこだわった店が点在している。
本記事では、渋谷駅から半径800mに絞って実際に訪れたうどん店を紹介。それぞれの麺や出汁、店ごとの特徴を実食ベースでまとめていく。
※新しい店を訪問次第、随時更新する。
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麺㐂 やしま 円山町店|手打ち麺とやさしい出汁の讃岐うどん

円山町の「麺㐂 やしま 円山町店」は、1936年に香川で始まった系譜を継ぐ讃岐うどん店。
円山町店は2013年オープンで、店内で打つ手打ち麺を三日ほど熟成させ、いりこ、鰹、昆布を使った淡い関西風の出汁を合わせる。
麺は不揃いな手切りで、もちっとした弾力としなやかなコシが特徴。
生じょうゆうどんでは小麦の風味が素直に伝わり、薄味の出汁も麺を邪魔しない。注文後に揚げる天ぷらも合わせられ、渋谷で昔ながらの讃岐うどんを楽しめる。

香川一福ART|創作うどんで広げる讃岐うどんの新しい形

渋谷の「香川一福ART」は、「香川一福」が手がける創作うどんの新ブランド。
肉うどんやカレー系に加え、カルボナーラやグリーンカレーなど、讃岐うどんを土台にした個性的なメニューを揃える。麺は奇数日が細麺、偶数日が太麺と日によって変わる。
ローマ風カルボナーラうどんは、濃厚なチーズと卵のコクがしっかりあり、黒胡椒を加えると味が締まる。一方で温かいうどんはコシが弱く、水分を多く含んだ柔らかな食感。
讃岐うどんらしい強い弾力を期待すると物足りないが、創作うどんとしては分かりやすく楽しめる。

肉うどん・肉めし 甚三 渋谷本店|林SPF豚で味わう肉うどん

円山町の「肉うどん・肉めし 甚三 渋谷本店」は、2025年にオープンした讃岐うどん店。
毎朝仕込む自家製麺に、いりこを効かせた出汁を合わせ、肉には千葉県産の林SPF豚を使う。肉うどんや肉めしを中心に、天ぷらやカレーうどんも揃える。
冷たい肉かけは、いりこの風味と程よい塩気が立つつゆに、表面はやわらかく中心に粘りとコシのある麺を合わせる。
林SPF豚は赤身と脂のバランスがよく、食べ進めるほど肉の脂がつゆに溶け、コクが増していく。

おにやんま 渋谷パルコ店|いりこ出汁と伸びのある讃岐うどん

渋谷PARCO地下1階の「おにやんま 渋谷パルコ店」は、五反田本店から広がった讃岐うどん店。

香川から取り寄せた小麦粉を使う自家製麺に、いりこや昆布の旨味を効かせた澄んだ出汁を合わせる。商業施設内ながら価格は抑えめで、注文から提供まで早い。
麺は表面がつるっと滑らかで、柔らかさの中に伸びとコシがある。出汁はあっさりしながら旨味があり、冷たいぶっかけでは麺の弾力がより分かりやすい。
とり天などの天ぷらも揚げたてで、サクッと軽い衣とジューシーな肉を楽しめる。
つるとんたん UDON NOODLE Brasserie 渋谷店|渋谷の景色と楽しむ創作うどん

渋谷スクランブルスクエア13階の「つるとんたん UDON NOODLE Brasserie 渋谷店」は、大阪・宗右衛門町に本店を置く「つるとんたん」の渋谷店。
北海道産昆布や鰹節を使った出汁に、打ちたてのうどんを合わせる。顔より大きな器で提供され、麺は多くのメニューで3玉まで無料で増量できる。
定番の和風うどんだけでなく、明太子クリームやカレー、酸辣湯など創作系も豊富。
大きな窓から渋谷の街を一望でき、テーブル席やカウンターも備える。うどん専門店でありながら、季節料理や一品料理、コースまで揃い、食事から飲みまで幅広く使える。
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